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松 尾 の ア コ ウ 自 生 地



   まつおのあこうじせいち



    国指定 天然記念物                  指定年月日 : 大正10年 3月 3日



   高知県土佐清水市松尾 松尾天満宮  ・  松尾部落
         


   松尾天満宮の境内に3株の大きなアコウがある。
   そのうちの1本は、気根がイスノキに巻きついているが、アコウ、イスノキとも健在である。 他の2本のうちの1本
  は、巻きつかれた木が枯死してしまって、アコウの木が空洞をつくった形になっている。
   最大のものは、胸高周囲約9m、樹高約25mに達する巨樹である。
   アコウは一応亜熱帯植物といわれているが、高知県の室戸岬や足摺岬周辺の海岸では所々で生育している。
   アコウはその特異は気根の形態から、タコノキと呼ばれたり、また榕樹と書かれることもあるが、これらはいずれ
  もアコウとは別の植物である。