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高 知 座 神 社 本 殿



   たかちにいますじんじゃほんでん



   高知県保護有形文化財 (建造物)         指定年月日 : 昭和30年 2月15日



   高知県宿毛市平田町  ・  高知座神社
         


   本社は延喜式名帖に幡多郡の三座の中に記載されているが、沿革や創建については記録資料がなく、明らかで
  はない。
   現在の本殿は覆屋の中に納められ、幣殿、拝殿ともに一連の社殿を形成している。本殿は三間社(さんげんしゃ)
  流れ造りで、屋根はこけら葺き、身舎は内陣と外陣に分かれている。
   棟礼によると、江戸時代初期この地を知行した土佐藩家老の伊賀氏が明和5年(1768)に再建したもので、象鼻
  (ぞうばな)、蟇股(かえるまた)、手挾(たばさみ)などの彫刻は江戸時代初期の様式で、豪華絢爛を極めた桃山時代の彫刻
  の面影を残している。
   応永6年(1399)在銘の鰐口(わにぐち) と天文13年(1544)の棟礼が保存されている。