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令和2年2月14日(金)地域フィールドワーク 学年報告会
2月14日(金)に地域フィールドワークの学年報告会を実施しました。格技場において,各クラス7グループ,6クラス42グループ全てがポスターを掲示し,ローテーションを組んで,10分間のポスターセッション形式の発表を各グループが2回ずつ行いました。生徒は「発表の内容」,「ポスターの見やすさ」,「発表時の声・態度」,「仮説の適切さ」,「質問への応答のわかりやすさ」という5つの観点に基づいて相互評価しました。また,訪問させていただいた事業所の方々にもご参観いただき,「仮説は検証するために、もっと小さく具体的なことにすべき」,「データは数値やグラフで具体的に表した方が良い」「使用した写真に簡単な説明が書かれてあると分かりやすい」など,次年度の参考となる助言をいただきました。全ての生徒が,人前で発表する体験をするとともにそれに対する評価を受けることができ,今後さらに活動を広げていくうえで貴重な学びとなりました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・地域課題について調べる事により自分たちの県のために何が出来るかを改めて考えるいい機会になった。どこのグループにも共通して見られる課題は担い手不足や人口減少だった。まず、自分たち自身から県についての興味、関心を持ちそれを友達などに広めていくことが今できることだと思う。これからは地域の行事などに興味を持ち積極的な協力をしていきたい。

・原稿を覚えるだけでなく、その場で分かりやすく改善しながら話すことを意識して説明した。今回の学年報告会は自分にとっても大きな成長に繋がった。人の前に立って上手く説明する力は、いつになっても必要な力だと思うので、ここでその基盤を見つけられた気がした。これからもこの経験を活かしていきたい。

・報告会を通して、自分達のグループのポスターの文字の太さが他のグループと比べて細く見にくい点や、発表時の声が小さく近くの人以外にあまり聞こえていなかった点、改善すべきことがたくさん見つかった。また、他のクラスのグループの発表を見たり、先生からのアドバイスを頂き、地域課題の解決方法をどうやって実行していくかについても考えなければいけないことに気付いた。

・今回の報告会では高知大学の先生にも見ていただきましたが、仮説を立てるときには検証が必要だとアドバイスをしていただきました。仮説の立て方は小津の先生方から教えていただきましたが、検証をする時間もなく発表となったのでたくさんの指摘を受ける結果となり、残念に思いました。これからの課題研究は仮説を立てたら検証し、これからどのようにつなげていけるのかを考えていけるように取り組みたいと思います。
令和2年2月13日(木)・14日(金)第5回高校生国際シンポジウム
2月13日(木)・14日(金)、宝山ホール(鹿児島県文化センター)で開催された高校生国際シンポジウムにて、理数科の生徒4名が課題研究「高知の河川の水質と珪藻」の成果を発表し、ポスター部門(環境・防災・防疫分野)において優秀賞を受賞しました。
今回が初参加のため、準備段階から手探り状態で進めてきました。発表直前まで考察に悩み続け、ポスターにも変更が入るなど十分な準備ができたとは言えない状況でした。しかし、悩みぬいたおかげで生徒それぞれに異なる視点の研究の面白みが生まれ、それを質疑応答の中で表現できたため、評価を受ける結果につながったと思います。今後も、実験を重ねより考察を深め、さらに良い発表ができるよう課題研究に精進してもらいたいと思います。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・部活などでみんなが揃わない日もあったけど、珪藻の採集作業から同定、ポスター・原稿作りまでできたので良かった。グループで夜に何度も電話し、休みの日には学校で一日中同定作業やポスター作成などしたのはキツかったけど楽しかった。特に同定は、やってもやっても終わりが見えなくて本当にしんどかった。でも、頑張ってきたおかげで岡本さん(Glocal Academy 理事長)にも褒められたし賞も取れたので良かった。このメンバーでやれて良かったなと思う。
・中学の時に一度パネルディスカッションを行ったことがあるが、その時とは違った進み方を知った。午後の本番直前の打ち合わせでは、発表の考察がしっくりこないということで、みんなの時間をもらって一緒に考えてもらったおかげで、本番では自分たちらしい発表ができた。他のクラスメイトではなく私たちが鹿児島の高校生国際シンポジウムに参加できたことに感謝し、これからの課題研究に応用していきたいと思った。
・自分では大きい声で話しているつもりだったけど、まだ声が小さかったとわかった。質疑応答は、初めの2回までは自分が答えられる内容だったので答えることができた。暗記したことは忘れてしまっても、自分が理解できていることなら話せるとわかった。優秀賞をもらえて良かったけど、もっと大きい声で発表できていたら最優秀賞をもらえていたのかなと思った。最優秀賞の発表は声も大きくて聞きやすかったし、説明もわかりやすかった。
・発表が始まった初めのほうは緊張していましたが、発表回数を重ねて行くうちにみんな笑顔になり、発表を楽しむことができたと思います。発表までの大変な作業を共にすることでお互いの良い面や悪い面を知り、それらを乗り越えた結果お互いの足りない部分を補うことができるチームになったと感じています。
令和2年2月13日(木)理数科2年OZUサイエンス化学
2月13日(木)理数科2年生を対象にOZUサイエンス化学「反応速度」を実施しました。今回は、実験データを正しく処理することを目的に、過酸化水素の分解反応を用いて化学反応の速さと物質の濃度、および温度との関係性を考察しました。
過酸化水素の分解で生じた酸素の体積を物質量に変換し、そこから水溶液中の過酸化水素濃度を導き出します。過酸化水素の濃度と分解速度の値をグラフ化することで反応速度定数を求めました。複雑な単位変換に悩まされながらも、体験的に反応速度について学ぶことができました。


以下、生徒の感想(アンケートより一部抜粋)
・今回はとても難しい内容でしたが、班員や先生と話し合い、しっかり実験を進めることが出来ました。
・過酸化水素水の触媒として二酸化マンガンではなく塩化鉄(V)を使うことや、水上置換を行う際の容器をメスシリンダーにして、酸素の発生量を記録するといったことは今までの実験ではやったことの無い取り組みだったためとても興味を持ちました。科学英語の授業でカタラーゼなどの生体触媒は、温度が上昇すると反応も盛んになると実験しましたが、生物由来ではない金属による触媒も温度の上昇に比例して反応も盛んになるということに対してどのような活用がされているのか気になり調べたところ、三元触媒という自動車の排出ガス中の3種類の有害成分を酸化・還元によって同時に浄化する装置に使われていると知り、化学によって明らかになった事象は僕たちが暮らしている社会に身近に存在し、人間の生活に欠かせない要素に成りうるのだと考えました。
令和2年1月30日(木)普通科2年課題研究中間学年報告会
1月30日(木)追手前高校芸術ホールにおいて、普通科課題研究「中間学年報告会」を行いました。4月より、高知県の地域課題と自分の興味・関心のあることとを関連付けて研究テーマと仮説を設定し、文献調査やアンケート調査・インタビュー訪問などで研究を進めてきたところです。
 本日の「中間学年報告会」では、各クラスの代表生徒6名が、論文作成に向けて、「目的、仮説、研究手法、結果、考察、提案」などについて、各自が作成したスライドを使いながら報告しました。さらに、各発表について、ご出席いただいた本校のSSH運営指導委員の皆様から、多くの質問やアドバイスをいただきました。このことは、代表生徒のみならず、生徒全員にとっても、これからの課題研究活動を進めるうえで、方向性を示していただいたものと思います。今後は、中間報告会で得た情報や課題をもとに、追加の調査・研究を進めながら、論文の完成を目指して作業を進めていく予定です。

以下、生徒の感想(一部抜粋)
・やはり、データ量は大事だなと思った。自分の課題研究に関係していることはどんなささいなことでも調べつくすぐらいの勢いで取り掛かるのが良いのだろうなと思った。
・データや実験によって裏付けされていた結果だと成功でも失敗でも研究として成り立つのに、逆にデータが不足するだけで、発表の仕方がちゃんとしていても来賓者だけでなく生徒からも追及されていたので、自分の論文作成でももっとデータを集めるべきだと思った。
令和2年1月25日(土)京都府立桃山高等学校(自然科学科)SSH課題研究発表会
1月25日(土)に、連携協力校である京都府立桃山高等学校のSSH課題研究発表会に参加しました。本校の化学班が「甘味について〜NAAの毒性検査〜」の研究成果を発表しました。発表後には、「人の体内に吸収されていく過程で、毒性を持った物質に変化する危険性はないのか」などの質問があり、丁寧に応答する様子が見られました。また、先進校の研究発表を聞くことで刺激を受け、自分たちの研究に対するモチベーションも上がっている様子が伺え、今後のさらなる取り組みに期待したいです。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・私は、アインシュタインの「6歳児に説明できなければそれは理解したと言えない」という言葉を知ってから、分かりやすい発表を目指し始めた。以前は、専門用語を並べて発表することに格好良さを感じていた。でも、相手に伝わらなければ発表する意味がない。そう意識して発表することができた。
・桃山高校の生徒の発表は、どの班も内容が丁寧にまとめられており、グラフや画像が分かりやすく表示されているなど、研究内容も発表の仕方も技術の高いものばかりで感銘を受けました。実験を繰り返して正確なデータを収集し、聞き手に伝わりやすいようなパワーポイントの構図になっていて、研究の流れが掴みやすく何をしたいのかが明確に分かった。研究に対する熱意を感じる発表だった。
令和2年1月16日(木)2年生理数科 課題研究中間発表会
1学期にテーマ報告会を終え、本格的に課題研究に取り組んできました。現在、6領域(物理2・化学1・生物1・地学1・数学1・環境1)計7グループで活動しています。1月16日(木)には課題研究中間発表会として、これまでの研究内容を報告し、進捗状況の確認を行いました。この発表会での評価を参考に、年度末に向けてさらに研究を進めていく予定です。
次回の研究発表は、4月上旬に行われる四国地区SSH課題研究発表会になります。
令和2年1月10日(金)1年生理数科OZUサイエンス(物理・化学)
1月10日(金)に理数科1年生が半数ずつOZUサイエンス物理「モンキーハンティング」とOZUサイエンス化学「アボガドロ定数の測定」に取り組みました。
「モンキーハンティング」では、フィルムケースを落とすと同時に、それを目掛けてビー玉を投射し、衝突させるためにはどのような条件で物体を発射するべきかを考え、試行錯誤しながら実験装置を組み立て、衝突実験を行いました。実験後,自由落下・水平投射・斜方投射の三つの運動で,それぞれ公式を用いて、数学的に「モンキーハンティング」が成立することを立証しました。
「アボガドロ定数の測定」では、身近な金属である鉄を用いて測定を行いました。鉄は、多数の原子が規則正しく並んだ「体心立方格子」とよばれる構造をしています。まずは、原子が接している断面を理解するために模型を作製し、単位格子中に含まれる原子の個数や鉄片(実物)の質量と長さから体積・密度を求め、原子の個数と体積の関係からアボガドロ定数を求めました。使用したことのないノギスや関数電卓の扱いに戸惑いながらも、得られた数値を正しく処理し、アボガドロ定数について体験的に学ぶことができました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)
・最初、机の上に置かれた材料からは想像のつかない装置ができたので、装置ができるまでの作業がとても楽しかった。班員からはいろいろな意見が出て、たくさんの考えがあり、たくさん失敗し、成功したときはとても嬉しかったです。
・体心立方格子の模型を作りながら進めたので、求め方や構造がよく分かってよかったと思いました。模型作りに多少苦戦しましたが、先生の対応も優しく、楽しく授業を進めることができました。
令和2年1月7日(火)数学体験ゼミ
1月7日(火)高知大学教育学部にて「数学体験ゼミ」を行いました。題材は「鳩ノ巣原理の威力」、「トポロジー入門」、「なぜ0で割ってはいけないの?を考える」、「現象と数学」、「ルーク盤の数学」、「数あてゲームの秘密〜P進法の活用」の6つで、1日中数学に取り組むことで、数学の世界の広がりを感じることができました。計算をする数学というよりも、深く考え自分達で答えを模索する活動的な数学に触れ、今まで以上によく考えながら取り組むことが出来ました。分数は必ず有限小数または循環小数で表されることの証明や、「なぜ0で割ってはいけないのか」という疑問に対して、単純に教えてもらうのではなく、使える原理から、どのように導き出すか、その過程を楽しむことができました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・今までの数学の考え方が大分変わった気がしました。今やっていることはあくまでも基礎の段階で、この基礎を活用することで様々なことを証明することができるということを感じました。また、最初に抱いていた複雑だというイメージは今回の授業では無く、あくまで根本にあるものは単純なことなんだと思いました。今回のゼミで数学の面白みや深さと、普段から数学を学ぶ意味がわかったような気がしました。
・オイラーがケーニッヒベルクの橋の問題において用いた方法のように、日常にある現象や情報を自分の発想により自分の理解しやすい形に変型させてみるという試行は、数学だけでなく社会のあらゆる事に対して重要な事だと思いました。
令和元年12月19日(木)工業技術体験ゼミ
12月19日(木)に、「工業技術体験ゼミ」を実施しました。高知市布師田にある高知県工業技術センターで、14名の参加者が3コースに分かれて研修しました。
体験学習の「清涼飲料水の分析と試作」のコースでは、「食品の成分と味覚」をテーマとして、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味、などの呈味成分に関する試験や分析を行い、試験結果をもとに清涼飲料水を試作しました。その際に物質量や濃度の計算、中和滴定の手法など、高校の授業で学習した内容を応用する場面が多くありました。
「組み込みマイコンでモノを動かしてみよう」のコースでは、小さなコンピュータである“マイコン”のプログラムを作り、センサやモータなどを動かして実習を行い、マイコンやプログラミングについての基礎を学びました。
「重合反応を使ってレジンクラフトを作ろう」のコースでは、プラスチックの製造や接着剤に使われている重要な化学反応の一つ「重合反応」を利用して、オリジナルのレジンクラフトを作成しました。
この体験ゼミは県内の企業や工業技術のすばらしさを学ぶ絶好の機会となりました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・ゼミを終えてやはり高校で習う知識は社会に出てもとても大事だということがわかりました、クロマトグラフィーや、中和滴定など、体験で聞いた化学用語をはどれも習ったことなので授業の大切さを再認識することができました、体験中に会社の方々から聞けた話はどれも貴重で例えば食品開発課では、食品の成分表に書いてある成分の含有量を調べたりすることや、食品を他の企業が加工しにくることや、忙しい時は1日に中和滴定を200回以上したことなど仕事の大変さも知ることができました。
・今回の体験を通じてプログラミングについてのイメージが変わった。体験の前は、プログラミングはとても難しく素人にはとてもじゃないけどできないと思っていた。しかし、いざ体験をしてみると少しの操作でLEDを光らすことができ意外と簡単で、誰にでも扱えるなと思いプログラミングに対する考えが変わった。さらに、こういう分野でも学びたいなと思えた。
令和元年12月15日(日)〜19日(木)SSH台湾海外研修
12月15日(日)〜19日(木)の四泊五日で、理数科の代表生徒8名は台湾へ研修に行ってきました。
【研修1日目】高知空港で出発式を行い、羽田空港を経由して台北松山空港に移動。空港からはMRTや新幹線を乗り継ぎ、目的地である新竹市に到着。
【研修2日目】国立科学工業園区実験高級中学を訪問し、すべての授業を英語で行うバイリンガルクラス(IBSH)の生徒と一緒に、ロボット工学や化学の授業を体験したり、相互に課題研究の発表を英語で行いました。
【研修3日目】桃園市にバスで移動し、国立中央大学を訪問しました。津波についての研究を行っている呉副教授の講義や災害予防研究センターの紹介、橋梁について研究している王教授の講義を受けました。本校の課題研究「Concerning Breakwater Against Tsunami」の発表後には、先生方からたくさんの助言をいただくことができ、発表した生徒たちの課題研究への意欲の高まりが見られました。
【研修4日目】台北市にある関渡自然公園で実習を行いました。ネイチャーガイドの方から、台湾の植生や動物について説明を受け、現地でしか知ることのできない知識を身に付けました。また、カニやムツゴロウなど干潟に生息する生物の観察を通して、湿地の果たす役割についても学びました。
【研修5日目】台北松山空港まで移動し、羽田空港を経由して高知空港に到着後、解団式を行い、研修を終えました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・実験高級中学はフレンドリーな人ばかりで、英語を使う絶好の機会だった。日常会話がカタコトではありながら伝わった時は本当に嬉しく、もっと話したいという気持ちになった。Roboticsの授業では、ロボットのプログラミングの基礎を体験して工学の道に進みたいという気持ちが増した。
・国立中央大学で、津波に対する防波堤という課題研究について発表させてもらいました。緊張から前を向いて発表することができず悔しかったです。この研究について褒めてくれたのでとても嬉しかったです。また、私たちの質問にも快く答えてくれて、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。今日教えてもらったことをしっかりと日本に持って帰ってからも考えて、いい課題研究を作り上げたいと思いました。
・台北市は経済成長期に作った多くの建物が原因で自然が破壊された。そのため台北市の自然を取り戻すために現在の関渡自然公園ができた。汚染された水をあえて流し、植物の力で水を綺麗にするという取り組みに感動した。自然の力で綺麗にできることは素晴らしいことだが、そのことに人間が頼りすぎてもいけないと強く感じた。
令和元年12月6日(金)1年生理数科OZUサイエンス生物
12月6日(金)に1年生理数科がOZUサイエンス生物で「DNAの抽出実験」を行いました。身近な素材(野菜ジュース・ヨーグルト・スポーツドリンク等)からDNA抽出を行うための操作方法を習得するとともに、「どのような食品にDNAが多く含まれているのか」ということや、「タマネギの異なる部位からDNAを抽出して、その量を比較することでどのようなことが言えるか」ということなどについて考えました。また、DNAの観察を通して実感するとともに、使用した薬品の役割は何か、それぞれの実験操作にどのような意味があるか等について考察しました。
令和元年12月4日(水)生命科学体験ゼミ
12月4日(水)の午後、事前学習として固体培地を作成し、学校周辺で採取した土や植物に付着した微生物の培養を行いました。その後、12月17日(火)から2泊3日にわたり、高知大学物部キャンパス内にある遺伝子実験施設にて「微生物の培養・観察」「微生物の同定」「緑色蛍光タンパク質遺伝子の大腸菌への導入」の3つの実験・実習を行いました。
生物の教科書では内容を取り扱うものの、学校では実施困難な実験・実習であるため、貴重な体験となりました。大学の施設内に泊まり込むことで、ゼミの内容以外でも大学生と交流ができ、食事を楽しみながら大学生の学生生活など、幅広い話をうかがうことができました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・学校の生物の授業で習ったところの実験を深く理解できたし、学校の授業だけでは理解しきれなかった所も深く学べて理解することができたことは大きな糧になったと思います。塩基配列では、1箇所も間違えないようにペアを作って読み取りが行われているんだと思うと体は凄いな、偉大だなと思ったし、生命の誕生の凄さも同時に感じました。
・生物に意味のないことはない。今は使われていない器官があったりするが、それも進化の過程で生物が生きるために適応してきたものであり、今回のゼミでは生物の共通点をより感じることができた。
令和元年11月15日(金)理数科1年科学英語入門
11月15日(金)に国際性の育成にむけた取り組みとして、科学英語入門を実施しました。高知大学農林海洋科学部の田中壮太先生をお招きして、「東南アジアの農業と私たちのくらし−科学者としての素養−」と題して講演をしていただきました。海外で研究を行うためには英語は必須、現地語も必要。科学者としての素養を今のうちからしっかりと身につけようとメッセージをいただきました。
その後、高知大学の外国人留学生とグループに分かれて英語でのディスカッションを行い、講演の内容や各国の文化の違いについて話し合いをしました。コミュニケーションツールとしての英語の必要性を感じてもらえたのではないでしょうか。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・今回この講演と外国人留学生と交流してすごく楽しかったです。自分がMCをすることが決まった時は、簡単やろうと思っていたけど、いざやると緊張して難しかったです。でも、今回の活動は本当に良い体験をできたと思います。
・田中先生の講演を聞いて、自分が大切だと考えている教科だけでなくすべての教科が大切だということを学んだ。英語を習得するためには国語が必要だし、外国に行くときはその国の言語や少なくとも英語が必ず必要だということが分かった。だから、これからは英語を学ぶことが大切だと感じた。
・留学生との会話では、外国の方と英語で会話するのが初めてだったので緊張していましたが、本番ではすらすらと話すことができ、何度か質問を投げかけ、文化の違いや日本にきて感じたとこなどを話すことができたので良かったです。準備の段階で用意していた英文や自分の発音がしっかり相手に伝わって会話ができたので良かったです。
令和元年11月5日(火)・12日(火)理数科2年科学英語Tプレゼン発表A
11月5日(火)・12日(火)理数科2年科学英語Tプレゼン発表A

11月5日、12日に理数科2年の「科学英語T」の授業で、英語によるプレゼン発表が行われました。3,4人のグループごとに『酵素カタラーゼ』の実験をテーマにパワーポイントを用いて発表しました。
2回目の発表であったこともあり、プレゼン資料の内容や発表内容についても改善がなされ、発表スキルの上達に驚かされました。生徒間の英語での質問も行われ、英語を使ってのコミュニケーション力も向上してきたように感じました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)
・とても緊張していたけれど、下を向かないでみんなを見るようにして頑張った。
・原稿をあまり見ずに聞き手全体を見て、はっきりと聞き取りやすいスピードで話すことが大切だと感じた。
・質疑応答でうまく答えられなかった。どんな質問がくるか予想して事前に答えを考えておくとよいと思った。
・スライドに文字がいっぱいあると分かりにくいので、図やグラフを示して、言葉で補足するとよいと思った。
・聞き手の顔を見て発表することができなかった。次は、聞きやすく、相手を意識した発表を心掛けたい。
・発表中ごたごたしないように、グループでの通し練習を何回かしておくことが大事だと思った。
令和元年11月11日(月)理数科2年OZUサイエンス物理
11月11日(月)に理数科2年生の次年度物理選択者を対象に静止摩擦係数を求める実験を行いました。
 物理基礎の範囲である静止摩擦係数について、実際に求める方法を班で考えた後、2通りの方法で静止摩擦係数を求めました。実験方法については全く指示がないため、各班のチームワークが問われる実験となりました。実測される数値データの単位換算や、相対誤差について各班で協力しながら課題を解決していく様子が見られ、今までの物理の学習や課題研究、SSH活動の成果をうかがうことができました。

以下、生徒の感想(提出プリントより一部抜粋)
・今回の実験は、実験屋と理論屋に分かれることなく、各自が両方の担当をするというやり方で行った。特に理論屋として、どのように実験を行うのが良いか考えるときがとても楽しかった。
・求めた数値と実際の測定値との誤差が少なかったのは、うまくいったことが実感できて嬉しかった。
・今回の実験で、普段何気なく使っている公式達にこんなに深い考え方があることを初めて知って、テスト期間だけで「ぎゅっと」詰め込んでいるだけでは私生活ではすぐ忘れて使えないなと感じました。
令和元年11月8日(金)ものづくり総合技術展
11月8日(金)高知ぢばさんセンターで行われたものづくり総合技術展に1年生全員が参加してきました。高知県内で「ものづくり」に携わる事業者の方から話を聞くことで、高知県の企業がどのようなことをしているのか、どのような思いで仕事をしているのかを知るきっかけなりました。また、高校生作品展示コーナーではSSH校としての取り組みをポスター掲示し、本校の取り組みについても紹介しました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)

・どの事業所も、共通して感じている高知県の地域課題は、「人手が少ない」ことだ。おそらく、良い発想を持っていたり、チャレンジするような人が県外に出てしまい、また、人口が減ることで、様々な地域課題が増えているのかなと個人的に思った。高知県の課題解決のためには、まずは、若者を増やすことを目標にするべきだと思う。

・高知県が地産外商を進めるためには、今考えていることをさらに発展させて、売り出すことが足りていないことが分かった。高知にはおいしい食べ物があるのに、あまり知られていないのは、高知の人たちは伝えることが上手でないからで、このことをよく深く考えて、解決していく必要があると思った。多くの事業所の人たちが高知県の地域課題を考えながら働いていることが分かった。

・高知県は南海トラフ地震のことがあるため、防災面での展示が多かった。高知に住むのであれば、考える必要のある課題だと感じた。防災には住宅や貯水槽などの大きな設備だけでなく、簡易トイレや段ボールなどの小さなものまで多種多様なものがあった。ものづくり総合技術展に来なければ、知ることができないアイデアがあり、とても面白く、興味が持てた。
令和元年11月7日(木)2年生理数科OZUサイエンス生物
11月7日(木)2年生理数科がOZUサイエンス生物で「光合成色素の抽出」の実験を行いました。最初に二人一組で試料(パセリ・シロツメクサ・乾燥ワカメ・きざみ海苔)をすり潰し、薬品を加えながら色素抽出液をつくります。その後、抽出液をなるべく小さくかつ濃くTLCシートに浸み込ませ、展開液とよばれる薬品が入ったガラスコンテナに静置し、抽出液から分離していく色素を観察しました。
観察後は、各班で、それぞれの試料に含まれる光合成色素は何種類か、Rf値からそれぞれの色素は何であるか(クロロフィル、カロテン等)、紅葉した葉を用いるとどのような結果になるか等を考察しました。感想には『化学体験ゼミでクロマトグラフィーを行ったことはあったが、今回は身近なものでやったので楽しかった』、『自分の手で実験して反応を見て学習するのは教科書で見るよりも楽しいと思った』等がありました。
令和元年10月18日(金)2年理数科サイエンスフィールドワークA
10月18日(金)に、理数科2年生は瀬戸大橋記念館と与島PA内にあるアンカレイジを見学しました。記念館では、瀬戸大橋建設に至るまでの歴史や瀬戸大橋架橋工事の方法を、実際に使用した機械や実物模型などの展示を見て学ぶことができました。与島PAでは、通常は入ることのできないアンカレイジ内に入り、本州四国連絡高速道路の白川さんより、瀬戸大橋ができる工程を展示したパネルを使って、工事の流れと使われた最先端の技術についてお話しいただきました。
スケールが大きいだけに、保守点検作業も長い時間がかかるとのことでしたが、今後何十年も維持するための手立てをとっていきたいとのお話があり、これからの時代は巨大建造物の維持管理の技術が求められていることを学びました。
 
以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・風の影響を少なくするために格子状の設計があったり、サビから守る工夫があった。地震や現地の人々の暮らし、景観など様々な要素に配慮して設計されていることが分かった。
・作り方や歴史を学んだうえで休憩の間に展望台から瀬戸大橋全体を見てみたが、これを9年半で作ったのは改めてすごいなと感動した。今度、本州と四国を結ぶ他の橋を渡るときは瀬戸大橋との違いなどを考えながら渡りたいなと思った。
令和元年10月17日(木)理数科2年OZUサイエンス物理
10月17日(木)に理数科2年生が弦を伝わる波の速さの実験を行いました。
 物理基礎の教科書では「発展」の部分である、速さと張力、線密度の関係式を導くために、速さと張力の関係を調べる班と、速さと線密度の関係を調べる班に分かれ実験データをとりグラフ化し、その情報を持ち寄って速さと張力と線密度の関係性を求めました。生徒が意欲的にお互いの実験結果について話し合い、どんな関係性があるのか思考をする様子がうかがえました。この日は、JSTの鈴木清史様が来校されており、実験を見て生徒の思考が進むような声がけをしていただきました。生徒にとっても教員にとっても貴重な経験となりました。
 
以下、生徒の感想(一部抜粋)
・実際に実験をして法則を見つけるというのはとてもおもしろかった。
・自分一人でやろうとしたら難しかっただろうが、班の仲間と協力して実験、意見交換ができて楽しかった。
・理論値と実験値が割と近いような値が出たので驚きを覚えた。
令和元年10月11日(金)1年理数科サイエンスフィールドワークA
10月11日(金)に理数科1年生が高知県立文学館の寺田寅彦記念室、寺田寅彦記念館(生家)に行きました。
高知県立文学館では、学芸員の方から寺田寅彦の科学者としての側面から研究・防災に関するお話をしていただいた後、展示資料を見学しました。生徒は「天災は忘れられたる頃来る」という有名な言葉を通して、寅彦が防災についてどのような考えを持っていた人物であるかを学びました。その後、小津高校のすぐ南に位置する寺田寅彦記念館に移動しました。ここは寅彦が4歳から19歳まで育った旧邸で、展示品や勉強部屋等を見学しました。
本日の活動で、身近に課題研究のテーマとなるものがあり、それについて普段から考えをめぐらせることや防災についても考えを深めることができました。
令和元年10月11日(金)1年生普通科課題研究講演会
10月11日(金) 普通科1年生を対象として、株式会社 Nextremer minarai事業部営業 三條 耕太郎 様より、「AI技術と地方創生」と題して講演をいただきました。
講演では、「企業におけるAI技術の取組事例」、「AI技術と地方創生」、「高知県におけるAI技術の展開」などについて、スライドを用いてお話しいただきました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)
・今までAIというと、「仕事を取って代わられる」イメージが強く、良い印象ではなかったが、自分が身近に使っているアプリや、病院などにもAIが入っていることや、AIではできない仕事もあるというお話から、AIに興味を持ったし、地域課題を考える上で活用できる場面があるのではないかと思った。
・日々の暮らしを豊かにしていくにはAIと人の協働、理解し活用する人たちの増加がカギになるのだと思った。完璧といえるAIの開発は困難かもしれないが、正しい知識を身に付け、AIを使うことの大切さを学びたい。
・AIというものは開発すればするほど、人にとって良くないと思っていたが、今回の講演を聞いて、AIは人にとって大変便利なものだと分かった。NextremerのようなAIに関する会社でも文系の人がたくさん必要とされていて、理科や数学が苦手な私でも、将来就職が不可能でないことが分かり、選択肢が増えてうれしかった。
・知りたかったAIの分野について知ることができ、よかった。今の高知県を変えることができたら、10年後の日本もよくなると思うので、将来、地域の課題にどんな形でも取り組みたいと思った。AIを利用しつつ、人が能力を生かせるたくさんの職場ができたらいいと思った。
令和元年9月22日(日)SSH薬学実験体験ゼミ
9月22日(日)本校化学実験室で、徳島文理大学薬学部より今川洋先生をお招きし、普通科10名、理数科13名の生徒を対象に、薬学実験体験ゼミを実施しました。
まず、有機化学を習っていない生徒にも体験ゼミの内容が理解できるよう、分子の成り立ちや有機化学に関する基本事項について講義を受けました。次に、合成するエステルの炭素数が5以上になるようアルコールとカルボン酸を1種類ずつ選び、実験を進めていきました。扱ったことのない実験器具ばかりでしたが、アシスタントの大学院生などに丁寧に指導を受けたおかげで、合成した化合物の収率まで求めることができました。最後に、甘味抑制実験と題し、甘味受容体のはたらきを阻害するお茶を飲み、砂糖を舐めても全く甘味を感じないという貴重な体験をしました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・この薬学実験体験ゼミには中学生の頃から将来のために必ず参加してみたいと考えていたので、今回経験することができてとても嬉しかった。どの実験も興味のある内容で充実した時間を過ごせた。また、最後に講師の先生が言っていた「現在使える医薬品は過去の研究者からの私達への贈り物」という言葉が印象に残っている。今回の体験ゼミで経験して学んだことをこれからの課題研究などの取り組みに活かしていけるよう頑張りたいと思う。
・今回の薬学体験ゼミは将来自分が本当にしたいことをできる第一歩になったと思う。将来どのような職に着きたいかが決まってない私はこのような体験ゼミにたくさん参加する必要がある。今回のゼミでは化学の難しいところとおもしろいところの両方を知ることができ関心が高まった。この状態で化学の授業でも高い意欲で取り組みたいと思った。
令和元年9月13日(金)1年生普通科課題研究講演会
9月13日(金) 普通科1年生を対象として、高知大学次世代地域創造センターの講師 梶 英樹 様より、「みんなで描く高知の未来〜持続可能な開発目標(SDGs)〜」と題して講演をいただきました。講演では、「持続可能な開発目標(SDGs)について」、「SDGsの大事なポイント」、「高知の地域課題をSDGsを使って考えよう」、「SDGsの達成に向けて行動するために」などについて、スライドを用い、具体的な事例を交えてお話しいただきました。ご講演を通して、物事は一方向からではなく、複眼的に捉えることで、課題が見えてくること、また、どのように課題解決をしていけばよいのかを考えるヒントをいただきました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)
・物事の課題は、必ずつながりがあるので、そのつながりを考えることが大切だと分かりました。今の行動は、未来へ大きく影響するので、未来のことを考えて、今、私たちがすべきことを考え、行動に移すことが大切だと分かりました。
・SDGsという言葉を聞いたのは初めてでした。どのような取り組みをされているかが分かりました。今何をすべきか考えることが大切であり、また、人に任せるのではなく、自分に出来ることを行動することが重要だと改めて考えさせられました。
・みんな課題が分かっているのに、自ら行動しないことがいけないことだと思いました。高知のことに関心を持たないといけないと思いました。
令和元年8月23日(金)1年生統計学超入門
8月23日(金)1年生全員を対象に高知工科大学永国寺キャンパスにおいて、高知小津高校・高知工科大学連携講座「統計学超入門講座」の第1回目として、京都経済短期大学専任講師 田村輝之先生に「グリット(やり抜く力)を伸ばそう」と題して講義をしていただきました。
年度当初のアンケートにちりばめられていた「グリット(やり抜く力)」のアンケート項目を集計した学年全体の分布と、今回の本人のグリット(情熱やねばり強さ)スコアの比較で現状を確認し、どのようにしてグリットを伸ばしていけばいいのか、など、統計心理学的な側面から講義がありました。また、中で取り上げられるデータや知見などの先行研究として、高校生を対象としたものを取り上げてくれたことでより、生徒にとってより身近に感じたのではないかと思っています。
令和元年8月18日(日)〜8月19日(月)第21回中国四国九州地区理数科高等学校課題研究発表大会
8月18日(日)〜8月19日(月)山口県山口市 山口県健康づくりセンターに中国四国九州地区の理数科高等学校から39校の生徒や教員等が集まり、第21回中国四国九州地区理数科高等学校課題研究発表大会が開催されました。発表はステージ発表部門で16本とポスター発表部門で59本(物理14、化学16、生物18、地学8、数学3)とがあり、本校からは、ステージ発表に1本(地学分野)、ポスター発表に3本(物理分野,化学分野,生物分野)参加しました。ポスター発表、ステージ発表いずれにおいても、堂々とした態度で審査に臨み、審査員の方々からの質問に対しても丁寧に答えることが出来ました。また、すべての発表を終えた後、ポスター発表交流会が行われました。他校の多くの生徒が発表を見に来てくれ、質疑応答にも丁寧に答え、研究成果を伝えることが出来ました。他のポスターの見学も積極的に行い、互いに交流を深めることが出来ました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・会場が広く多くの人もいたためはじめはとても緊張していましたが、本番になるとパワーポイントでの発表が2回目ということもあり以前よりかは少しリラックスして発表することができました。発表自体は何度か練習を重ねていたので、私たちが今まで行ってきた実験の成果をきちんと伝えられたのではないかと思います。しかし、今回の発表で私たちの実験回数がまだまだ少ないことを感じさせられたので、後輩が継続研究として引き継いでくれたらと思います。
・全体的な印象としては、やはり継続研究は内容が充実していて、聞いていて面白かったです。そして、賞を取ったチームは継続研究をしていた所が多かったと思います。小津高校は自分たちのチームもそうですが新規の研究が多いです。継続研究のチームを見比べた時、やはり質、量ともに少し劣るかなと思います。まだ研究内容について全く決まっていない理数科の1年生にはぜひ継続研究を受け継いでもらいたいと思いました。
令和元年8月7日(水)〜8月8日(木)全国SSH生徒研究発表会
8月7日(水)〜8月8日(木)兵庫県神戸市 神戸国際展示場で開催された令和元年度SSH生徒研究発表では、SSH指定校218校のポスター発表、6校の口頭発表があり、海外10の国・地域からも23校招聘されました。本校からは、化学班が代表として参加しました。発表会の初めに「周期表誕生150周年 メンデレーエフの努力と天才」と題された京都薬科大学 桜井弘先生の基調講演を拝聴しました。その後、行われたポスター発表は、これまで経験したことのないもので、5時間30分の長時間に渡って他校の生徒や審査員の先生方がブースに次から次と訪れて、質疑応答を行うものでした。多くの皆様から貴重なアドバイスをいただきました。ポスターを見に来てくれた他校の生徒の質問に答えながら、互いに交流を深め、大変有意義な経験をしました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・ポスター発表は順調にでき、質疑応答でも受け答えできてよかったです。一番大変だったのはタイの高校生が聞きに来てくれた時に英語で対応しなければならなかったことです。仲間と頑張って対応しました。ほとんどジェスチャーと単語になってしまったのですが、伝わった時はとても嬉しかったです。質疑応答より、たくさんの方から多くのアドバイスをいただいたので、後輩に伝えていきたいと思います。
・この発表会には海外の高校生も来ており、ドイツの高校生と交流して仲良くなることができました。他にも様々な企業がブースを展開しており、Kavli IPMUの方から宇宙の研究を進めるために数学、物理、天文学の専門家が集まって話し合うことが重要であること等を実感して、宇宙に関して関心を深めることができました。
令和元年8月3日(土)小学生のための科学実験講座
8月3日(土)本校へ小学生20名を招き「小学生のための科学実験講座」を開催しました。教員志望の生徒10名と科学部の生徒5名の計15名が、小学生の実験補助について、ドライアイスを用いた実験に取り組みました。また、科学部の生徒による液体窒素を用いたサイエンスショーも行われ、普段目にすることのできない現象を見たり体感したりしました。引率の保護者の方々も一緒にサイエンスショーを楽しんでいただきました。
令和元年7月28日(日)中高生のためのかはく科学研究プレゼンテーション大会
7月28日(日)愛媛県総合科学博物館で行われた『中高生のためのかはく科学研究プレゼンテーション大会』に参加しました。発表を見に来てくれた他校の生徒の質問に答えながら、互いの交流を深め大変有意義な経験をすることができました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・県外の高校の発表を聞いて勉強になった面もあれば、レベルの違いを見せつけられたように感じる面もあった大会だった。これから先、研究にかかわることがあったときには、この経験をモチベーションにしたいと思う。
・人と話すとき、自分の意見を言うタイプではなかったが、この1年で意見を言えるようになった気がする。かはくの館長さんも人に「伝える」ことが大事だとおっしゃっていたいたが、私がこの1年で一番身についたのは「伝える力」だと思う。
令和元年7月9日(火)理数科2年科学英語Tプレゼン発表
7月9日(火)理数科2年の「科学英語T」の授業で、英語によるプレゼン発表が行われました。3,4人のグループごとに『糸電話』の実験をテーマにAim(ねらい)・Hypothesis(仮説)・Equipment(実験器具)・Method(方法)・Result(結果)・Conclusion(結論)・Discussion(討論)・Future Plan(今後の課題)についてパワーポイントを用いて発表しました。発表後には、「緊張して笑顔を忘れてしまった」「どれだけいい研究でも発表の態度や声の大きさによって伝わり方が違うことが分かった」「次は人に伝えることを意識して発表したい」などの感想が見られました。
令和元年7月4日(木)普通科3年生課題研究学年発表会
7月4日(木)に3年生普通科課題研究学年発表会が行われました。
クラス発表会で選出された、各クラス代表者6名が、「研究背景、研究目的・意義、研究手法」、「結果」、「考察」などについて、スライドなども活用して発表がなされました。クラスの代表生徒の発表後には、生徒から多くの質問も出て、十分な情報共有がなされたことと思います。
また、ご出席いただいた本校のSSH運営指導委員の皆様から、クラス代表生徒に対して直接、多くのアドバイスをいただきました。この貴重な経験を生かして高校卒業後、大学や社会人になってから、さらに研究を続けていく機会があればと期待するところです。
令和元年7月2日(火)理数科3年科学英語Uポスターセッション
7月2日(火)3年理数科課題研究11チームが、科学英語Uの授業でポスターセッションを行いました。高知大学の大西浩平先生と留学生6名をお招きして、英語での発表、質疑・応答を行いました。初めは、英語の発表に戸惑っていましたが、徐々に自信をもって発表している姿が伺えました。留学生からの質疑に悪戦苦闘する場面もありましたが、懸命に応答し最後まで発表をやり遂げることができました。貴重な経験となりました。大西先生からも「大学で研究を進めていくうえで、英語による発表は必要不可欠である。しかし、分かりやすく伝えることが重要なのは、日本語での発表と同じである。今後も頑張ってほしい」と激励していただきました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・台湾研修でたくさん英語に触れ、コミュニケーションの取り方を学び、とにかく黙らずに会話を続けるということを大事にした。アイコンタクトを取ることで、頷いて聞いてくれたり、「nice presentation」と褒めて下さったので、自信をもって今後の発表をしていきたい。
・留学生の方から普段より多くの質問をいただいたが全部答えることができなかったことが今回の反省点だと思う。専門分野の方がいらっしゃると質問をきっかけに話を掘り下げていくので、英語での返答が詰まってしまうのは勿体ないと思った。相手と会話するようなやり取りができる発表というものを目指したいと思った。
令和元年7月1日(月)普通科1年課題研究講演会
7月1日(月)普通科1年生を対象として、ビスタワークス研究所の結城貴暁様より、「激動の時代、自分らしい人生を生きる」と題して講演をいただきました。
生徒の感想(一部抜粋)
・「成功の反対は失敗ではなく、何にもしないこと」という言葉が印象に残った。これからは失敗を恐れず、頑張っていきたい。
・失敗した時にいつもウジウジと失敗を引きずる癖を直したいと思った。
・若いうちから自分の限界をさとったようなふりをして、挑戦しないのはもったいないことだと思った。子供なら子供らしく、大きな夢をもってまっすぐ前進していくべきだと思った。
令和元年6月27日(木)理数科2年課題研究テーマ報告会
6月27日(木)2年生理数科を対象として、一般社団法人Glocal Academy代表理事の岡本尚也様を招請し、これから始まる課題研究のテーマ報告会を行いました。25名の生徒は9チームに分かれて、研究テーマやリサーチクエスチョン、研究手法などを発表し、講師の方からこれから課題研究を行ううえでの助言などをいただきました。
本日のテーマ報告会を通して、これから始める課題研究が有意義なものになってもらえることを期待しています。
令和元年6月27日(木)普通科2年生課題研究テーマ報告会
6月27日(木)2年生普通科において、課題研究テーマ報告会が行われました。本年度4月より、テーマ設定に向けて講演をお聞きしたり、インターネットや図書室を活用したりしながら、自分の興味・関心のあることと地域課題の両面から調べてきました。今日は、各ホームで3〜4人の班に分かれ、班内で研究テーマやその背景、研究手法について発表し、相互に助言をしたうえで、自分の取り組みを振り返り、改善方法を考えました。先週に引き続き高知県立大学の学生をTAとして迎えることができ、生徒たちは自分の研究テーマについて積極的に質問し、具体的な助言を受けることができました。
令和元年6月24日(月)1年生普通科課題研究講演会
6月24日(月)普通科1年生を対象として、一般社団法人Glocal Academy代表理事の岡本尚也様より、「研究テーマを決める際に大切なこと」と題して講演をいただきました。冒頭に「なぜ課題研究をするのか」の問いかけがあり、生徒たちは頭を悩ませながらも様々に意見交換し、課題研究は自分たちがやりたいことを選び、考えるための練習であり、大事な取り組みであることを教えていただきました。また、先生の豊富な海外経験のお話から、「当たり前のことに常に疑問を持つ大切さ」、「マジックワード(具体性のない言葉)の危険性」など、これまで私たちの思考になかった新しいものの見方、考え方についても学ばせていただきました。今後、課題研究に取り組む上の心構えや注意点のほか、将来の自分の在り方、過ごし方について考える、とても良い機会となりました。

生徒の感想
・今日の講演ではもっと発言してみたかった。より知識を深めて、常に自分の意見、意思を持てるようになりたい。今後機会があれば、積極的に発言したい。
・将来の夢は決まっているが、その職業を通して自分が社会にどんな影響を与えられるかは考えたことがなかった。これから、じっくり考えたいと思った。
・小学校、中学校と課題研究は先生の提案などで進めてきた。高校では主体的に、自分が思う疑問について、自分のために研究に取り組もうと思った。
令和元年6月14日(金)・21日(金)3年生普通科課題研究クラス発表会2
6月14日(金)・21日(金)に3年生普通科課題研究発表会が行われました。
5月31日(金)のクラス発表会で選出された10名程度のクラス代表者が、2日間に分かれて課題研究発表を行いました。クラスの生徒は発表を聞きながらメモを取り、発表者への評価を行いました。また、発表者への質疑応答も活発に行われました。このクラス報告会によりクラスの代表者が決定しました。クラスの代表者は、これから発表原稿となるスライドを作成する作業に入ります。7月4日(木)には、各クラスから選出された代表者6名が、本校体育館で学年発表会を行う予定です。
令和元年6月20日(木)2年生普通科課題研究テーマ設定に向けて
6月20日(木)に、2年生普通科の課題研究テーマ設定に向けた活動が行われました。1年次より、高知県の特色・現状や地域課題について、講演等を通して学んできました。2年次では、自分の興味や関心のある高知県の地域課題について、テーマを決めて研究を行い、論文を作成していきます。これまでは、ホーム主任や副主任からの指導を受けてきましたが、本日は、高知県立大学の学生をメンターとして迎え、助言やアドバイスをいただきながら、研究テーマや研究方法について考えました。今後の研究活動に向けて、活かしてほしいと思います。
令和元年6月1日(土)SSH課題研究ポスターセッション
6月1日(土)3年理数科課題研究11チームがポスターセッションを行いました。4月に行われました四国地区SSH課題研究発表会の反省も生かし、1,2年生や保護者の前で堂々と発表することができました。また、たくさんの質問やアドバイスをいただき、貴重な経験を積むことができました。今後は、7月21日(日)に行われる課題研究発表会に向けて取り組んでいきます。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
3年生(発表者)
聞いてくれている人に伝えるという発表姿勢をもっと身につけたいと思った。聞いてくださった保護者の方からは「発表が堂々としていた」「内容は難しくてちょっと分からなかったけど、ポスターもきれいにまとまっていると思う」などのお言葉をいただいたので、自分たちの良いところとして継続していきたいと思う。これから次の7月に向けて出来るだけ実験をかさね、今回の発表であった質問を振り返るなどして改善していきたい。
2年生
どのグループも声がはっきりしていて聞きやすかった。ポスター上では小さくて見えづらいグラフも、拡大して別紙で用意していて見やすかった。化学のグループはタブレットを使って自分たちの考察について分かりやすく説明してくれて良かった。
1年生
どのような発表をしたらもっと分かりやすく伝わるのかを考えることができた。私は、まず日常に疑問をたくさんいだき、それについて考えることが必要だと感じることができた。
令和元年5月31日(金)1年生普通科課題研究講演会

5月31日(金)普通科1年生を対象として、高知大学理事・副学長の受田浩之様より、「サイエンスによる地方創生」と題して講演をいただきました。講演の冒頭では、「2040年に高知県の自治体の3割が消滅する」、「高知県は課題先進県であるが、課題解決先進県になることが大切である」ことをお聞きしました。また、ドベネックの桶に人口減少を例えて説明をしていただいたことで、どの課題が人口減少につながるか、どのように課題解決をしていけばよいのかを考えるヒントをいただきました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・理系・文系に区別をしてはいけないと言っていたことが一番心に残りました。何系かを区別することで、考えが狭まり世界と比べたら遅れをとっていることが分かりました。
・ドベネックの桶と高知県が繋がっていることについて、高知県は課題を解決するにあたって何をどこまで伸ばしていくと良いのかを理解する必要があると感じました。地道な活動が高知県の人口減少の歯止めになると思いました。
・GAFA(Google,Apple,Facebook,amazon)は、「つながる」ということを実現した会社という話を聞いて、最初と最後に聞いた、水が溢れる様子と社会減、水が蒸発してなくなる様子と自然減は似ていると聞いて、話が繋がっていたのですごいと思った。このつなげるという考え方を勉強にももっと生かしていきたいと思った。

令和元年5月31日(金)3年生普通科課題研究クラス発表会

5月31日(金)3年生普通科の生徒が、課題研究のクラス発表会を行いました。昨年度の2年次より、自分の興味や関心のあることと高知県の地域課題からテーマ設定を行い、調査や研究を重ねて論文作成を行ってきました。生徒は、その論文をもとに、5〜6人の班に分かれて発表しました。発表内容を聞きながら、メモをとり、評価も行い、さらには発表者に対して積極的に質問する場面もありました。班内の発表者には、「特に良かった点」や「改善できる点」について、付箋に書いてその場で提示することで、発表者へのフィードバックが出来ました。本日の発表会の結果、10名程度が学年報告会のクラス代表候補となります。
6月14日(金)・21日(金)にはクラス代表候補の生徒がクラス内で発表する予定です。

令和元年5月16日(木)OZUサイエンス(2年)

5月16日(木)2年生理数科25名が、化学「電気分解」、地学「耐震・免震・制震」の2グループに分かれてOZUサイエンスを行いました。化学班は電気分解の手法を用いることで、アボガドロ定数を求めることができることを学習しました。地学班は紙模型を使って、建物の揺れを抑制する手法について学び、耐震・免震・制震について理解を深めました。

令和元年5月14日(火)SSH台湾海外研修報告会

5月14日(火)2・3年生理数科の「科学英語」の授業で、3月13〜17日に実施された台湾海外研修の報告会を行いました。研修に参加した生徒8名が3グループに分かれて、訪問先についての発表を行いました。海外の文化や科学技術のレベルの高さ、英語の重要性など多くの気づきを得ることができたようです。今後の進路を考えるうえでも大きな影響を受けたようです。

以下、生徒の感想(一部抜粋)
【3年生発表者】
・改めて振り返ると、貴重な経験をさせていただいた。将来について、やってみたいことも見つかったので、とても充実した研修だった。(SSH指定の)小津だからこそ経験できることなので、2年生にもぜひ参加してもらいたい。
【3年生】
・知識として吸収するのと、実際に見て感じことは、やはり大きく違うのだなと感じた。また、グローバル化が進む現代において、英語の勉強は非常に重要だと感じさせられる発表だった。
【2年生】
・台湾の(半導体)技術は、日本の技術より進んでいると分かった。また、台湾の中学生の授業内容が今の自分たちの授業内容と同じであるということに驚いた。この研修報告を聞いて、台湾の学生の探究心や好奇心が高いことを知って自分たちにも必要だと思った。
・どのグループも様々な体験をすべきだと発表していて、やはり体験することが大切なんだと感じた。将来設計が変わったという感想もあり、将来のことを考えるうえでも、この研修は大切だということが分かった。

平成31年4月18日(木)理数科1年サイエンスフィールドワーク

4月18日(木)に愛媛県総合科学博物館で1年生理数科39名がサイエンスフィールドワークを行いました。施設見学を通して科学的な興味関心を高めるとともに、サイエンスクイズの作成、おすすめポイントの紹介などを交えたプレゼンテーションを行うことで、情報収集力や情報発信力の向上に取り組みました。今後のプレゼンテーションに向けての良い導入になりました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
・自分たちで探してプレゼンするのは思っていたより大変で難しかったです。これからも、今日のようなプレゼンをする日があると思います。その度に学び、成長していきたいと思いました。
・みんなで協力することの大切さや、考える力、みんなにどうすれば楽しんでもらえるのか、どういう発表が分かりやすいのかなど、頭をフル回転させて考えるいい機会になったと思います。

平成31年4月17日(水)2年課題研究オリエンテーション

4月17日(水)に2年生課題研究オリエンテーションを行いました。昨年度のSSH生徒研究発表会の優秀作品を鑑賞し、ゴールイメージを持ってもらいました。その後、これまでの本校の課題研究テーマや内容について各担当から説明があり、年間のスケジュール等についても確認しました。課題研究に取り組む『不安』や『期待』の声がそれぞれ聞かれましたが、今の新鮮な気持ちを忘れずに、課題研究に取り組んでもらいたいです。

平成31年4月6日(土)第7回四国地区SSH生徒研究発表会

4月6日(土)に本校で行われた第7回四国地区SSH生徒研究発表会に3年理数科課題研究11チーム39名と2年生の見学生徒25名が参加しました。今年度の3年生は中間報告会を事前に行っていたこともあり、例年に比べて上手に発表できているチームが多かったように感じられました。
他校の生徒や教員からの鋭い質疑応答に、自分たちの研究の甘さやデータ不足、考察の不十分さなど多くの気づきを得ることができ、今後の課題や方向性などを明らかにすることができたのではないでしょうか。また、2年生は今年度から始まる課題研究に向けてのテーマ決定や研究に対するモチベーションなど多くのことを経験できたようです。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)
【3年生】
各チーム、タブレットや実物を使って説明していて、発表の仕方に工夫が見られた。他のチームを見ることで、自分たちの欠点もたくさん見つかり、学ぶこともたくさんあって、交流することは大事だと思った。
【2年生】
 今回の活動では、今後の課題研究で活かせそうなことがたくさんあった。様々な分野の課題研究があり、それらを聞いてみて自分が一番研究したいことは何か。どのような研究が自分にあっているか。これらをつかむきっかけになった。

Prefectural Kochi Ozu High School since 1873