教育基本方針・教育目標

 

1 教育基本方針

   病弱虚弱児童生徒の障害の種類や程度、能力、適性、進路に応じた教育を行い、学校、医療機関、保護者、地域との緊密な連携のもとに、学ぶ楽しさや生きる喜びを育て、自己肯定感をもって社会参加・自立できる人間に育てる

2 学校教育目標

   (1)調和のとれた全人的発達

・困難を克服する強固な意志を育て、明朗で豊かな心情を培う。

・生活経験を豊かにするとともに、社会的適応能力を養う。

   (2)健康の回復・改善

・健康の回復改善に対する意欲と健康づくりの意識の向上を図り、自己管理能力を高める。

・子どもたちが将来の夢をもち、病気を克服する意欲を高めることができる力を育む。

   (3)基礎学力の向上

・学習意欲を高め、自主学習の態度・技術を身に付けさせる。

・個に応じた指導方法を充実させ、児童生徒一人一人の特性、能力に応じた基礎学力の定着を図る。

3 教育重点目標

 (1)教育の保障と学力の向上

・前籍校と連携して学習の空白や遅れを補い、安心して前籍校に復帰できる学力をつける。

・病状や実態に応じた適切な教育を行い、確かな学力をつける。

 (2)実態や発達段階に応じたキャリア教育〔内面(心)へのアプローチ〕

・児童生徒が将来の夢をもち、病気を克服する意欲を高めることができる力を育む。

・児童生徒が病状を理解して将来の職業について考える力を育む。

 (3)関係機関・関係者との連携

・児童生徒や保護者が安心と希望をもつことができるように病院や前籍校等との連携を図る。

 

4 中 期 目 標(平成30年度)

   (1)個々の児童生徒にあった授業づくりを行う

・個々の児童生徒の指導に作成した教材教具を活用し、更なる改善・工夫を行う。

・専門家を講師に招き、事例を通して理解を深める。

・教職員全員が研究事業を実施し、授業力を高める。

   (2)関係機関・関係者との連携を図る

・交流及び共同学習や支援会議を必要に応じて計画的に実施する。

・医療の専門性を尊重し、病院との良好な関係を築きながら、保護者に安心や希望を与えることに努める。

・個々の児童生徒の病状を医療機関と情報交換しながら更なる共通理解を図る。

・平成29年度の研修の成果を整理しホームページ上で情報発信する。   

・研修等の案内をする。

・市町村の教育委員会や学校等の要請に応じて教育相談等への対応や県の事業を活用した支援も実施する。

   (3)実態や発達段階に応じたキャリア教育を推進する

・在籍する児童生徒の個々の病状理解をするための研修を行う。

・児童生徒が病状を理解した生活習慣を身に付け、将来の職業について考える力を育むよう学校生活全般で指

 導、支援を行う。

・個々の児童生徒が病状を適切に理解し生活できる力を育てるため、自立活動及び全ての教科で研究を

 推進する。

・特別支援学校MIRAI/プロジェクトを活用して活用して、「パン屋さんの仕事や社会人としてのマナーを学ぼ
   う」から、子どもたちが自分の将来について考えるきっかけとする。