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竹  屋  敷  の  藤



   たけやしきのふじ



   高知県天然記念物                 指定年月日 : 昭和32年10月22日



   高知県四万十市竹屋敷 河内神社   ・   竹屋敷部落
         


   四万十市竹屋敷の河内神社にあるフジで、昔一条公が植えたものと伝えられている。
   根元周囲約1.7m、胸高直径1.2m、つるはよく伸びて20m以上に達している。
   地上約10mの付近で、南、北、西の三方へ枝を伸ばし、社叢林(しゃそうりん)を形成している木々の枝にまとわりつい
  ている。
   県内のフジとしては、高岡郡津野町にある『東津野村の大藤』に次ぐ巨木である。
   なお、河内神社の森は、ヤブツバキ、モチノキ、ウラジロガシ、タブノキ、イスノキなどの常緑広葉樹が主な構成種
  で、かつてこの地方に広く分布していたと考えられる暖温帯照葉樹林の名残をとどめている。