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岡    豊    城    跡



   おこうじょうあと



    国指定 史跡          指定年月日 : 平成20年 7月28日
                          【 昭和30 2月15日 : 県指定 史跡 】



   高知県南国市岡豊町八幡  ・  南国市
                                                              詰 (礎石建物跡)                                                    

   高知平野のほぼ中央北部にある岡豊山に構築された長宗我部氏の城跡。
   南麓をを国分川が西流し、東麓には笠ノ川川が南流して国分川に合流する。 西麓は沼状の湿地帯であった。
   標高97mの山頂に詰ノ段を構え、東下に二ノ段、西下に三ノ段、四ノ段を構える。 いずれも土塁をめぐらし、城山
  北西部から南西部にかけては竪堀(たてほり)を配し、谷をへだてて通称厩跡(うまやあと)といわれる郭(くるわ)を構える。
   現在みる城構えは、長宗我部国親の頃の城構えがもとになっていると思われる。
   近年の発掘調査で、詰ノ段の重層建物とみられる建物をはじめとする礎石建て、建物跡や石垣、石段や天正3年
  (1573) 銘の瓦など多くの遺物が出土している。

  ※ 発掘の詳細は、岡豊城跡第6次発掘調査報告書(埋蔵文化財センター発掘調査報告書第6集)、及び
               国分川激甚災害対策特別緊急事業に伴う発掘調査報告書(発掘調査報告書第74集) へ

      (
高知県立埋蔵文化財センターHP → 情報管理DB → 埋蔵文化財発掘調査報告書 → 番号7、77 )


  ※ 岡豊城跡の詳しい内容(岡豊城跡散策) → 現在、城山の一角に建っている 高知県立歴史民俗資料館 H P へ