戻る

 

 
鳴  無  神  社  の  神   踊



   おとなしじんじゃのこおどり



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和38年 7月5日



   高知県須崎市浦ノ内 鳴無神社  ・  神踊保存会



   この踊りは、浦ノ内地区東分(戸波浦、中平、横浪集落)によって保存伝承されている。
   演目は、いれは、ねぎ、えびす、御門、牛若、玉章、御城、大珍、手拭、屋島、与一、鎌倉の12通りである。
   踊り子には、太鼓打ち、鉦(かね)打ち、団扇振りがある。 太鼓打ちは少年2名で、膝までの花柄の着物、襷(たすき)
  がけ、背中には祝儀として色とりどりの布を垂らし、白く化粧し、頬に丸い紅を描き、1人は額に鍬(くわ)形をつけ、胸
  に締太鼓を吊りかけ両撥(ばち)で叩きながら踊るが、その跳躍所作は印象的である。 鉦打ちは、青年1名で裁着
  (たちつけ)、白襷、白鉢巻、黒手甲、左手に鉦を持ち木で叩きながら踊る。 踊り子その他は、花笠に横縞の着物に
  黒帯、手に白団扇を持つ。
   旧暦8月23日、鳴無神社秋祭りに境内で奉納されていたが、近年は踊り手(子ども)の減少等により、行われない
  年もある。



〔 鳴無神社社殿 〕 紹介ページ  へ