1 研究主題

 

自分の思いや考えを表現できる児童の育成

〜 コミュニケーション能力の育成 〜

2 主題設定の理由

 本校の児童は,素直で明るく男女の仲もよい。また,落ち着いてまじめに学習活動に取り組もうとする子も多い。反面,主体的に問題を解決しようとする意欲や自分の思いや考えを表現する力が弱い。そこで,外国語活動の目標である,「外国語を通じて,言語や文化について体験的に理解を深め,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら,コミュニケーション能力の素地を養う。」ということを受けて,歌・チャンツ・アクティビティ等の体験的な活動を通じて,外国語や外国文化にふれ,慣れ親しませたい。また,体験的な活動を多く取り入れることによりまわりとかかわる機会を増やしていきたい。そして,自分の思いや考えを表現できるよう,子どもたちのコミュニケーション能力を育てていきたい。

「話す」・「聞く」活動を中心に,外国語を用いた体験的な活動や地域・異学年との交流を通して,時にはジェスチャーなども交えながらコミュニケーションを図り,その楽しさを実感すると共に,ふり返りを確実に行うことにより,コミュニケーション能力が育っていくと考えた。

また,掲示物や校内放送等,子どもたちが日常触れる環境を工夫し,外国語を多く取り入れることにより,子どもたちは自然に外国語の環境に慣れ,学校での活動を楽しむことができるのではないかと考えた。子どもたちが主体的にかかわることができる体験的な活動を創造することで,子どもたちに自ら問題を解決しようとする意欲や自分の思いや考えを表現する力が育っていくだろうと考え,主題を設定した。

3 研究仮説

アクティビティーを取り入れた外国語活動・地域とかかわる体験活動・異学年交流など体験的な活動を通して,友だちとかかわり合う中で,自らコミュニケーションを図ろうとする児童を育成することができるであろう。

 

研究の概要