学校・地域・生徒の概要
吉良川中学校は高知県東部の室戸市の中でも西寄りにあります。
吉良川町の中心部には東の川と西の川の2本の川が流れており、西の川の河口から約500m上流の西岸に校舎はあります。
すぐ近くには高知県で初めて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された「吉良川の町並み」があります。→詳しくはこちらから
(室戸市は世界ジオパークに認定された室戸ジオパークがありますが、吉良川地区はジオパークセンターから遠い西寄りにあるためか、ジオパークというより「吉良川の町並み」のほうがしっくりときます。)
校区の東には「枇杷の里・黒耳(くろみ)」があり、黒耳地区の枇杷は路地もののため、4月から5月にかけては海岸段丘になっている斜面が真っ黄色(ビワ色)に染まるほどの光景が広がります。
西は施設園芸が盛んな「西瓜(キラ坊スイカ)の西山台地」があり、茄子やピーマン、サツマイモ(西山キントキ)の生産も盛んな地域です。この台地は江戸時代1800年代初頭に農地として開拓され、現在まで続いています。(ここから見おろす太平洋の眺めは最高です。この写真は、西山からひまわり畑越しに行当岬を写したものです。令和元年12月に高知さんさんテレビで放映されました。)
北側は西の川と東の川を上流に遡ったところに日南(ひなた)・川長(かわたけ)地区があります。
吉良川は古くから林業や木炭業で栄えた町で、当時の隆盛ぶりは土佐漆喰と水切り瓦で知られる町並みの建造物に面影を残しています。近年は、国の重要建造物群保存地区の指定を受けて以来、その町並みは、御田(おんだ)八幡宮の祭りとともにマスコミを通じてよく知られており、キラメッセ室戸の展示館・鯨館や地場産品・楽市とともに多くの観光客を受け入れています。土佐備長炭で有名な窯も吉良川地区には30基ほどあります。(御田八幡宮への参道:土佐漆喰と水切り瓦の建物が並んでいます。)
また、漁業では、東に傍士港、西に立石港があり、主に沿岸漁業を行い、新鮮な海産物の販売も営んでいます。
本校は、70年を超える長い歴史がありますが、昨今の少子化の波には勝てず、ここ数年、全校生徒数は30名足らずで推移していました。令和の時代に入り元年度には、ついに20名を切ってしまいました。
生徒は素直で、明るく、心優しい、素朴な面を持つ生徒が多くいます。
部活動は、野球、卓球、陸上、文化のいずれかに所属して活動しています。陸上大会や駅伝でも活躍しており、地域の熱い声援を受けながら、良い成績を残してきました。
生徒会活動は執行部を中心に、代表委員会、専門委員会がそれぞれの分野で活動し、本校教育の大きな推進力となっています。さらに令和2年度からは小中合同による運動会を開催しており、小中連携をしっかりと支える存在となっています。また、保護者や地域の方々のご協力による、吉良川小学校との合同PTAや体育後援会などは、物心両面での大きな支えとなっていただいています。
令和2年度からはコミュニティスクール発足に向けての準備会も立ち上がり、地域と一体となった教育活動を進めています。
アクセス
○お車の場合
高知市から国道55号線を東方面に太平洋を右手に眺めながら、海岸沿いを車で約70Km(約1時間40分)のところにあります。吉良川大橋を渡らずに西の川の手前を北(左折)に約500m走ったところにあります。
○公共交通機関の場合
高知駅→(JR土讃線)→ごめん駅→(土佐くろしお鉄道ごめん奈半利線)→安芸駅または奈半利駅→(高知東部交通バス)→吉良川橋西詰で下車
バス停は吉良川大橋の手前(西の川の手前)になりますので、あとは車の場合と同様においでてください。
○アクセスマップ(Google Map)
校歌
吉良川中学校校歌
作詞:田島清衛作曲:細川高義
1.おお清朗の あさぼらけ
笠木の山並み 仰ぎつつ
芸東の地に ひらけたる
美わしの郷(さと)吉良川の地
高き理想の わが母校
2.岸辺に怒涛(どとう)すさぶとも
意気軒こうの 眉をあげ
きたえる体 みがく知恵
進取の気性(きしょう)とり入れて
真理(まこと)をたずね いざゆかん
本年度の主な行事
年間行事予定はこちら→PDFファイルが開きます。
日時 | 内容 | 場所 |
---|---|---|
4月 | 入学式 | 吉良川中学校体育館 |
10月 | 体育大会(吉良川小学校運動会と合同開催) | 吉良川小学校グラウンド |
1月 | 総合的な学習発表会 | 吉良川中学校体育館 |
3月 | 卒業式 | 吉良川中学校体育館 |