戻る

 

 
土 佐 の 神 楽 ( 安 居 神 楽 )



    とさのかぐら (やすいかぐら)



   重要無形民俗文化財                指定年月日 : 昭和55年 1月28日



   高知県吾川郡仁淀川町 河内神社・熊野神社             安居神楽保存会



   国指定土佐の神楽のひとつで、安居川沿いの集落の秋祭りに奉納される。
   寛政2年(1790)の神楽本、天保9年(1838)の古面などが神楽年代を示す確かな資料。
   伝承では隣村吾川郡吾北村(現いの町)の岡林家から伝授を受け、大屋地区の岡林家がこれを伝え、神楽組
  は古くから大屋・宮ヶ平集落で社職岡林家を中心に組織されていた。
   大正5年ごろ安居の神職安居宝定氏が伝授を受け、これらの舞人たちが保存伝承をしてきている。
   初祈り、幣舞、順の舞、悪魔払い、神迎え、猿田彦、舞出し、二天、将軍、弓、手草、折敷(おしき)、長刀、山主、
  四天、鬼神、太鼓鎮の演目がある。舞出しは、天照大神が天岩戸から出るさまを演じるもの。
   1年ごとに河内神社(12月8日)と熊野神社(12月12日)で交代に行われる。