戻る

 

 
大  引  割 ・ 小  引  割



   おおひきわり・こひきわり



    国指定 天然記念物      指定年月日 : 昭和61年 2月25日
                【 昭和39年6月12日 :大引割峠の亀裂 として、  高知県天然記念物



   高知県吾川郡仁淀川町、高岡郡津野町  ・  農林水産省
                                                          大 引 割          
           

   四国カルスト県立自然公園内の仁淀川町と津野町との町境付近、鳥形山の西南約3kmの大引割峠で、峠の西
  約160mの地点の赤褐色のチャートにほぼ東西の大きな亀裂が2本ある。
   南のものが大引割、北のものが小引割で、両者は30〜40m離れている。
   大引割は、全長60m以上、幅3〜8m、深さは底が落石・枯葉などで埋まり不明であるが30m以上、小引割は全長
  80m以上、幅1.5〜6m、深さ20m以上である。
   成因については諸説あるが、第4洪積世(100万年〜2万年前)の隆起を伴う地殻変動によって生じたものと推論
  されている。
   このような巨大な裂開の存在が、現在でも保存されているのは全国的にも少なく、学術上貴重なものである。