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高 知 市 の ミ カ ド ア ゲ ハ 及 び そ の 生 息 地



   こうちしのみかどあげは および そのせいそくち



    国指定 特別天然記念物     指定年月日    : 昭和18年 8月24日
                           特別指定年月日 : 昭和27年 3月29日



   高知県高知市筆山町 要法寺境内 、天神町 天満宮境内 、
            塩屋崎町 潮江中学校校庭          ・  高知県
                                     
                   要法寺のオガタマノキ

   ミカドアゲハは、本州や四国の一部・九州全土に分布している珍しい蝶(ちょう)である。
   四国では主に高知県で、室戸から足摺の海岸線の各地に生息しているが、その個体数は少ない。
   成虫はアオスジアゲハに似ているが、一目で区別できる。
   ウツギ・ゴンズイ・センダンの花が咲きはじめると、前年蛹(さなぎ)で休眠していたのが羽化してでてくる。
   卵は幼虫のオガタマノキの葉に産みつけられる。 幼虫は6月の末、蛹となり、そのまま冬を越す。
   高知市の要法寺や天満宮の境内、潮江中学校の庭には、ミカドアゲハの食樹(オガタマノキ)があるので、その
  生息地として、特別天然記念物となっている。