ちくりんじていえん 国指定 名勝 指定年月日 : 平成16年 9月10日 【 昭和31年 2月7日 : 県指定 名勝 】 高知県高知市五台山 竹林寺 ・ 竹林寺 延宝〜貞享(1672〜88)の間に築造されたと推定される庭園で、客殿前庭(西庭)と小書院前庭(北庭)からなり、 2つの庭の面積はほぼ等しく、両庭園を合わせた全面積は1980?uである。 客殿前庭は、南北にやや長い池を掘り、池畔は客殿に接する方を直線とし、対岸の山下の畔は州浜(すはま)形 につくる。 池の中央に出島を設け、橋をかけ、山畔には小石による石組みと小木を配し、小規模な枯滝(かれたき) を設ける。 小書院前庭は、山畔に接して瓢箪形(ひょうたんがた)の池を設け、中央に石橋をかけ、この石橋にむかって客殿か らも、書院や書院に接する茶亭からも飛石(とびいし)が打たれ、石橋を渡って山畔に登れるようになっている。 庭中央に巨岩をおき、その上方には多数の石組みがみられる。 竹林寺は、四国八十八ヶ所霊場第三十一番札所である。