同窓会・会員の皆様におかれましては、ますますご健勝でご活躍のことと存じます。又同窓会の行事・運営には常日頃、ご支援ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

国内景気の動向は、力強さを欠くも着実・緩やかに回復をしていると発表されており、日経平均株価２万円を超えるなど明るさが見えてきましたが、１２月上旬から下落となっており今後の推移が懸念されるところであります。

県内の有効求人倍率が、昨年９月には過去最高の1.0倍と驚異的な数字を示しましたが、その反面で１２月には県の代表的な製造業であるルネサンスの工場閉鎖が決定して３００人を超える従業員の雇用の維持が今後の問題として残っています。中央都市部に比べ地方では好景気の波は小さく底が浅いうえに長続きがせず、首都圏の景況や大手企業の動向によって地方の各種産業は大きく左右されているのが現状です。高知県の特性を生かした産業の振興や人口減少の歯止めによる地方活性化には県民や企業の自助努力が必要ですが、今年は政府や県の重点政策である「地方創生」の各種施策の効果に期待したいものです。

さて母校にも少子化の波が襲ってまいりました。十数年続きました理工学科が今年最後の卒業生となり閉科となりますので、大変寂しい思いでいっぱいであります。２８年度からは１学年４クラスになり卒業生も減少いたします。我々が出来る事は入学希望される学生が多数志願してくださるために、同窓会・会員が社会に貢献できている姿を見せられるように頑張って行く事でないでしょうか。昨年も本総会・関西支部・中部支部・関東支部が開催をいたしましたが、出席者が少なく顔ぶれは例年あまり変わりません。会員の皆様にお願いです。同級生・先輩・後輩を誘い合って総会・支部会を盛り上げていきましょう。同窓会が発展すると学校も必然的に発展すると考えております。本総会は７月７日（土）ホテル日航高知旭ロイヤルで開催しますので、お忙しいと思いますがお繰り合わせの上、多数ご出席をお願い申し上げます。

最後に、母校の発展と同窓会・会員の皆様方のご健勝とご活躍をご祈念いたしまして挨拶といたします。