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白    山    洞    門



   はくさんどうもん



   高知県天然記念物       指定年月日 : 昭和28年 1月16日



   高知県土佐清水市足摺岬  ・  土佐清水市
         


   足摺岬一帯は、カコウ岩地帯で3段の海岸段丘が発達し、第3段は80mの断崖である。
   先端の灯台から西へ600mの地点に白山神社があり、その真下の海岸のカコウ岩の一大海食洞門である。
   有名な若狭海岸の蘇洞門のカコウ岩は節理に沿って脱落したものであるが、白山洞門は波が強く礫(こいし)をた
  たきつけることによって浸食研磨された典型的な海食洞門。
   外洋に面した方は、高さ30m以上に及ぶが内側は15m程度である。
   西方の臼碆(うすばえ)展望台にかけてのカコウ台の海岸には海食洞門・洞窟が少なく、この白山洞門は代表的な
  ものである。