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刀 銘 豊永東虎左行秀行年五十八歳造之 /明治三年二月吉日


 
   かたな めい とよながとうこさのゆきひでぎょうねんごじゅうはっさいこれをつくる  めいじさんねんにがつきちじつ

 

   高知県保護有形文化財 (美術工芸品 −工芸品− )     指定年月日 : 昭和30年 2月15日



   高知県香南市  ・  (個人)
         


   刃の長さ68.2cm、反り1.2cm、目釘穴1個である。
   本刀は、左行秀(さのゆきひで)の最も円熟老成した明治初年の作刀(さくとう)で、明治3年廃刀(はいとう)の趨勢(すうせい) 
  が起こったこともあって、以後は彼の作品を見ない。 いわば最晩年で最後の作刀であろう。
   作刀の年と同時に年齢を切添えているので、貴重な資料といえる。