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グローバル教育講演会
「西高生の皆さんへ－産業界からの期待－」が行われました
平成27年11月30日 |
11月30日（月）全校生徒対象に、グローバル教育講演会が行われました。日立製作所人財統括本部人事勤労本部長兼ダイバーシティ推進センタ長兼総合教育センタ長の田宮直彦氏を講師としてお迎えし、「西高生の皆さんへ―産業界からの期待―」と題して、グローバル化の現状とそれに伴い求められる人材について講演して頂きました。
日立製作所は全社996社のうち721社は日本国外にあり、研究開発、製造、販売を世界中で実施するなどグローバルに事業を展開されています。また、水不足や、エネルギー・環境問題などの世界中の社会問題にイノベーションで応える事業も行っています。そのため、「新しい切り口」や「新しい捉え方」に気づくことが重要で、グローバルな価値観や多様性を取り入れるなど「ダイバーシティ」を推進しています。このような状況の中、ボーダレスに臆せず挑む「意志」と「覚悟」をもち、柔軟に物事の全体を捉えられるなどの「グローバル人財」が求められているとお話しされました。
講演の最後に、高校生に向けて三つのアドバイスを頂きました。一つ目は高校時代のすべての時間を使って社会の一員としての基礎を固めてもらいたいということ。二つ目は自分の可能性を信じること、そして三つ目は田宮氏ご自身がアメリカで生活され多くのことを学んだ経験から、まず一歩外の世界に踏み出してもらいたいということでした。
講演の後は質疑応答が行われました。世界で日本の企業が生き残るには何が必要かという生徒からの問いに、日本の技術は世界トップクラスだが、ビジネスが弱い。「人財」を徹底的に鍛えることが大切で、これからの担い手である生徒一人一人にかかっていると答えられました。
日本を代表するグローバル企業の人事を担当される田宮氏から現場の生の声をお聞きし、これからのグローバル社会で求められる力を知ることができて、今後どのように高校生活を過ごしていくのかを考える大変良い機会となりました。
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