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大 川 の 花 取 太 刀 踊



   おおかわのはなとりたちおどり



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和53年 1月31日



   高知県土佐郡大川村大藪  ・  花取太刀踊保存会



   8月15日に大藪天王宮で奉納されていたが、近年は神祭時には実施されず、村のイベント等で披露している。
   演目には、太刀踊り、薙刀(なぎなた)踊り、手踊りの3通りがあり、これらを総じて花取り踊りと称する。
   太刀踊りは、男子2人が1組となり、太刀を手にして踊る。 黒上衣に袴、1人は紅、1人は白の襷(たすき)、鉢巻を
  する。
   薙刀踊りは、女子が薙刀を手にし、浴衣姿に各々紅白の襷、鉢巻をした踊り子が相対して踊る。
   花取り踊りも女子の踊りで、紅白相対しての手踊りである。
   中世期にこの地域の領主であった大藪紀伊守によって始められたとの伝承があり、今も踊り衣装に九曜紋(くよう
   もん)
を用いるのはその末孫伊東家によるものだという。 しかし、古くは旧暦の盆に踊られているから、盆踊りとし
  ての花取踊りとして注目されるものである。 歌詞も数多くあったらしいが、現在伝えられているのは5通りである。