学校評価のメリットの例

「教育活動の改善」

保護者のアンケートから、学力向上への要望が強いことがわかり、学力の実態をもとに教科の特性を活かした授業改善の方策づくりや、読み、書き、計算に関する学校全体の系統的な取組を見直すことができた。

児童のアンケートから、自然体験や宿泊体験など体験活動への期待度が高いことがわかり、学校行事を重点化するなどの判断材料となった。

「教職員の意識改革」

生徒による授業評価から、授業への満足度が低いことがわかり、授業力向上に向けた研修の必要性を感じ、より積極的な授業公開や授業方法に関わる実践の交流を進めた。

外部評価者の意見を聞いて、本校のよさや今後取り組むべき課題、教職員としての使命についてのヒントが得られた。このため、本校の課題であるキャリア教育に関わる学習会や、教員の意識改革に関する意見交換を行うこととした。

「保護者や地域住民の学校への協力」

アンケート、PTAや学校評議会の会合などを通して、保護者や地域住民が、学校教育活動や学校運営に関し、気軽に声を寄せるようになった。

学校の取組の報告や学校評価の結果の公表をきっかけに、保護者や地域住民が、学校に協力しようとする気運が高まり、学校ボランティアの試みが始まった。

「教育委員会による支援の充実」

教育委員会は、学校評価を通して、学校の目標、l取組、成果と課題を把握し、人事や予算面でタイムリーに必要な支援を行うことができた。

学校評価によって明らかになった教育課題の解決や、より質の充実した授業づくりのために、指導主事による校内研修の指導・助言を行った。