• 研究主題
  • 自ら考え、いきいきと表現できる子どもの育成
  • ~「伝え合う力」(やりとり)~
  • 主題設定の理由
  •  今日、様々な分野でグローバル化が急速に進み、教育現場にも国際協力の必要性や多様的なものの見方・コミュニケーション能力・英語力等、国際社会を生きぬくために必要な資質能力の育成が強く求められるようになってきた。
     また、次期学習指導要領改訂の視点は、資質・能力の確実な育成にあるとし、そのために、学びの質や深まりを重視することを指摘したうえで、「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」による授業改善を目指すとされている。  
     本校の児童は、人との関わりや自らの思いや考えを伝えるコミュニケーション力の弱さに課題がある。学習においては、進んで自分の考えを発言することに逃げ腰であり、思考力・判断力・表現力を苦手とする児童も少なくない実態もある。
     本年度は、文部科学省指定「英語教育強化地域拠点事業」3年目で研究発表の年であるため、外国語活動・外国語科を中心に研究を進めていく。昨年度、コミュニケーション能力の育成に重点を置き、「勇気と笑顔でキャッチボール」を合言葉に取り組んできたが、考えを深める十分な対話ができていない。それは、授業の中にペアやグループでの「伝え合う(やりとり)」の時間が設定できていないからだと考える。
    本年度は、コミュニケーション能力の育成と主体的な学びを作るために、「伝え合う力」(やりとり)に重点をおいた。相手意識をもって、自分の考えを伝えたり、相手の言いたいことをくみ取って聞けたりできる児童の姿を目指して、全教育活動で取り組む。そして、授業スタンダードに基づき、主体的・協働的に学び合い、自ら考え表現しながら学んでいく授業の中に、必然性のあるやりとりを行う活動を設定すれば、実践的なコミュニケーション能力を養うことができると考え、本研究主題を設定した。
  • 研究構想図
  • 授業スタンダード
  • 基礎・基本の徹底を図るための研究
     (1) 学力分析・課題の把握・考察・実践
         ① 全国学力学習状況調査(4/12)・・・6年
           第1回ベネッセテスト(4/12)・・・・・・2年~6年
         ② 第2回ベネッセテスト (12/  )・・・・1年~6年
         ③ 県版学力テスト(1/10)・・・・4年、5年
         ④ 大豊町漢字チャレンジテスト・・・学期ごと
         ⑤ 算数単元テスト・・・・・学期ごと(実施日と点数を県に報告)
     
     (2) 「ぐんぐんタイム」(帯タイム)の実施
         ○ 時間・・・13:40~13:55
         ○ 内容・・・国語科(言語領域)新出漢字、短作文、ことばのきまり等
                確認テスト(単元テスト等)
                百マス計算
  •   (3) 「はなまるタイム」(放課後の全校加力)での学力の底上げ
         ○ 曜日
           1年・・・月・火・木・金
           2年・・・月・火・金
           3年・・・月・火(上級生と同じ時間)・金
           4年~6年・・・火・金(委員会・クラブのない週)
         ○ 内容
            個のつまずきに合った内容のプリント
            全教職員が担当に分かれて指導する。  
  •     (4) 読書マラソンへの取り組みによると図書館教育の充実
         ○ 取り組み方
            低学年・・・読んだ本の内容を尋ねる。
                  児童の個人カードに担任がサインをする。
            3年以上・・個人カードに感想を書き、担任のサインをもらう。
           目標の半分のページをクリアすると努力賞をわたす。
           目標を達成したら表彰する。
         
  •                ○ ページ数 
  •        低学年・・・2000p(努力賞:1000p)
  •                     中学年・・・3000p( 〃 :1500p)        
  •                     高学年・・・4000p( 〃 :2000p)    
  •       (5) 発表集会を活用して、人前で発表する力をつける。
  •    
  •       (6) 家庭学習の充実を図る。       
  •                ○「家庭学習の手引き」を配布する。
  •      ○家庭学習の質と量の向上を図る・       
  •                ○生徒指導部の行う「生活調べ」と連携させる。    
  •          ○家庭や子ども教室との連携を図る。