(総合的な学習の時間)

 

舞台を作ろう!!

 

担任のレポートでお伝えします。

---------------------------------------------------------------------------------------------------

今年度、なかよし学級(障害児学級)の児童は「神楽」、

5年生は「バス停作り」という大きなテーマで「ヤマネ活動を進めていました。

が、出来上がってからの活用を考える中で梼原町のバスは乗降自由なので、

「バス停」として利用されることは少ないのではないかという意見が出てきました。

5年生の中には「自分たちで何かを作りたい。作ったら使ってほしい」という思いがあり、

みんなで話し合った結果、バス停作りを変更することにしたものの

「じゃあ、何をつくる?」としばらくの間、ああでもない、こうでもないと意見が分かれ

1学期後半のヤマネ活動はすっかり低迷していました。

そこへ、なかよし学級の児童から「一緒に神楽をやりませんか」という誘いが・・・・。

5年生は4人なので、ちょうど楽(ガク:神楽の演奏のこと)の人数だし、去年、笛と太鼓をやって

上手になっている児童もいるので、なかよし学級の友だちからのお願いに、みんな即OK!

神楽の話で盛り上がっていると、誰かが「舞台を作ったら」と口にしました。

その一言がきっかけで、長い長い暗闇のトンネルから抜け出たかのごとく、

一気に舞台づくりに向けて、スタートが切られました。

 

自分たちで舞台を作るとなると、木材や資材などを準備する資金が必要です。

そこで、子どもたちは8月に行われる地域の夏祭りでバザーをしようということになりました。

しかし、その時点で、夏祭りまで1週間しかありませんでした。

担任としては「さすがに無理」と言いましたが、子どもたちのあまりの熱意に

「バザーをやらせてやりたい」という思いに変わりました。

そこで子どもたちが職員会で先生方に説明をし、許可をもらうことになりました。

職員会では先生方から「本当にやる気があるのか。今から準備が間に合うのか」など

厳しい意見や質問が出ました。

子どもたちが職員室に立ったままの時間が流れます。

この緊迫した場面に耐え、自分の思いを伝えることができるようになることもヤマネ活動の重要なねらいです。

4人それぞれが、担任が感動するくらいしっかりと自分の思いを言い、どんな質問を受けても

「やります」「できます」と答えました。

最終的に、校長先生が応援の言葉をかけてくれ、「夏祭りでのバザー出店」にゴーサインが出ました。

 

担任として、そのときは「よくやった」とほめる以上に、わがクラスの子どもに頼もしさや力強さを感じつつ

許可をもらえたことにほっとしました。

総合的な学習の時間は、その取り組みの過程が大事だということを実感した一瞬でした。

 

 

自分たちの作った舞台で神楽をやるぞ!

 

〜実現に向けて〜 「夏祭りでお店を開こう!!」

 

目的 ☆舞台づくりの資金を作る

    ☆なかよし学級の友だちも一緒に、5人で協力してやり遂げる

    ☆地域の人と交流する

 

テーマ 「手作り屋で心づくり」<どんな心(気持ち)をつくる(持つ)か>

 

夏祭りでのバザーの許可をもらった子どもたち。

「感謝」「お願いする」「自分たちのやる気」「一生懸命」という言葉が多く出てきました。

さっそく小物作りやクッキー作りなどバザーに出す品物の準備に取りかかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、実際には先生方と約束したとおりには動けず、感動もつかの間で、途中何度も

「そんな態度、行動やったらやめ!」と祭りの開始直前まで注意することも多かったです。

台風で1週間遅れとなった夏祭り当日、子どもたちは、最初ははずかしさから、売込みが弱く、

なかなか売れずに困っていましたが、だんだんと声も出はじめました。

最終的には全部売り切れ、地域の人の温かさを痛感し、本当に感謝しています。

子どもたちからも、充実感、満足感が感じられました。

 

活動のふりかえり

<よかったこと>

 ・目標金額を達成できた。自分から行ったりして全部売れた

 ・準備(お菓子作り、袋詰めなど)が協力してできた

 ・地域の人と交流(挨拶、お願い、話、説明など)ができた。丁寧に話せた

 

<反省・課題>

 ・自分から進んでやれず、言われてやることが多かった

 ・約束の時間に遅れた。ふざけるときや、一生懸命でないときがあった

 

<成果>

 ・この活動を通して、感謝の気持ちが持てた

 ・お金を集めたり、物を売ったりするのは大変なことがわかった。お金の扱い方を学んだ

 ・後片付けをきちんとする(使う前よりきれいにする)ことを学んだ

 ・交流することができた(自分から積極的に動く)

 

反省課題も多いですが、何はともあれ、「最後までやる」ことができたのが一番の自信になったと思います。

また、今回は、自分たちから言い出し、許可をもらったり、計画を立てたり、準備をしたり、売ったりと

いろいろな活動を経験し、責任感や感謝の気持ちを持つことなど、多くのことを学んだことは大きな成果です。

 

 

舞台を作ろう!

 

最初はちんぷんかんぷんだった舞台作りも、模型を作って全体の雰囲気をつかんだこともあり、

校内で中間発表をすることにしました。

 

中間発表の流れ

 1.これまでの活動の報告

 2.舞台づくりについて

   (1)全体の流れと舞台の特徴の説明

      ●移動式で、組み合わせ自由、場所を取らずに片付けられる舞台を作る●

      設計→模型(1/4模型)→見積もり→材料注文→加工→組み立て→完成

   (2)設計図の説明

   (3)模型の説明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  (4)道具の説明

 3.資金作りについて

   地域のお祭りに出店したことを説明

 

4.神楽について

   神楽の紹介

 

中間発表は、15分という時間制限があり、1年生から6年生までを対象に行うので

「わかりやすく」を意識して内容を考えました。

どの活動も、すべて発表するとなれば長くなり、時間が足りないので、短くまとめるために

「図や絵に表す。実物を見せる、実演する」ことにしました。

リハーサルではうまくできなくてみんな焦っていましたが、

本番ではそれまでのバタバタを感じさせない堂々とした態度。

模型をみせたり、動かしたりするときも5人が協力していい動きをみせてくれました。

説明のしかた、立ち位置、提示の仕方などまだまだ課題はありますが、

今回の発表は大変勉強になったと思います。

 

<舞台づくりのようす>

  

 

 

  

 

 

「四万小だより」

 

TOP