戻る

 

 
白 木 谷 の タ チ バ ナ



   しらきだにのたちばな



   高知県天然記念物       指定年月日 : 昭和39年 6月12日



   高知県南国市白木谷(しらきだに)   ・  南国市
         


   タチバナは、本州中部以西、四国、九州の常緑広葉樹林内または石灰岩地帯の林内に生育する小高木で、ヤマ
  トタチバナとも呼ばれる。
   明治25年(1892)に高岡郡佐川町の石灰岩地で牧野富太郎が発見、報告したもので、ミカンの原種の一つと考えら
  れている。
   南国市白木谷地区には石灰岩が広く分布しており、タチバナが自生していることが知られていた。それらが一括し
  て 「白木谷のタチバナ」 と指定された。 しかし最近、石灰岩の採掘や民家の石垣改築などのため、一部移植した
  ものもある。
   県道269号線(重倉笠ノ川線)を、白木谷バス終点から番所に向かって少し登ったところの路傍に、1本のタチバナ
  があって標柱もたっている。