たかおかやまこふんぐんしゅつどいぶつ　（いちごうふんかんけい） 　　

 

　　　高知県保護有形文化財 （美術工芸品　−考古資料− ）　　　　　指定年月日 ： 平成 ６年 ５月２０日



　　　高知県南国市岡豊町八幡　高知県立歴史民俗資料館　　・　　高知県
　　　　　　　　　


　　　宿毛市戸内（へない）に存する2基からなる前期古墳を、高岡山古墳群と呼んでいる。
　　　一号墳は18m×19mの方墳、二号墳は径18mの円墳、内部主体はともに粘土と礫（れき）による礫槨（れっかく）である。
　　　一号墳からは、全長6cmの筒形銅器、これに伴う長さ1.9cmの鉄製舌（ぜつ）１、それに長さ30cmの鉄刀、装身具の
　　勾玉（まがたま）1、管玉（くだたま）13が出土している。
　　　これらの遺物は、県内では類例のない前期古墳の副葬品として、一括指定保護されている。