校長室

 

こんにちは、高知県立盲学校長の 宮地 暁男(みやじ あきお)です。

  

  本校は昭和4年(1929年)2月20日に文部大臣より、『高知県立盲唖学校』として認可されて以降、県内唯一の視覚障害児・者の教育機関として、88年の長きにわたり、その役割を担ってまいりました。また、視覚障害教育のセンター的機能を有する学校として、幼稚園、保育所はじめ、小・中・高校及び特別支援学校への支援と、乳幼児からの早期視覚障害教育相談にも積極的に取り組んでおります。

 幼稚部、小学部、中学部、高等部(本科、専攻科)を設置し、普通科では幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準じた教育及び、一人一人の障害に応じた様々な工夫のある取組を行っています。そして、高等部本科保健理療科、専攻科理療科では、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格取得を目指した職業教育を実施し、それぞれに必要な知識及び技能を修得しています。
 また、通学に困難な児童生徒のために寄宿舎を設置しており、児童から成人まで、様々な年齢の児童生徒が寄宿舎指導員の支援のもと、家庭的な温かな雰囲気の中で、現在6名の児童生徒が規則正しい集団生活を送っています。

  さらに、地域に向けたセンター的機能を充実させるために、相談学級「ひまわり教室」を開設(毎週水曜日の午前中)、視覚障害のある乳幼児の発達支援や保護者への養育や教育に関する相談に応じています。また、外部人材(視能訓練士、言語聴覚士など)を活用し、幼稚園、保育所はじめ各学校への教育相談や校内研修会等への講師派遣、教材、教具の貸し出し等を行っているところです。
 本校は昨年度、「目が見えない、見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイデア”コンテストで、普通科3名の生徒たちが応募した『白杖の先が隙間にはまることを防ぐアイデア』が、見事に日本一・最優秀賞をいただきました。こうしたチャレンジが今、全校に広がっています。
 今年度は、児童生徒の取組をさらに地域に発信し、地域住民との避難訓練の実施や、福祉避難所としての機能を持つことができる研修会等を積極的に実施していきたいと考えています。

  今後も教職員一人一人が教育公務員としての自覚と誇りを持って、日々の教育活動に取り組み、幼児児童生徒、保護者、地域から信頼される学校を目指します。学校訪問や教育相談等、お気軽にご連絡くださいませ。

  皆様のご来校を心からお待ちしています。

                   高知県立盲学校長 宮地 暁男