研究組織と研究全体

構想図     教科活動      学年の取組      体験学習      小中連携


認知症サポーター養成講座
 2008年12月19日に認知症を理解し、認知症の方やご家族を温かく見守る(サポーター)を養成する講座を一宮中学校体育館で行いました。この講座は、認知症について勉強してもらい、認知症の人をできる範囲で支えていただきたいというキャンペーンの一環として実施しました。当日は、高知市保健所健康づくり課や特別養護老人ホーム 「あざみの里」、 グループホーム「あざみの家」の方が来られ、 パワーポイントをつかって講演をしてくれました。この日は、保護者の参加もありました。
 最初に認知症サポータ養成講座のDVDを見ました。
 ビデオの中では、高齢者の方の4人に1人が認知症になるといわれています。認知症はものをすぐ忘れるとか、場所を忘れるとか、どこへ行こうとしたかわからなくなるという現象が見られ、生活ができなくなります。これは脳の細胞が死ぬために起こってくることを説明していました。そしてそれぞれの人がもっている性格のために、その後に出てくる暴力とか不安になる周辺症状の説明がありました。認知症は急になるわけでなく、長い時間をかけてだんだんとできなくなることを、身近な例で説明がつけ加えられていました。そういった人をどのようにサポートしていったらよいかを、お買い物中のおばあさんのや公園でのおじいさんの映像を例にして説明がありました。
 DVDの視聴の後、認知症の症状について、再度説明がありました。症状の説明の後、まわりのものが暖かく杖になって支えてほしいと説明がつけ加えられました。次に、それぞれの症状に対して、どのような対応がよいかを説明してくれました。最後に今日の講座のことを家に帰って話してほしいということと、駅の切符売り場やジュースの自動販売機の前で困っているお年寄りがいれば手助けをして下さいという呼びかけがありました。
 次に、グループホームでの様子が紹介されました。
グループホームは、一人で自分のことができなくなる、わからなくなる、そして、家族の介助ではもう難しくなって自宅で暮らすことができなくなった人が入ってらっしゃるということです。次に、このグループホームでくらしている74歳から96歳までのお年寄りの生活ぶりを紹介されました。

【生徒代表のあいさつ】
今日は講演をしていただいて本当にありがとうございました。認知症という言葉はテレビでよく聞きますが、私は人ごとのように考えていました。でも、今日の講演を聴いて、人ごとでない身近にありうることと知り、自分の認知症に対する知識が不十分であったことを知りました。これからの高齢化社会で大人になる私たちにとって、今日の講演会は貴重な経験になりました。本当にありがとうございました。
 
     


11月18日に研究発表会が行われました。
5時限目に全校一斉の公開授業がおこなわれ、その後研究協議が行われました。
研究協議では、最初に研究主任から本校の取り組みについて説明があり、その後質疑応答がなされました。
【本校の取り組みの概要】
@学校教育目標及び研究主題
A学力向上に向けての取り組み
B研究内容及び研修計画
C各教科の昨年からの取り組み
D授業力向上に関する生徒アンケート
E授業アンケートの結果(英語)
F授業力自己診断シートの結果(6月、10月):自己課題を把握する。
G到達度把握テストの結果の分析(例として1年国語の結果と結果をふまえた改善点)
H定期テストの結果分析(3年数学)
I10分間授業研
J全校研究授業について
・目標
・取り組みの流れ
K家庭学習による取り組みの流れのアンケート分析
L加力指導による取り組み
M小中連携
N取り組みの成果
O取り組みの課題

説明の後、質疑応答が行われました。
研究協議の後、全体講演会がおこなわれました。

講演

1.講演の演題「学力向上に向けて 組織的な校内研修のあり方」
@「学力とは」について、法令の面から指導要領改訂についての説明がありました。
A全国学力・学習状況調査より、小学校国語B問題の図書館だよりの問題を、参加者全員で行い学力とは「思考力」「判断力」「活用力」が必要であることを具体的説明されました。
B学力を向上させるために、家庭学習の充実が必要であるが、中学生は学習時間が小学生より少ないので、この点が本県の重要な課題であることをグラフ等をもとに説明されました。
C最後に実践事例として、八幡浜市立八代中学校の取り組みが紹介されました。
その中では、教職員の具体的な目標や具体的な活動内容について、詳しく話されました。具体的項目は
・自分の授業技術を向上させるために
・確かな学力の定着、向上に向けて
・小中学校が共通して行うこと
で、小中連携の様子を画像で紹介されました。
 

 学力改善推進モデル事業
1.趣旨
    全国学力・学習状況調査等の分析結果から見られる課題を解決するための実践研究を小・中学校を指定して行い、その研究成果の普及・啓発を
図る

2.事業内容
 本県の教育課題である教科の枠をこえた中学校授業力の向上や、小中連携による学力向上、組織的な校内研修の在り方等について、実践的、モデル的な研究を行なう。また、その研究成果を研究発表会や連絡協議会、ホームページ等を通じて、積極的に情報発信することにより、他の学校へ普及・啓発を行う。

3.学力向上に向けての研究テーマ
 
授業力の向上と家庭学習の習慣化による学力向上
研究の内容
・授業者の授業力を高めることによって、生徒の学力の向上を図る。
・家庭学習を習慣化させ、学力の向上を図る。
・テスト分析を行い、誤答の傾向、実態を把握し、授業改善につなげ、学力の向上を図る。
・授業で具体物を使うなど工夫を行い、生徒に興味関心を持たせる授業を展開し、学力の向上を図る。

5.到達目標及び取り組み目標
・授業のねらいが明確で、生徒が主体的に参加する授業であること。
・生徒がお互いに高めあい関わりを持つ授業であること。

・朝読書・授業のはじめが静かな落ち着いた状態であること。
・教室内が整理整頓できていること。
・授業力向上の校内研修を毎月1回もつ。
 6.研究構想図
一宮中学校では、以下のような研究構想をもとに取り組んでいます。
7 実践研究計画

学期

内        容

・学校教育目標及び研究主題の確認
・研究計画の確認と共通理解を図る

・授業に関する生徒アンケートの実施
・授業研究の実施(5月21日)

・授業研究の実施(6月18日:小中の相互授業参観を含む)

・定期テスト結果分析と標準学力調査の分析

・研究内容の確認と2学期の研修計画の確認

10

・授業に関する生徒アンケートの実施
・教科部会の開催及びテスト結果分析

・授業研究の実施(小中の相互授業参観を含む)

11

・研究発表会の開催〔1118()予定〕

12

・2学期間のまとめ(成果と課題)

 

・研究内容の確認と3学期の研修計画の確認

・授業および学校評価の実施

1年間のまとめ(成果と課題)

 

本年度の学校教育方針

基本方針
 教育基本法の精神に従い、生徒の可能性を信じ、人格の完成を目指して教育実践を行う。生徒一人ひとりが将来の夢や目的を持ち、個人として何事にも努力して取り組む生徒を育成すると共に、社会人としての基礎基本(挨拶や礼儀・マナー、基本的な生活習慣)を身につけさせ、次の世代を担う生徒の育成を目指す。

学校教育目標

 「夢や目的を持ち、自分を高め仲間と協調する生徒の育成」


本年度の重点目標(項目)
 本校の抱える課題は多岐にわたっているが、まず、落ち着いた雰囲気、正義がとおり安心して生活できる学校にしなければ、様々な取り組みはできにくいし教育効果も上げにくいと考えている。したがって、全教職員で重点的に取り組む項目として、一番に生徒指導の充実をあげ、最優先課題として取り組み、不登校生徒を減らし、生徒一人ひとりが生き生きと活動し、自分の力が発揮できる学校を目指したい。

1.生徒指導の充実(正義がとおり安心して生活できる学校づくり)

  ○生徒指導部の組織づくりと指導体制の確立(縦の組織とネットワーク)
・生徒指導委員会を2つの班に分けて組織する。
 ア.指導班(主として生徒指導、問題行動等を担当する)
 イ.相談班(主として不登校生に対する相談、指導を担当する)
※本校の実情に合った具体的な対策を企画(実践)する中心的な役割

※生徒指導体制実践モデル校の(高知県教育委員会指定)2年目

  ○生徒理解に努める(生徒指導の基本)
   ・生徒が抱える様々な課題(背景)の情報をできるだけ多く収集し、生徒理解に努める。担任を始め学年団、部活動顧問等協力しながら、共感的な態度と自尊感情を高める方向での指導を行う。
   ・家庭との連絡を密にする。ケースによって違うができるだけ家庭訪問をする。


  ○全員で取り組む生徒指導(決めたことは実行する教師集団)
   ・朝読書 ・挨拶運動 ・環境美化 ・授業改善 ・学習規律 ・短学活
   ※特別な指導でなく日々の指導(取り組み、心構え)が大切


  ○問題は生徒に返す(課題の共有、仲間としてできることは何か)
   ・生徒会、学級会の活性化。
「これでいいのか」「どうしたらいいのか」など生徒に問題を返すことによって、課題を共有し課題解決に一緒に取り組む。
   ・同様に、家庭や地域・関係機関とも課題を共有し協力を得る。


  ○生徒主体で活動できる場の設定(自治的な活動)
   ・生徒会活動、体育祭、修学旅行、宿泊訓練等、生徒が企画運営に参画し主体的に活動できる場を積極的に設定し、達成感やリーダーの育成をはかる。

  ○いじめ・不登校生徒への対応(人権問題の視点から、一人の人間の人生問題として)
   ・実態を明らかにし、どのように取り組んできたか、その結果どうなったかを検証し、新たな対策を講じる。不登校生徒を減らすことに最大限の努力をしたい。

  ○部活動の充実(共に活動する仲間)
   ・部活動の意義を十分に理解し、勝つためだけでなく、礼儀やマナーなど身につけさせるような指導を日々行う。生徒が希望して活動している場であるので、生徒指導上大きな位置を占めていると考えている。

2.学力の向上と進路保障
・学習規律の徹底と授業の工夫改善
 授業の始めは、シーンとした状態から始める。(4月当初から全教員が徹底して取り組む)  ※1の生徒指導の充実が2の学力の向上と進路保障につながる
・学力の定着に向けて、スモールステップ(単元、ユニット)での定着度確認、毎時間の小テストの実施等教科ごとに教科部会で取り組む。
・授業評価システムの活用(教師自身の振り返りと授業へのフィードバック)と管理職等による日々の授業研(10分間授業研)の実施。
・卒業時には、全員の進路(就職、進学)が決定できるように、1年生から系統的・計画的な進路指導を行う。(進路情報等だけでなく、遅刻をしないなど生活習慣についても1年時から徹底して行う)

 
3.道徳・人権教育・特別支援教育の推進(違いを認め合い、互いに励まし合う心豊かな人間関係づくり)
 ・様々な課題を抱える生徒にきめ細やかに対応することが求められている。個々に対応することも大切だが、思いやり・暖かみのある集団づくりに取り組み、周りの集団の質を変えていくことも大切。
 ・いじめや不登校生徒への対応を組織的に行い、安全で過ごしやすい学校づくりを行う。そのためには、全教員が本校の重要な教育課題と認識し取り組む。

4.開かれた学校づくり・地域との連携(情報公開と説明責任)
・情報公開や説明責任は今や当たり前の時代である。個人のプライバシーを侵害しないよう配慮しながら学校教育全般にわたり公開していかなければならない。したがって、公開に耐えうるだけの教育実践をしていく必要がある。実践に当たっては、目標を立て、どれだけ実践したか、また、成果や課題も明らかにしなければならない。

研究組織と研究全体の構想図