Kochi Prefectural Shimizu High School

高知県立清水高等学校

校長あいさつ

 

校長挨拶

高知県立清水高等学校
校 長  市原 庸寛

 本校は、昭和24年に高知県立清水高等学校として独立開校し、今年で創立72年目を迎えています。高知県の最南端に位置し、黒潮が岸を洗い、碧い海と滴る緑、素朴な人情がそのまま残る土佐清水市にある学校です。
 開校にあたっては、「渭南地方に高等学校を」という地域の強い願いにより、地域負担で学校を建設することから始まっています。
 「地域の人々が建てた地域の学校」という特色を大切にしながら、自主性と責任感を重んじた校風を確立し今日に至っています。この間、卒業生は1万2千余名を数え、県内外の各方面で活躍しています。

 社会は多様性に富むグローバル化とSociety5.0に象徴される新たな時代を迎えています。清水高校の生徒が、これらに臆することなく、多様性を十分に理解するとともに未知を既知に変える探究力を身につけ、人の気持ちを思いやることに努めながら社会的価値を創造できる人物に成長していくことを願っています。これは、180年前に、この渭南の地から単身アメリカ本国にわたり、自由・平等・博愛・寛容の精神を学び、いかなる逆境下でも諦めず懸命にチャレンジしていったジョン万次郎の精神とも繋がっています。
 清水高校は、地域の学校として連携型中高一貫教育を一層促進するとともに、“ジョン万スピリッツ”に基づいた新しい時代に応える教育を実践し、地域の皆様の期待にしっかりと応えていきたいと思います。