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「教科書無償運動常設パネル展示室」設置の趣旨

 教科書無償運動の成果として,新学期をむかえる子どもたちは,真新しい教科書を手にし,ページをめくりながらこれから始まる勉強に期待をいだき,進級した喜びをかみしめることができます。しかし,今日の若い教職員や保護者等をも含め,教科書が無償で配布されていることを当然と思い,その経緯を知るものが少なくなってきている現状にあります。さらに,ここ長浜が教科書無償運動発祥の地と言われる由縁(当時の被差別地域の人々やPTA,教職員組合,各種団体等が一丸となり,憲法第26条に基づく闘いを展開したこと)を知るものも少なくなってきています。

 本校の「教科書無償運動常設パネル展示室」の趣旨は,子どもたちが当時の貴重な資料等から全国に誇れる教科書無償運動発祥の地である長浜を再認識し,自らの故郷に誇りをもった生き方を身に付けていってくれる事を願ってのことです。また,私ども教育に携わるものは我が国における最高法規である憲法を遵守し,遵守させることの意味を提起したこの闘いから,深く学ばなければならないとの強い思いからでもあります。

「教科書無償運動常設パネル展示室」の紹介(一部)

 現在の高知市立長浜市民会館の前身である草野姫(かやのひめ)神社の西隣に「自彊館」(じきょうかん)があります。古くは高知市に合併する前の長浜町が1935(S.10)年に設置したもので,当初は授産施設として草履表あみの共同作業場として建てられ,後には部落解放運動の高まりの中で,さまざまな住民活動や学習活動の中心的な場所として利用されていました。

 「長浜地区小中学校教科書をタダにする会」の要求大会が長浜小学校講堂で行われ,高知市教育長らも出席した。

 タダにする会が教科書無償を求めたのに対して,教育長は新学期から全員に無償で配ることはできないが,生活が苦しい家庭には負担をかけないよう努力したいと回答した。 

 1961(昭和36)年3月26日(日)高知新聞

 教科書をタダにする会と教育委員会との話し合いで決まった教科書の無償配布が,新学期がはじまってからおよそ1ヶ月あまりたった17日,長浜小学校から始まった。放課後,新しい教科書を手にした子どもたちは,「明日から教科書で勉強できるぞ」と大喜び。先生たちも,教科書をめくって,珍しそうに見入る生徒を見て,一安心のようす。

 1961(昭和36)年5月18日(木)高知新聞

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