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研究テーマ

伝え合う力を伸ばす国語の授業

テーマ設定の理由

 本校では、「聴く、話す、書く、読む」力を基本としたコミュニケーション力の向上を目指し研究を続けてきた。「聴く、話す、書く、読む」力を大切に した授業や、集会活動やピア・サポートなどでの異学年との交流の場を設定し、子どもたちに「かかわる力」「伝える力」「人とつながる力」を育む実践を 積み重ねてきた。
 また、昨年度は、更に人とつながる力を向上させていくために、「授業中でのコミュニケーション力」や「コミュニケーション力をつけていく手立て」に 重点を置き研究をすすめた。研究授業では、「本時の山場」を中心に協議をすすめ、ペアやグループ対話、全体対話を中心に研究を深めていった。
 このような取り組みの中で、校内の学習発表だけではなく、地域の行事でも自分のことばで思いや考えを話すことができる子どもたちが増えてきた。ま た、 授業においては、つなぎ言葉が豊かになり、型にはまらないペア対話や班での話し合いができ、学習内容が全体のものになってきている。
 ただ、「コミュニケーション力」というものの捉え方が様々で、授業同士のつながりや学年の系統性が見えにくかった。そのため各々が課題を持ち、関わ り合いを生む授業を展開しているにも関わらず、全体の研究としての深まりがなく、研究を子どもたちに返すことが容易ではなかった。
 そこで本年度は、研究を焦点化していくために、テーマを「伝え合う力を伸ばす国語の授業」と設定した。
 昨年度まで本校が目指してきた「コミュニケーション力」と、国語科の学習指導要領に示されている「伝え合う力を高める」とは大いに重なる。指導要領 にある伝え合い高める力とは、人間と人間との関係の中で、お互いの立場や考えを尊重し、言葉を通して適切に表現したり、正確に理解したりする力を高め ることである、と記されている。本校の目指した、「人とつながる力」の中の、人間関係をつくり相手の思いや考えを分かろうとする力や、相手意識を持ち 臨機応変に話す力の根源となりうるのが「伝え合う力」である。その手法や言語力を学び高めるために国語科の研究は、必要不可欠になるであろう。
 国語科の研究を高めていくことで、「聴く、話す、書く、読む」力を十分につけ、人と関わることで子どもたちのつながる力を育てていきたい。