むろとみさきあねったいせいじゅりんおよびかいがんしょくぶつぐんらく 国指定 天然記念物 指定年月日 : 昭和 3年 3月24日 高知県室戸市室戸岬町 ・ 高知県 最御崎寺(ほつみさきじ)から海岸にかけての斜面の林は、タブノキ、ヒメユズリハ、ヤブニッケイ、ナギ、ホルトノキ、 バクチノキなどから構成された照葉樹林で、暖温帯の植生である。 しかし海岸付近では、アコウ、アオギリ、クワ ズイモなどの亜熱帯的な植物が混在しているため、指定の名称が 「亜熱帯性樹林」 となっている。 また海岸の風当たりの強い場所には、ウバメガシ、トベラ、ハマヒサカキなどの低木林が存在し、ハマエンドウ、 ハマヒルガオ、アゼトウナ、シオギク、イワタイゲキなどの草本がみられる。 またケホシダ、テツホシダなど四国 ではまれな植物も生育している。