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新土佐海援丸が完成 初航海に出る!
高知海洋高等学校の実習船となる5代目の土佐海援丸が完成し、8月30日に高 知港潮江岸壁で乗船式行われ、関係者、卒業生など多くの方々が新船の竣工を祝った
。尾ア正直知事は挨拶で、「・・・新たな土佐海援丸には教育活動をさらに充実させ、本県水産業の担い手を大きく育てていただきたい」と期待を述べ、文部科学省の金森越哉審議官は、「水産・海洋のスペシャリストを目指し、未来の水産業界を支えていただきたい」と高木義明文部科学大臣の祝辞を代読した。その後、文部科学省金森審議会、尾ア知事、板原土佐市長らのテープカットの後、本船の見学が始まった。
新・土佐海援丸は、先代よりもひと回り大きく、安全性や生活環境の充実が図られた。国際規則に対応し救助艇や非常用発電機も搭載され、作業の安全や侵入者の監視用カメラも設置されました。地球環境に優しいエコシップとしても、主エンジンはチッ素化合物放出量の第二次規制値をクリアしたものが搭載され、汚水処理装置やごみ焼却炉も装備している最新鋭の実習船となっている。
乗船した尾ア知事は「全国に誇れるものができた。高知県にとどまらず、全国の 担い手も育てていく。また、多くの子どもたちがこの船に乗り、高知の美しい海で、新しい体験を重ねることで、視野を広げ、心を育んでいってくれることを、心より願っています。」と満面の笑みを浮かべた。
高知海洋高校の森誠一校長は、「航海を通して身につける‘技術’や、共同生活によって育まれる‘助け合う心’、操業で培われる‘漁業生産の喜び’は、実習船あってのもの。本船は船舶職員養成校の実習船として、海を舞台に活躍できる人材を育てる重要な学習船でもある。小・中学生の体験航海や県の行事にも活躍して、海を目指した郷土の先人、坂本龍馬やジョン万次郎のように、国際的な広い視野をもった海洋国日本の担い手となる子供たちを育てるため、心新たに邁進する。」と謝辞を述べた。
本船は、9月17日から高知海洋高校の生徒を乗せ、初航海に出た。
竣工祝賀会でのお礼の言葉
高知海洋高等学校 航海専攻科1年 西川くん

今日、新しい土佐海援丸の竣工を迎えることが出来ました。生徒を代表してお礼の言葉を申し上げます。
新しい船はどの機器をみても最新のものばかりで、安全設備も充実して本当に驚きました。多くの皆様方のお力添えがあったものと感謝しております。
私は9月15日に乗船し、遠洋航海実習に行ける事を大変ありがたく、また、光栄に思っています。私にとっては2回目の遠洋航海ですが、今回は将来、航海士になるという確かな目標をもって乗船し、航海士としての基礎を学んでいきたいです。
ところで幕末の坂本龍馬は、海軍操練所で航海術を学び、海援隊隊長のとき、いろは丸の艦長となって船を操船しています。将来、海運業をやりたいとう大きな志をもっていたと聞いています。
私も高知県で唯一、海や水産のことが学べる海洋高校の生徒として自覚をもち、自信と誇りをもって将来の夢の実現に向け、大きな志をもって乗船したいと思っています。
◆大型実習船土佐海援丸(紹介)
高知海洋高校の実習船「土佐海援丸」の進水式典
新「土佐海援丸」の進水式が5月25日、静岡県の三保造船所で行われました。進水式では、知事の代理として池康晴県教育次長が新船を「土佐海援丸」と命名。高知海洋高等学校の森校長が支綱を切断すると、新船は船台をすべり、富士山をバックに駿河湾に勇姿を浮かべました。
新船は第3種漁船として建造し、全長約55m,型幅9m、型深4mで現船より少し大きくなっています。航海速力12.5ノット、主機関は1800馬力です。定員は乗組員18人、教官2人、生徒36人の計56人(客船仕様の沿岸航海では75名)。
進水記念会では、池教育次長が「新船・土佐海援丸は最新設備を導入して、遠洋航海で安全・安心な航海が行えます。高知県の実習船として、担い手が不足している水産業や海運業などへの興味・関心が広がるよう、高知海洋高校以外の生徒の体験航海などにも利用します。8月30日には高知港で乗船・竣工式典を行う予定で、その後、9月中旬から高知海洋高等学校の本科生と専攻科が、初の遠洋航海に出発する計画です」との挨拶がありました。
次に、三保造船社長が建造経緯を述べ、「当造船所による高知県の造船は本船が3隻目です。(平成20年に高知県漁業指導調査船「土佐海洋丸」を建造:宇佐漁港に係留)。当社は高知県の遠洋マグロ漁船を多く建造しています。この度は、2隻目の土佐海援丸の建造になります。当社で高知県の漁業に関わる船の建造を行えたことは大変、名誉なことです。漁業後継者づくりに尽力する本船は多目的に活用され、高知県民を含めて大きな期待を担った最新鋭船であります」と、新船を紹介しました。
現船は土佐市の小学生をはじめ、多数の体験航海を行ってきましたが、新しい実習船の誕生は、高知県の若人を育てる大きな励ましのエールになると確信しています。
土佐海援丸が新しくなります。
現在の第4代「土佐海援丸」の代船として、第5代「土佐海援丸」を静岡県三保造船所で建造中です。現在の船より若干大きい470トン型になります。来年、平成23年8月の竣工を目指しております。
地球環境や安全性に関して国際ルールに対応した船になり、今後の高知県水産教育の核となるものです。長期航海では集団生活や操業実習をとおして、生徒たちの活動的で創造性豊かな心を育み、
勤労観や社会性を養います。その他、小中学生の体験航海をはじめ、実習船を活かした事業も計画します。
要目は概略次のとおりです。
総トン数 470トン程度
全長 55メートル
全幅 9.5メートル
深さ 3.8メートル
最大搭載人員 56
名(生徒36名、教官2名、船員18名)
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