土佐市を南北に流れ太平洋に注ぐ仁淀川河口の田園地帯にあり、海岸線から約700mの位置にあります。校舎は、海抜3.5mに立地し、2階部分と3階部分があるが地震・津波が起きれば甚大な被害が予想され、学校は避難場所にもなっていません。平成24年12月10日に公表された「高知県版第2弾 南海トラフの巨大地震による震度分布・津波浸水予測」によると、学校の津波浸水深の想定は約5〜10m、30cm津波予想到達時間36分となっています。
校舎は、平成22年の大規模改造により、耐震補強がなされ校舎内のガラスは全て飛散防止ガラスになり、棚やロッカー等の転倒防止策を行っています。また、玄関の2階部分が吹き抜けになっていたので、平成25年度に落下防止のボードを設置しました。
学校周辺は園芸ハウスが建ち並び、児童はハウスの中の通学路を通って登校しています。学校の避難場所は、学校から北西に約600mの吉田山(海抜約30m)にあり、平成27年度には備蓄倉庫も設置され、児童用の物資も備蓄できるようになりました。
地域全体も、近年避難場所が整備され、通学路から避難場所への避難もしやすくなっています。平成28年度には、地域内に津波避難タワーも2基設置されました。
新居地区の喫緊の課題である防災教育については、保護者、新居小学校支援地域本部、新居地区自主防災組織等地域の方々の協力を得て、地域ぐるみの避難訓練や防災キャンプ等体験を通して学び、防災意識の高まりが見られます。
西暦 | 元号 | |
1876 | 明治 9 | 新居小学校(本村),立意志小学校(立石)の南北2校創設 |
1889 | 明治22 | 旧名を廃止,新居小学校となる。後再び分立し,新居尋常小学校,新居北尋常小学校となる。 |
1910 | 明治43 | 南北両校併合し,現在地に校舎新築し新居尋常小学校となる。 |
1919 | 大正 8 | 高等科を併設し,新居尋常高等小学校と改称する。 |
1937 | 昭和12 | 北舎2階建てを建築する。 |
1941 | 昭和16 | 新居国民学校と改称する。 |
1947 | 昭和22 | 新居村立新居小学校と改称する。(六三制実施) |
1954 | 昭和29 | プール落成 |
1958 | 昭和33 | 土佐市立新居小中学校と改称する。(市町村合併) |
1961 | 昭和36 | 校歌制定 |
1962 | 昭和37 | 東校舎増築落成 |
1965 | 昭和40 | 小学校鉄筋コンクリート二階建て校舎落成 |
1972 | 昭和47 | 中学校は統合により,土佐南中学校新居分室として現在地に残る。(小中併設でなくなる) |
1974 | 昭和49 | 中学校実質統合(後の校舎,小学校が使用) |
1983 | 昭和58 | 南舎解体,特別室(鉄筋三階建て)6教室竣工 |
1986 | 昭和61 | プール改築落成 |
1990 | 平成 2 | 優勝旗購入 |
1991 | 平成 3 | 二階建て校舎外壁再塗装 |
1992 | 平成 4 | 滑り台,ブランコ2台新設置,体育館屋根瓦葺き替え大修理 |
1996 | 平成 8 | 歴代の卒業写真収集,廊下に掲示。運動場南防球ネット・東フェンス新調 |
1998 | 平成10 | ジャングルジム設置 |
2000 | 平成12 | 西便所を改修し,教具室・外倉庫とする。屋上防水加工 |
2001 | 平成13 | 放送設備交換 |
2003 | 平成15 | 光ケーブル設置工事 |
2004 | 平成16 | 防災無線工事 体育倉庫改修工事 |
2006 | 平成18 | プール塗り替え工事 |
2007 | 平成19 | 高鉄棒2欄新設 プールろ過浄化装置交換 |
2009 | 平成21 | 特別教室棟(3階建て)外部塗装 |
2010 | 平成22 | 本校舎(2階建て)耐震補強と大規模改修(校舎内部) 遊具移設 |
2011 | 平成23 | 太陽光発電システム設置 職員室前築山移設 |
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