ニイニイゼミ
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ニイニイゼミ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 成虫の体長は20-24mm。生きている時は全身に白っぽい粉を吹くが、頭部と前胸部の地色は灰褐色、後胸部と腹部は黒い。後胸部の背中中央には橙色の"W"字型の模様がある。他のセミに比べて体型は丸っこく、横幅が広い。複眼と前翅の間に平たい「耳」のような突起がある。また、セミの翅は翅脈(しみゃく)以外透明な種類が多いが、ニイニイゼミの前翅は褐色のまだら模様、後翅は黒地に透明の縁取りである。 ニイニイゼミとその近縁種の抜け殻は小さくて丸っこく、全身に泥をかぶっているので、他のセミの抜け殻と容易に区別がつく。また、他種に比べて木の幹や根元などの低い場所に多い。 北海道から九州・対馬・沖縄本島以北の南西諸島、台湾・中国本土・朝鮮半島まで分布する。ただし喜界島・沖永良部島・与論島には分布しない。日本産のセミとしては学名の記載が早かった種類で、学名
"kaempferi" は、江戸時代に長崎・出島に赴任したドイツ人医師エンゲルベルト・ケンペルに対する献名となっている。 |
ちなみに、松尾芭蕉の句 「閑さや岩にしみ入蝉の声」 に出てくるセミは、このニイニイゼミだと言われています。