とさのししおどり (にゃくいちおうじししまい) 高知県保護無形民俗文化財 指定年月日 : 昭和44年 8月 8日 高知県香南市香我美町徳王子 若一王子宮 ・ 若一王子宮 11月8日、若一王子宮秋祭りに奉納される。 若一王子宮は、この地域の旧郷社(ごうしゃ)であったことから、神幸は岸本、赤岡、月見地区と広域に巡幸しなけ ればならないため、昭和35年頃から自動車での神幸となっており、獅子舞も車でお供する。 上記3地区の旅所と、神幸出立前に境内とで演じられる。 獅子のことをシシウマといい、テガイ役のことをハナといい、白髪に白の天狗面と黒の天狗面とが長さ1mほどの 槍を持つ。 伏している獅子が起きてハナを驚かせると、尻餅をついて仰向きになっている股間に喰いつく所作を みせる。 次いで横にして身構えている槍に喰いつき、これを喰わえて激しく舞い、槍を噛みはずしてはハナを追う て激しく舞いつつ一巡して終わる。