文教文化賞をいただきました(H23 9月) ↓
↑ 今年の生徒理科研究発表会の様子
平成23年度高知県生徒理科研究発表会で奨励賞をいただきました
四万十川流域の川虫調査とアミカの研究
・川に住む虫はそれぞれ住むところが違う。原因は地形だったり流速だったりするのだが、水質によってはっきりと住む川虫は違ってくる。それから四万十川がきれいかどうかがわかる。このため我々は四万十川流域に生息する川虫を調査することになった。
・川虫の中でも本当にきれいなところにしかいないアミカ。このアミカが四万十川で生息を確認でき、どのような場所に生息するのかを水質や地形の変化などを比べ調査している。
四万十川と梼原川の水質の違いと植生の違い
・この研究は一昨年から昨年の2年間にわたって研究したものである。
・きっかけは四万十川と梼原川のPO4リン酸とNO3硝酸の違い。水質の違いから川原の植生に何か影響はあるのだろうか?またあるとしたらどのような違いか?という疑問から始まった。
・結果は水質の違いからは、植生に影響することなく、それよりも地形の変化や降水による水位の変動が大きく植生に影響を及ぼすことがわかった。
・調査している中で、川原の優占種ツルヨシについても並行して調査を行った。
・この研究を昨年の高知県生徒理科研究発表会にて発表し、最優秀に輝いた。
パーシャルフリューム
・パーシャルフリュームとは山からどれくらいの水が流れているのかを調査する機械のことで、雨量計と合わせ山の保水力を調べるのが目的である。
・筑波大学と連携して調査を行っていた。大学レベルの研究の一環を手伝わせてもらって大変勉強になった。
清流度調査
・水質のほかにも透明度や川虫のスコア値によって四万十川がきれいかどうかを調査している。
水質調査
・リン酸や硝酸といった項目を毎月四万十川と支流の梼原川の5か所で水質調査を行っている。これは7年間続く自然環境部の伝統である。
・四万十町の住民に今の四万十川はきれいかどうかを知ってもらうため、四万十町の雑誌に掲載させてもらっている。
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自然環境部