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土 佐 の 太 刀 踊 ( 花 採 太 刀 踊 )



   とさのたちおどり (はなとりたちおどり)



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和40年 6月18日



   高知県高岡郡日高村沖名 城八幡宮  ・  花採太刀踊り保存会



   10月15日、城八幡宮秋祭りに境内で奉納される。
   嘉暦3年(1329)、沖名土岐城主別府彦九郎が八幡宮の神前に武運長久を祈願して奉納したことに始まり、その後
  天文年間(1532〜55)に悪病が流行し、村人にもこれを踊らせるようになったとの伝承がある。
   花採太刀踊の呼称は、盆の芸能花取り踊りが祭礼芸能太刀踊りへと推移過程を示すものとして留意される。
   入レ葉、シノギ、木下藤吉、マヌキ、五方、近江源氏、車太刀、鎌倉山、クヅシ、忠臣蔵、違太刀、挽葉の12通りの
  演目があり、名々歌詞が異なる。
   黒紋付きに縦縞の袴、襷(たすき)、手甲脚絆(てっこうきゃはん)に草鞋(わらじ)、白鉢巻姿で2列横隊。このうち鉦(かね)
  小太鼓各1名がいる。 太刀とシデを手にした者が相対して踊る。