研究テーマ
一人ひとりを生かし、確かな学力を保障する授業の研究
教育を取りまく状況は、大きな変革の時代にある。それは新しい学力観として、あるいは、学校週5日制・生涯教育・教育の国際化として、新しい視点に立った教育の創造と学校づくりを求めている。
それは、学校・家庭・地域とが強く結び合って、子どもたちの育ちを見守り、地域とともに歩み、育つ学校として、その内実を豊かにしていくことである。そして、すべての子どもに生きる力を保障できる教育を創造することである。そのためには、子どもたちが多様な学びのスタイルを獲得し、自分の可能性を追求しながら、自らの進路を見据えることができる教育内容を生み出していくことが必要である。
研究主題の中の「確かな学力」とは、注入された知識ではなく、生きて働く知識である。このような知識は「深い思考力や判断力に支えられ、問題解決に生かされ、新しい考えを創造する役割を果たすような知識」といえる。また、「確かな学力を保障する」ことは、とりもなおさず「生きる力」を育て、伸ばすことに他ならない。このような視点から研究主題を分析し、重点をおいて取り組むことがらや、取り組みの方向を明らかにした。これらが、相互に関わり合い、子どもたちに確かな学力を保障し、生きる力を育てる取り組みとなると考えている。
子どもたちにとって生きる力とは何かを考えたとき、それは問題にであったとき、その問題解決に向かって、各教科で身につけた基礎的・基本的な力を総合的に活用したり、作用させながら、問題を解決していく力であるといえる。このように考えると、子どもたちに学力を保障して行く上での最初の課題は、「基礎・基本をしっかり身につけさせること」であるといえる。そこで、授業においては、関わり合いながら学習する力を活用して、基礎的・基本的な内容の確実な定着をはかる。そして、授業で身につけた知識や思考力、判断力、表現力を総合的に活用する能力を育てるために、学習したことを「活用する場」や「表現する場」を意図的に設ける。そうすることで、学習したことが生きて働く力になると考える。
また、このような活用する能力の育成は、子どもたち自身が自分の生活を見つめることのできる力となったり、生活に働きかける力にまで高められるといえる。