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菖    蒲    洞



   しょうぶどう



   高知県天然記念物       指定年月日 : 昭和24年 8月16日



   高知県高知市土佐山菖蒲(しょうぶ)  ・  高知市
         


   菖蒲洞は、旧土佐山村の菖蒲にある。 この付近は、秩父帯の北帯に位置し、古生代の二畳紀白木谷層群に
  できた鍾乳洞である。 
   洞は東西の2室にわかれ、東室は入口の幅が3.7m・奥行6.45m、西室は入口約1m・奥行6.8m、この両室はその
  間に、天井から垂れ下がった岩壁で仕切られているが、地面との間にやっとくぐれる程のすき間があって、互いに
  通じている。
   洞内には、大小さまざまの鍾乳石や石筍(せきじゅん)があり、特に帝王の間は洞内随一の変化に富んだ所である。
  また、洞穴(どうけつ)にはコウモリをはじめ、洞穴を好むいろいろの動物も生息している。


  ※ 入洞には、高知市教育委員会の許可が必要である。