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板 彫 真 言 八 祖 像


 
   いたぼりしんごんはっそぞう

 

   重要文化財 (美術工芸品 −彫刻− )       指定年月日 : 大正 3年 4月17日



   高知県室戸市元 金剛頂寺(西寺)  ・  金剛頂寺
         


   縦87.0〜89.9、横56.5〜61.6cm。
   龍猛(りゅうみょう)、龍智(りゅうち)、善無畏(ぜんむい)、金剛智(こんごうち)、一行(いちぎょう)、不空(ふくう)、恵果(けいか)のイン
  ド、中国の真言八祖の像をヒノキの長方形の板に薄肉彫りして彩色をほどこし、上下に桟(さん)を打ち付けたもので、
  各裏面にある墨書銘から嘉暦(かりゃく)2年(1327)2月10日、金剛頂寺と最御崎寺(ほつみさきじ)の別当を兼ねる法眼瀧圓
  を願主に、大仏師法眼定審(じょうしん)がつくり、金剛頂寺の塔内にとりつけられたものであることがわかる。
   定審は院派(いんは)(定朝の後継者覚助(かくじょ)の弟子、院助(いんじょ)にはじまる京都に仏所をもつ仏師の一派)の
  仏師で、中世の土佐と中央の交流がわかる。
   厚さ約1cmほどの薄い浮き彫りでありながら、みごとに立体感を表現した珍しい作例とされる。
   金剛頂寺は、四国八十八ヶ所霊場第二十六番札所である。