とさのおながどり 国指定 特別天然記念物 指定年月日 : 大正12年 3月 7日 特別指定年月日 : 昭和27年 3月29日 地域を定めず指定 ・ 南国市 明暦(1655〜1657)の頃、南国市篠原の武市利右衛門により作られたと伝えられる世界的な珍種である。 起源については、東天紅鶏(とうてんこうけい)と野鶏(やけい)の交雑によるとか、地鶏(じどり)と東天紅鶏の交雑による とか諸説がある。 徳川時代に山内藩主は、参勤交代の行列をかざるため、地元の農民に長い尾羽をつくることを奨励したので、 農民は競って長い尾羽の鶏を飼育したという。 普通の羽根は毎年換羽(かんう)がおこるが、このオナガドリの尾羽はおこらず、1年に約1mの割合で伸び続け、 10mを越すものもできていた。 保存会員の努力によって、保護増殖が図られている。