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西部中学校は、認め合い、支え合い、学び合う授業で、笑顔と活気あふれる学校づくりをめざします。

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高知市立西部中学校

学校長あいさつ



                   高知市立西部中学校 校長 宮川 幸人


入学式での言葉(平成31年4月8日)

 木々の芽が膨らみ、様々な生き物の息吹とともに、春の香りがいっそうあたりに満ちあふれ出す春を迎えたこのよき日に、PTA会長掛水隆司様の臨席をいただき、たくさんの保護者が見守る中で、入学式を盛大に挙行できますことは、私たち西部中学校の教職員にとりましても、このうえない喜びであります。新入生のみなさんのご入学を心からお祝い申し上げます。
 さて、一人ひとり育ってきた環境や考え方の違いがある154名のみなさんが、この西部中学校での3年間、授業や生徒会活動、部活動などの学校生活を通じて、先生方とともに毎日生活をともにすることになります。3年間の中学校生活は、必ずしも楽しいことばかりではなく、悩んだり苦しんだりすることがあると思います。しかし、学校生活を楽しくするか否かは、みなさんと教職員の考え方次第で変わってきます。あなたたちの前にこれから立ちはだかる試練をどう乗り越えていくかが大切になってきます。先生方はあなたたちの悩みや疑問に対して、真剣になって答えていくことを約束します。
 中学校生活を楽しく有意義なものにしていくために、今日から次の2つのことに注意して学校生活を過ごしてほしいと思います。
 一つ目は、毎時間の学習に注意を集中し、先生の話をよく聴き、作業や実技をしっかりするということです。英語という教科が本格的に始まります。算数は数学になり、家庭科の他にに技術科や美術科も勉強します。そして、中学校では科目ごとに教えてくれる先生が替わります。国語、社会、数学、理科、それぞれの専門の先生が担当することになります。学習方法やノートの取り方、作業や実技について、それぞれの専門の立場から教えてくれます。まじめにこつこつと実行し積み上げていけば、3年間で大きな力となってみなさんの身につくはずです。中学校で差がつくのは、こうした毎日の小さな積み重ねをどのくらい実行できたか、できなかったかによるのです。中学校の3年間は小学校の半分の長さしかありません。学習内容も多くなり、あっという間に過ぎ去ってしまいます。最上級生になって後悔することがないよう、1年生の基礎的な内容の時から毎時間の学習と家庭学習に努力してもらいたいと思います。
 二つ目は、友だちのよいところを見つけるということです。そうしていけば、必ずみんなと仲良く生活ができるようになります。だれもが友だちとは仲良くしたいと思っています。しかし、仲良くしたいけれどもその方法が分からない人もいます。意見の違いから相手のいやがることを言ったり、力で相手を攻撃しようとする人もでてきます。人の話をしっかりと聞き、自分の思いや考えを言葉にしてきちんと相手に伝えることで、お互いに理解できるようになります。言葉は相手を攻撃するためにあるのではありません。互いに理解し、よりよい人間関係を作っていくためにあります。
 また、仲良くするためには、あいさつができる人になることも大切です。「おはよう」「こんにちは」「さようなら」、笑顔でかけるあいさつは、相手にさわやかですがすがしい印象を与えるだけでなく、自分自身も積極的な人になります。あいさつは初めて出会う人と親しくなる第一歩でもあります。
 1年生の時から、学習をおろそかにしないこと、友だちのよいところをみつけること、そしてあいさつがしっかりできる人になることを、みなさんだけではなく、保護者のみなさんも一緒になって取り組んでいくことで、優しく向上心に満ちた西部中学校になると私は信じています。
 西部中学校では、基礎的な学力を定着させ、学力を向上させるために、昨年度から授業だけでなく、家庭学習の充実にも力を入れてきました。この取り組みは、本年度も継続していきたいと考えています。また、全校一斉の朝学習や、放課後あるいは長期休業中の加力学習、2年生では地域での3日間の職場体験学習、3年生では修学旅行など、さまざまな体験学習や授業以外での学習を計画的に実施し、みなさんが3年後に卒業するとき、全員が希望する進路に進めるような取り組みを行っていきます。
 保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。本日、大切なお子様をお預かりしました。私たち教職員は、お子様の健全な成長を願い、力の限り頑張る所存です。しかし、大人への階段を上り始めた中学生ですから、いろいろなできごとがあると思います。そのとき一番大切なことは、保護者の皆様と私たち教職員の心が一つになっていることだと思います。互いに手を取り合って同じ方向を向いて、教育に当たりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 本日の入学式に当たり、新入生のみなさんが目標を持ち努力を忘れず、意欲的な中学校生活を全うしてくれることを期待しています。
  

3学期始業式での言葉(平成31年1月8日)

 新年おめでとうございます。皆さんもすばらしい新年を迎えたこと思います。今年の正月もお天気が良かったので、私は近くの神社にお参りに行ってきました。新年最初にお願いをしたことは、3年生が無事希望の高校に進学できること、そして1年生も2年生も元気でがんばれることをお願いしてきました。
 君たちも願いごと、あるいは今年はこうしようという思いを心に決めたと思いますが、昨年の夏の甲子園で活躍した秋田県の金足農業高校のピッチャーの吉田輝星くんが、日本ハムファイターズにドラフト1位で選ばれて、先日、2軍の寮に入ったときのインタビューがとても心に残りました。プロ野球に入っての抱負、どのように誓いましたかという質問に対して、「努力は決して自分を裏切らないと思います。プロに入っても一生懸命努力をして、プロで通用し、日本代表の選手になれるようがんばりたい。」と、このようなことを言っていました。
 君たちも2学期の終わりに、担任の先生からがんばったこと、あるいは課題として残ることを保護者の方と一緒に話をしたと思いますが、この2週間の冬休みにどんな計画を立ててどんな努力をしようかと考えたと思います。3年生は、自分の行きたい高校に進学できるように計画を立ててがんばってきたと思います。吉田くんが言うように、自分の目標に向かって必ず達成できるよう計画を立てる、そのような西部中学校の生徒になってもらいたいと思います。
 2学期に君たちの前で、先生方が授業の方法を変えてコの字型にするよう寸劇をしましたが、西部中学校は2学期から授業方法を変えて取り組んできました。学校評価でも、いろいろな意見が上がってきています。「私語が増えた」「元の方がいい」「友だちと話し合いができるからとてもいい」など、様々な意見が出ていました。先生方と話し合いながら授業の質やレベルが向上するように、君たちの学力が向上するように、先生方も研修や授業改善に取り組んで行きたいと思います。
 3学期は、2か月前後、60日程度で新しい学年を迎えることになります。1年の締めくくりの学期は、あっという間に過ぎてしまいます。3年生もこの今のがんばりが進路に大きな影響を与えますので、最後までがんばってほしいと思います。1・2年生も進級する最後の学期としてがんばってほしいと思います。
 学校への連絡で、インフルエンザのことが聞かれるようになってきました。寒い日が続きますので、健康管理に注意をしながら、特に3年生は受験にベストが尽くせるよう体調管理に十分注意して3学期を過ごしていきましょう。

卒業式での言葉(平成31年3月13日)

 柔らかな日差しにさまざまな彩りが増し、春の訪れが感じられるこのよき日に、数多くの来賓の方々やPTAの役員の方、そして保護者の皆様方のご臨席を賜り、本校第56回卒業証書授与式を催すことができますことを、深く感謝申し上げます。
 さて、卒業生の皆さん、本日の卒業を心からお祝い申し上げます。今日で義務教育9年間を修了したことになります。この長い間、ご両親や地域の方々、そして先生方の教えや励ましによって今日の日を迎えました。このことに対する感謝の気持ちを忘れてはなりません。皆さんは、この西部中学校で学習やスポーツ、学校行事や生徒会活動に熱心に取り組んできました。
 皆さんとの思い出を振り返ると、さまざまな場面や情景が思い起こされます。学習においては、君たちの授業に対する意欲や授業内容を研修するためにたくさんの学校の先生方や教育機関の方々が来校し、本校の先生方と研修を深めることができました。生徒会活動では、地域の活動への参加はもとより、ボランティア活動や、高知市中学校の生徒会の代表として学校の中だけの活動にとどまらず、地域の方々との連携や社会福祉活動に貢献してくれました。学校行事では、防災学習で阪神淡路大震災でもっとも震源に近い活断層『野島断層』を保存・展示する北淡震災記念公園、ハリウッドの超大作映画をテーマにした興奮のライドや人気のキャラクターたちのショーで楽しんだユニバーサル・スタジオ・ジャパン、自分たちで計画を立てて歴史的名所を回った京都への修学旅行。体育祭は、3年生を中心にそれぞれの学級がまとまり練習計画を自分たちで考え、応援合戦や競技に一生懸命取り組む素晴らしい体育祭となりました。秋の文化発表会では、学年から選ばれた弁論の発表や、合唱コンクールではどの学級も素晴らしい歌声を披露してくれました。3年生の各学級の合唱や全校合唱は、体育館に来校してくれた保護者や地域の方々に西部中学校の文化意識の高さを示してくれました。また、部活動においても、対外試合において、個人・団体を問わず、本校の存在を示し、各種行事に積極的に参加し、その努力と協力を通して一人ひとりが満足感と充実感を体験し、悔いの残らない中学校生活を送ってくれたと思います。
 9年間の義務教育を終え、皆さんは新たな一歩を踏み出そうとしています。学業や文化、スポーツなどの活動に励み、心身ともに成長しながら中学校の課程を修め、想い出の多い学舎を巣立つ日を迎えました。中学校生活に様々な思いを抱きつつ、これからそれぞれが進んでいく道に、大きな期待を抱いていることと思います。
 さて、昨年12月にノーベル賞を受賞した本庶佑氏は、最も人の役に立てそうだいう理由から50年以上前に研究員の道に進み、地道に基礎研究を積み重ねることにより癌・免疫療法に新たな扉を開きました。本庶氏は人間に必要なのは好奇心、勇気、挑戦、集中、継続、確信だと言います。好奇心を大切に勇気をもって困難な問題に挑戦し、集中して諦めずに継続することで確信が生まれてくる、このことは私たちがこれからの社会をよりよく生きていくうえで重要な示唆を与えてくれると言えるでしょう。皆さんが生きる現代社会は、人口減少を伴う少子高齢化や人工知能の技術革新、雇用環境の変化が急速に進んでいきます。地域経済が縮小する一方で、10年前には広く普及していなかったスマートフォンやタブレットが生活に定着し、人、物、情報が国境を越えて行き交うようになりました。そのような時代だからこそ、私たちに求められているのは急激に変化する社会や課題に真摯に向き合い、能動的に学び続けることや、他者との連携、協働しながらより豊かにより幸せに生きていくことができる新たな社会を創造していくことではないでしょうか。皆さんはこの3年間、中学校生活の中でどことなしに自分才能探しをし、少なからずとも感じ取ったことと思います。しかし、それはまだそれはほんの一部の才能であり、これに満足することなく、新たな学びや体験を求めてもっともっと自分の長所を見いだし、人生の目標に向かって日々努力を続けてもらいたいと思います。私たちの目標は、自分で考え判断できる人を育てることです。10年、20年先には、むろん学歴は重要な要素ですが学歴だけの履歴優遇の形式は崩れ、基礎基本の学力を身につけ、創造性や人間性、かつ柔軟性や適応力が重要視される時代が到来することは間違いないと思います。また君たちには大人には考えられない大きな可能性があります。これから歩む人生の時間もエネルギーもたくさんあります。少し努力すればたいていのことを実現できるのも君たちなのです。若い皆さんが大きな夢を抱く出発の時です。失敗を嘆かず、今を全てに前向きに取り組むことが大切です。自分の歩む人生のためにがんばってほしいと思います。
 新たなステージに向かう皆さん、西部中学校で培った力を礎とし、将来にわたって努力と研鑽を続けられるとともに、その力を蓄えてもらいたいと思います。そしてどんなときも周囲の人々への感謝と思いやりを持って進まれることを心から願っています。
 終わりになりましたが、本日ご列席の保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。3年前のどこか子どもらしさが残った表情も今ではたくましく成長して立派な卒業式を迎えたお子様に感慨もひとしおのことと思います。この3年間温かいご支援に感謝申し上げるとともに、心からお祝いを申し上げます。どうかこれからもお子様の前途を温かく見守っていただきますよう心からお願いいたします。
 今日、想い出の詰まった学舎からの旅立ちの日です。皆さんのこれからの歩んでいく未来を、希望の光と生きる喜びに満ちあふれたものであることを願い、式辞といたします。