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要  法  寺  の  画  像


 
   ようほうじのがぞう

 

   高知県保護有形文化財 (美術工芸品 −絵画− )     指定年月日 : 平成 6年 5月20日



   高知県高知市筆山町(ひつざんちょう)  要法寺  ・  要法寺
         


   紙本著色山内康豊画像(しほんちゃくしょくやまうちやすとよがぞう) : 縦90.8cm、横44.3cm。 康豊は、初代土佐藩主山内
  一豊の弟。 画面最上部に日蓮宗特有のひげ題目「南無妙法蓮華経」を書き、その下に賛文(さんぶん)をしたためる。
   絹本著色慈仙院画像(けんぽんちゃくしょくじせんいんがぞう) : 縦77.7cm、横33.5cm。 慈仙院は康豊の妹。 上部中央
  にひげ題目を墨書する。
   絹本著色恵沾院画像(えてんいんがぞう) : 縦86.0cm、横34.9cm。 恵沾院は康豊の娘。 上部中央にひげ題目を
  はさんで弔詩(ちょうし)をしたためる。
   以上3幅、それぞれ像主の個性を巧みに描いた江戸時代の作。

   紙本著色三十番神(さんじゅうばんしん)画像 : 縦70.8cm、横38.0cm。 県内では数少ない水迹画(すいじゃくが)として
  注目される。   
   紙本著色鬼子母神(きしぼしん)画像 : 縦65.7cm、横25.9cm。 忿怒(ふんぬ)の表情の鬼形母神像。
   以上2幅とも室町時代の作。

   全5幅の県指定。