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土 佐 の 獅 子 踊 ( 津 賀 之 谷 獅 子 舞 )



   とさのししおどり (つがのたにししまい)



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和44年 8月 8日



   高知県吾川郡いの町津賀ノ谷  ・  津賀谷獅子舞保存会



   11月23日、八所川内神社秋祭りに奉納されていたが、現在は不定期。
   由来伝承は未詳であるが、テガイ獅子の系譜で、太鼓、鉢状の円形板を摺り合わせる鈸鉦(はちがね)、円形凹状
  の摺鉦(すりがね)を楽器としている。
   踊りは3場から構成されており、第1場では男児2人のテガイ子が伏した獅子を起こす場面で、シデ棒を手にする。
  第2場は女児のテガイ子が和傘を手にして伏している獅子を起こす。傘を開いて獅子を操るが、これをく喰わえ取
  られてしまうと、手拭いで操り逃げるが、獅子はテガイ子を喰う。足の作り物を喰わえた獅子は、獅子吼然として頭
  を天高くして威勢をみせる。 第3場は、男児2人のテガイ子がシデ棒を手にして獅子を起こして舞うが、荒平(あらひら)
  と称する神面を着けた神の使いが登場して、獅子を伏してしまう。