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千 尋 岬 の 化 石 漣 痕



   ちひろみさきのかせきれんこん



    国指定 天然記念物     指定年月日 : 昭和28年11月14日
                        昭和28年1月16日 高知県天然記念物



   高知県土佐清水市三崎南千尋  ・  土佐清水市
         


   四波や風の影響で、水中のたい積物の表面につくられた凸凹がそのまま地層の成層面の上に残されたものを
  化石漣痕といい、一般に粒度がそろった砂質のたい積物の表面に生じ易い。
   土佐清水市浦尻から西の古第三系の砂岩の地層面には至る所に見られ、特に、千尋岬・竜串を中心とする三崎
  層には非常に多い。
   なかでも、千尋岬先端の朴(ほう)海岸には90枚以上も確認されており、この付近一帯は蓮根のれきる好条件を備
  えているといえる。
   昭和50年の台風5号による波食でかなりの損壊があった。