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高   知   い   ん   石



   こうちいんせき



   高知県天然記念物                  指定年月日 : 昭和28年 7月21日



   高知県高知市  ・  (個人)



   昭和24年(1949) 11月20日午後8時ごろ、高知市の民家の窓ガラスに径3.4cmのまん丸い穴をあけて突入し、囲碁
  中の家人のそばに落下して畳を薄くこがした。
   家人は穴のあいたガラスとともに、翌日高知大学沢村武雄教授に研究を依頼した。
   黒色でやや扁平な球形、重量1.6g、比重3.93、成分はFe・Ni など、磁性があり、研磨面金属光沢あり、現地調査
  して落下の方位もわかった。
   屋内にとび込んだことや小型であることも珍しく、石鉄隕石 (せきてついんせき)としてはわが国で4個目。
   香北町(現:香美市)の在所(ざいしょ) 隕石 (1898) もこの4個のうちの1個である。
   本県における確認された隕石としても大変貴重なものである。