本校は、四方を山々に囲まれ、清流四万十川の畔に建つ全校児童８名、完全複式、極小規模の小学校です。
豊かな自然と、温かい地域の方々に見守られながら、子ども達は、のびのびと育っています。
風光明媚な風景と豊かな恵みをもたらす四万十川ではありますが、時に氾濫し、家屋や農地に甚大な被害を受けながらも、地域の方々は四万十川と共存し、工夫しながら暮らしてきました。本校は平成14年に勝間小学校と統合し、校区は、四万十川本流、支流にそって約18kmの間に10集落が点在しています。高齢過疎化の波は容赦なく押し寄せ、独居高齢者の世帯も多くなっています。
本校は平成２４年度「中山間地域小規模・複式教育研究指定事業」を受け、複式教育の研究拠点校として研究を行ないました。今年度は、研究協力校として、その研究を継続発展させながら、複式教育の研究・実践に努め、子ども達に確かな学力と、豊かな人間性を育んでいけるように教職員7名が尽力していきたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　四万十市立川登小学校
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　　山沖　美保