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龍    河    洞



   りゅうがどう



    国指定 天然記念物 及び 史跡    指定年月日 昭和 9年12月28日



   高知県香美市土佐山田町逆川(さかかわ)   ・  龍河洞保存会
         


   主として石灰岩でつくられた三宝山(さんぽうさん)の中腹にある洞窟で、地下水の浸食によってできた鍾乳洞である。
   この洞窟は昔から知られていたが、詳細な規模がわかったのは、昭和6年、県立海南中学校教諭山内浩、松井
  正美両氏の探検以後のことである。
   2洞にわかれ、総延長4km。
   洞内には、巨大な鍾乳石や石筍(せきじゅん)が発達し、棒状、滝状、棚状、幕状、皿状等その形もさまざまである。
   また、洞内には、コウモリその他約100種の動物が生息している。
   さらに、洞内には弥生時代の穴居(けっきょ)民俗の生活のあとが残されており、史跡 としての価値も高い。