本年度の重点目標

本年度の重点目標
1 現状と今後の方向
(1) 本校は、創立123周年を迎える県内屈指の伝統校であり、本県農業教育の中心校として、農業の担い手や関連産業従事者を始め、政治・経済・産業及び教育界など、地域を支える有為な人材を数多く輩出してきた。今後も農林業を中心に、各分野で活躍できる人材育成をめざす。

(2) 本校では、農業の持つ教育力を最大限活用した多くの体験活動をとおして、 自主性、自立性、実力、そして生きる力を身につけ、それらを推薦材料として 希望進路の実現を図っている。今後とも、生徒たちの「活躍の場」をより多く確保し、農業高校の強みを生かした本校独自の教育活動を展開する。

(3) 本校への入学生は県下一円、73中学校からの入学で、その内訳は高知市34%、南国・香美・香南の3市で41%、その他25%となっている。志願倍率が高い学科がある一方で、県内産業不振の影響で定員を大幅に下回る学科もある。生徒のレベルは着実に向上しているが、中には目的意識の希薄な生徒やメンタル面で支援を必要とする生徒も見られる。20年度までの4年間は、退学者数が20名を超えていたが、21年度11名、22年度14名、23年度8名、そして24年度は7名と減少してきている。大幅な生徒減少や学区制の撤廃による高知市内校への流入等を踏まえ、本校の魅力をあらゆる機会を通してアピールし、生徒数の確保とレベルアップを図り、よりレベルの高い全国区の農業高校をめざす。

(4) 入学後は、多彩な学校行事や本校独自の諸活動をはじめ、生徒指導の徹底や部活動・農業クラブ活動など多くの実践活動を通した人間教育、学力保障や各種資格取得、そして進路保障に努め、その成果も現われており、学校にも活気が溢れている。今後とも学力向上と生徒指導を中心に更なる活性化と具体的成果のあげられる指導をめざす。

(5) 進路については、国公立大学を含む四年制大学、短大、各種専門学校への進学が約60%、就職が40%で、パーフェクトの進路決定を達成した。就職については、18年ぶりの昨年度に続き2年連続となる高知県職林業職への合格など、就職アドバイザーの献身的な取り組み等により、ここ数年就職内定率100%を誇り、特に県内就職率の高いのが特徴である。しかし、一方で早期離職者が多くいることや何の意思表示もしない生徒、優柔不断な生徒への対応が課題である。今後は「進路ガイド」や「進路だより」等の活用による早期の情報提供、ミスマッチの防止、国公立大学及び公務員対策の強化による合格者増をめざす。

(6) 「農業中心校」、「歴史と伝統」、「農業の持つ教育力」、「規範意識や倫理観」、「専門力と部活動」、「舟入寮」、「学校行事」等を本校のキーワードとして、生徒からは「行きたい学校」として、地域や保護者からは「行かせたい学校」として更にレベルアップした魅力ある学校をめざす。

 このような現状を踏まえ、教職員が一丸となって地域や同窓会及びPTAの支援を得ながら教育目標の達成を図らなければならない。
 今年度は、次の重点目標を中心に取り組みたい。

2 重点目標及び項目
(1) 専門力の向上
   @農業クラブ活動の活性化と成績の向上(県大会での全部門最優秀をめざす)
   A課題研究発表会の充実
   B地域への専門力の還元
(2) 基礎学力の定着と学力の向上 
   @分かる授業、分からせる授業の実践
   A理解の遅い生徒への徹底した指導(分からないままにしない)
   B家庭学習の定着(ノート・教科書の持ち帰り)
   C年間指導計画及びシラバスに基づいた計画性のある授業 
   D授業評価システムによる日々の授業改善
(3) 生徒指導の徹底
   @「高農三訓(時間厳守・気持ちの良い挨拶・整理整頓)」の徹底と全教職員による見つけ指導
   A当たり前のことが当たり前にできる指導(躾の大切さ)
   B生徒会活動の活性化
   C食や命の大切さ
(4) 部活動の活性化
   @全員加入へ向けた取り組み
   A日常活動の充実
   B人間教育を基本とした指導
   C人権に配慮した指導
(5) 魅力ある学校づくり 
   @生徒たちが主人公となる学校
   A校内研修の充実
   B開かれた学校づくりの推進(内外)
   Cあらゆる機会をとらえた情報発信
   D農業教育支援センターとしての役割
(6) 進路指導の充実
   @3年間を見通した指導(1・2学年の目標到達)
   A明確な目的を持たせ、それに基づいたきめ細かい指導の徹底
   B進路補習の充実(公務員、進学)と参加の促進
   C各種検定及び資格取得の推進
   D早め早めの情報発信

3 各学科の重点目標  
(1) 農業総合科
   @ 農業を通して思いやり、協調性、仲間意識、豊かな人間性を育てる。
   A 資格取得に力を入れる。農業技術検定3級合格100%をめざす。
   B 文武両道何事にも一生懸命取り組む姿勢を育てる。
   
(2) 畜産総合科
   @命と向き合い、命の大切さを学ぶ姿勢から感謝の気持ちを育てる。
   A整理整頓に努め、物を大切にする心を育てる。
   B実技をとおし、社会人として必要な挨拶、言葉遣いなどの礼儀を学び、農業に大切な協力・協調の姿勢を育む。
   C安全衛生管理の徹底を図るとともに、食の安全を考える。
   
(3) 森林総合科
   @学科のPRに努める。
   A生徒の基礎学力定着に努める。
   B生徒の進路保障に努める。

(4) 環境土木科
   @学習習慣の定着
   A資格検定の積極的な取得
   B全国に通用する農業クラブ活動

(5) 食品ビジネス科
   @食を大切にする心を育てる。
   A自学自習の奨励
   
(6) 生活総合科
   @基本的生活習慣の確立
    ○挨拶・敬語の指導
    ○服装・身だしなみの指導
   A学習意欲の向上
    ○家庭学習の定着を図る。
    ○各種検定へ積極的に取り組む。

4 各分掌の重点目標
(1) 総務部
   @学校行事・学校生活への保護者の理解と関心を高める。
   A各事業の企画・運営を工夫し、PTA活動の活性化を図る。
   B計画的な情報発信を行い、開かれた学校づくりの推進に努める。

(2) 教務部
   @基礎学力の向上を図る。
   A授業時間数の確保に努める。
   B家庭での自学自習の充実

(3) 生徒指導部
   @基生本的活習慣の確立
   A生徒会活動の充実
   B安全教育の徹底

(4) 進路指導部
   @挨拶、言葉遣い、服装など面接試験対策としてのマナー指導に取り組む。
   A早期離職や指定校・専願推薦合格後の辞退を防ぐ指導に努める(事前指導の強化)
   B筆記試験対策の強化

(5) 情報教育部
   @図書館の利用と読書指導の推進を図る。
   A視聴覚機器・情報機器の有効活用を図る。
   B外部への情報発信に努める。

(6) 生徒サポート部
   @心身ともに健康で、充実した学校生活を送ることができるよう、保健活動・教育相談活動・人権教育活動を行う。
   A学習環境作りとして、科を超えて、校内の清掃美化に努める。

(7) 寮務部
   @寮生の実態把握に努め、快適な寮生活が送れるよう支援する。
   A規律ある寮生活が送れるように指導する。
   B寮における環境整備に努める。
   C教員間、事務、舎監、炊事担当者との連携を図る。

(8) 事務部
   @施設設備の日常的な安全管理と維持管理の徹底
   A各部との連携及び各種情報の提供


5 各学年部会の重点目標
(1) 1年部会
   @基本的生活習慣の確立
   A友好・信頼
   B約束を守る。
(2) 2年部会
   @進路目標の具体化
   A学習環境の美化
   B基本的生活習慣、規律ある団体行動を確立し、修学旅行を成功させる。
(3) 3年部会
   @進路目標実現に向けて、主体的に取り組む姿勢の育成
   A生徒及び保護者への情報提供
   B社会人として必要な力の養成

6 各教科の重点目標
(1) 国語科
   @分かる授業、分からせる授業の実践
   A基礎学力の定着と進路指導を意識した学習指導
(2) 地歴公民科
   @基礎学力の定着を図る。
   A異文化を理解し、多様な世界観を身につけさせる。
   B人権と民主主義を尊重し、平和な社会を築く一員としての資質を身につけさせる。
(3) 数学科
   @基礎学力の定着と学力の向上 
    ○分かる授業、分からせる授業の実践 
    ○家庭学習の定着
(4) 理科
   @基礎学力の定着、科学的思考力の育成
   A教員間で情報交換を密にし、よりよい教材開発や充実した実験・実習をめざし理科に対する興味・関心・意欲の向上に努める。
(5) 保健体育科
   @生涯にわたって健康に生活できるよう基礎体力アップを図る。
   A体育授業を通じて、基本的なマナー(時間、整列、服装、挨拶、整理整頓)等を身につけさせる。
(6) 英語科
   @基礎学力定着 
   A自学自習の習慣形成
   B補習の充実