1.本校の特色




 

 ◇時間割編成の弾力化
 ◇学校を地域に開く「学習参加」「学習参画」
 ◇心が和むコミュニケーション能力の育成
 
(1)時間割編成の弾力化
@ めりはりある年間時間割
本校では、教育アンケート(「学校評価アンケート」や「子どもの声アンケート」等)を参考に年間総括を行い、「学び」に視点をあてた、めりはりのある年間時間割を作成している。具体的には子どもや地域の実態、季節や学校行事、基礎的な学習の集中的指導期、総合的な学習の内容などを考慮したものである。これは、学習時間の確保を確実にしていくとともに、バランスよく、授業内容を管理していくためのものである。昨年度は、年間を5期に分けた時間割編成を行った。本年度は、近い将来実施されるであろう「2学期制」を見据え、年間を4期に分け、各期の重点課題を設定し、それに基づいた時間割(4タイプ)を編成している。
  重点課題 重点教科等 連携

 1期
(4〜5月)



 



学力






 
学級づくり(学級活動)

地域ぐるみ運動会・さつき祭りの活動
学力検査の分析と情報公開
基礎的な学習内容の指導


 
学級活動(集団、生活
リズム、聞く、話す等

体育

算数、国語
学校経営基本方針
の説明・理解
保小連携、地域関係
機関との連携
説明責任(CRT)


 



 2期
(6〜 9月)

 
基礎学力克服のための具体的実践
生活科、総合的な学習での体験活動

基礎・基本の確実な実践
心が和む教育活動


 

生活科、総合的な学
 (探検や調査)
各教科、 道徳


 

スクールサポーター


学習参加・参画

 






 

 3期
(10〜12月)

 
発表会の成功
生活科、総合的な学習での体験活動
活動のまとめと発表

体力つくり
公開授業の教科
生活科、総合的な学習

体育

学習参加・参画


 

 4期
(1〜3月)


 





 
健康学習
各教科等の基礎的・基本的な内容の習得
学力検査の実施(分析と情報公開)
総まとめ(全教科の復習、総合学習の整理)
教育実践の検証(内部評価・外部評価)
 
体育(保健)
全教科




 
学習参加・参画


CRT
責説明任(三者面談)
自己評価 学校評価
A特色ある週時程、日課表
平成11年度の試行期間を経て、平成12年度より、子どもからのアンケートも参考に下表のように実施している。これは、子どもたちの「生きる力」を育む視点から、学校生活全体を通した柔軟な時間の運用に向けて思い切った発想の転換を図ったものである。
基礎・基本を定着させるための特設時間「こもだステップアップ学習」を毎日置き、授業は85〜90分を基本単位(1ブロック)とし、1日を3ブロック制で運用している。これにより、教師の「授業デザイン力」が問われるのである。また、30分間のリフレッシュタイムと昼休みは、子どもたちにも教職員にも好評である。ノーチャイム制も4年目となり、自分で考えて時間を管理できる力が育ってきている。合い言葉は、「鳴らそう心のチャイム、つけよう生きる力」である。
なお、心育てや自分を見つめる時間としての「朝の10分間読書」は、平成11年度より実施しており、毎日、全校一体感のもと、落ち着いた雰囲気で一日がスタートしている。
「読書は、知恵の果実」ともいわれる。よく噛んで、心の栄養にしてほしいと願っている。
(2)学校を地域に開く「学習参加」「学習参画」
「学びの地域ぐるみ共同体」の実現のためには、学校を核にした地域コミュニティづくりが必要である。それは、学校内外の人々との温かいネットワークを広げ深めていくことでもある。保護者や地域の方々が、児童や教師と一緒に授業をつくる取り組みを通して、授業改善を図り、児童の主体的な学習態度や自己責任の自覚を促し、温かい人間関係を育てること等を目的として「学習参加」「学習参画」を実施している。
この取り組みの素地は、すでに平成11年度よりあったが、学校全体として組織的系統的にスタートしたのは、平成14年度からである。
    
◇本校の「学習参加」「学習参画」の定義
※学習参加…保護者や地域の方々が、様々な形で気軽に授業に参加し、教師、児童と一緒に授業をつくっていく学習形態。全教科等を対象に、授業はあくまで担任主導
※学習参画…子どもの追求を豊かにするために、学校が主体的に地域にある教育・学習機能に働きかけ、企画の段階から十分な打ち合わせ(計画・活動・評価)をし、連携して授業を作っていく学習形態。従来のゲストティーチャー(GT)による一日先生や出前授業とは基本的に異なる。これも全教科等を対象に、授業はあくまで担任主導。
 
(3)心が和むコミュニケーション能力の育成
私たちが最もねらっているのが、この点である。家庭も学校も地域もその教育力の基本は、人と人とのつながりであり、交流である。安全で安心できる居心地のよい環境をつくるのも人間である。本校の研究テーマである「心が和むコミュニケーション能力の育成」を家庭でも地域でもともに取り組んでいくことが、三者の教育力向上につながっていくし、心の教育としての温かい教育風土(学校からの発信による生涯学習や優しい地域づくりの気運)を育てていくことになるのである。
本校では、あえて、”心が和む”という言葉にこだわりながら実践を重ねていきたい。