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土 佐 の 神 楽 ( 池 川 神 楽 )



    とさのかぐら (いけがわかぐら)



   重要無形民俗文化財                指定年月日 : 昭和55年 1月28日
                                          【 昭和37年1月26日 : 高知県保護無形文化財 】



   高知県吾川郡仁淀川町下土居 池川神社  ・  池川神楽保存会   (池川町は、吾川村、仁淀村と合併して、仁淀川町に)



   国指定土佐の神楽のひとつで、池川川沿いの大野、用居、桧生などの集落の秋祭りに奉納されていたものであ
  るが、過疎、氏子数の減少により現在定期的に奉納されているのは池川の池川神社で11月23日のみとなっている。
   宮祓(みやはぎ)、悪魔払い、和卓(おしき)、神迎え、二天、手草、児勤(こきん)、天岩戸、四天、長刀、山主、将軍、王神
  立神儀、太鼓鎮めの演目からなる。
   舞台天井には神宿りに相当する飾り物はないが、四方には見事な切り抜き紙が張り巡らされている。託宣をして
  いる翁神を思わせる黒翁面の古吟の舞は注目される。
   衣装は華麗であり、雅楽の冠り物である黒兜を着用するなど土佐の神楽では優雅な趣をみせている。池川の社
  職阿部家を中心に継続されてきたものであるが、その経緯については定かではない。



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