若者ECO応援隊


平成24年度

参加チーム
高知県立嶺北高等学校「嶺北エコFLÜGELS」(嶺北を元気にしたい!)
高知県立春野高等学校「M3-ambiente」(あじさい街道復活)
高知県立伊野商業高等学校「チームオリオリ」(エコの輪広げよう!)
高知県立大方高等学校・高知県立幡多農業高等学校「ACO(エコ)」(みんなで目指そうエコ街!)
高知県立四万十高等学校「SHIMANTO,S」(四万十川流域をきれいにする(清掃活動をして))

高知県立嶺北高等学校「嶺北エコFLÜGELS」(嶺北を元気にしたい!)

1.目的
  • 私たちが生活している嶺北地域は自然の魅力にあふれています。国道から一本奥に入れば、美しい棚田が広がっています。
    大好きな嶺北地域についてより深く知りたい、そして嶺北地域を活性化するにはどうすればいいか考えたいと思いました。メンバーそれぞれの将来の進路も意識しながら、今年度の活動計画を立てました。
2.活動内容
  • (1) 綿を栽培する活動について
    (2) どんぐり銀行との協力について
    (3) 嶺北の森を知る活動について
    (4) 高知工科大学との協力について
    (5) さめうらダムの有効活用の取り組みについて
    (6) 地域の未来を考える活動その他
3.地域の人々との協働
  • 今年度は「オーガニックコットン ハート」「山本優作さん」「福祉施設 しゃくなげ荘」「大川村ふるさと公社 大川村どんぐり銀行」「高知工科大学」「大豊町」「ギャラリー汗見川清流自然館 山下幸利さん」「NPO法人さめうらプロジェクト」「株式会社 モリチップ」「RYN(嶺北高校)」に協力していただきました。
4.成果と課題
  • 今年度は、昨年度の活動を受け継ぎながらもより広く活動しようと考えていました。失敗してしまった活動もありました。しかし、活動に協力してくださる人との「つながり」を昨年度よりも強く、太くすることができたのが一番の成果だと考えています。
     また、活動を通じて応援隊メンバーそれぞれも大きく成長できたのではないかと考えています。私たちの学ぶ嶺北高校が目標とする、「自分と地域を熱く語れる」姿に少しは近づけたのではないかと思っています。
5.今後の取り組み
  • まず、学校内での活動連携をさらに強化し、RYNやフリューゲルスと一緒に活動していきたいと思います。また、学校外の活動連携も強化していきたいと考えています。

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高知県立春野高等学校「M3-ambiente」(あじさい街道復活)

1.目的
  • 春野町のシンボルともいえるあじさい街道。しかし近年ではアジサイが枯れてしまったり、新たに植え付けをしても思ったように株が成長しないという問題が起きています。春野町のシンボルとも言えるあじさい街道の復活をテーマに活動を行うことにしました。
2.活動内容
  • (1) アンケート調査
        平成24年5月12日土曜日に行われたショップ花時計でアンケート調査を実施
    (2) 現地調査
        あじさい街道を歩いてアジサイの状態、根の状態を観察
    (3) 問題点の検証
        生育不良の原因を私たちなりに考えてみた結果、大きな原因は土壌ではないかと考えた
    (4) のいちあじさい街道見学
        10月20日(土)にのいちあじさい街道を見学。土壌や管理についてお話を聞く
3.地域の人々との協働
  • (1) 高知市環境部みどり課との連携
        現地を視察。アスファルトの問題などのお話を伺いました。春野高校の管理区間を設けていただきました。
    (2) アジサイ街道一斉清掃
        5月27日(日)地域の方々と一緒に春野高校前のあじさい街道を清掃しました。
    (3) 剪定作業
        校内に剪定作業ボランティアの呼びかけを行い、剪定作業を行いました。
    (4) アジサイの植え替え
        親水公園近くの区間の土壌の入れ替えを行い、アジサイの植え替えを行ないました。
4.成果と課題
  • 高知市みどり課の皆さんや高健造園さんのご協力で、またアジサイの植え替えを実施することができました。地域との関わりを深めることができなかったことが反省点です。
5.今後の取り組み

高知県立伊野商業高等学校「チームオリオリ」(エコの輪広げよう!)

1.目的
  • エコ活動を始めて3年目。「コンビニエンスストアーをエコ化せよ!」「エコのバトンつなげよう!」と取り組んできました。3年目の今年は「エコの輪広げよう!」をテーマに、地域との連携や、いの町特産の和紙を使った実験等、昨年までの土台をもとに、エコの輪を広げていくことを目的に取り組みました。
    誰かが、エコ活動をすればいいということではなく、私たちが地域と連携することや、活動することで、エコ活動をしていく人々を増やしていくことが今年の目的です。
2.活動内容
  • (1) 地域との連携(枝川地区・いの町商店街)
    (2) いの町特産の和紙を使った実験(保温性、保湿性の検証実験)
    (3) 高知県地球温暖化防止活動推進センターエコラボとの協働(CM作成、節電依頼)
3.地域の人々との協働
  • (1) 枝川地区エコ活動との協働(泥団子を作成し、河川に投げ込み水の清浄化を図る)
    (2) いの町商店街を訪問し、節電のお願いと、キャンペーンへの登録を要請する
    (3) 本校隣の大型ショッピングセンター(サニーアクシス)での啓発活動
    (4) 地域と連携したLEDを使ったイルミネーションナイトへの参加
4.成果と課題
  • (1) いの町商店街、枝川地区、サニーアクシスともに協働することができたが、新たな発想や、商店街を自分達    のアイデアで節電やエコ化することまではできなかった。
    (2) 和紙を使った実験では、想定された結果が得られなかったが、今後の方針を考えることができた。
    (3) エコラボとの連携は、CM作成や、節電の依頼などで協働することができた。しかし、まだまだエコのネットワ    ークを広げるには至っていない。
5.今後の取り組み
  • 地域と連携は、高校生らしい発想を地域に提案し、それを協働すると言ったことに取り組んでいかなければならないと感じている。また、和紙に関する製品を地域の企業と協働して開発していくなどの提案をしていくことも必要だと感じている。

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高知県立四万十高等学校「SHIMANTO,S」
(四万十川流域をきれいにする(清掃活動をして))

1.目的
  • 清掃活動を通して四万十川をきれいにする。
    地域の人と協力して清掃活動をする。
2.活動内容
  • 自分たちの住んでいる地域の清掃活動。
    環境に関するアンケートをとる。
3.地域の人々との協働
  • 清掃を行った場所がきれいになりました。
    清掃活動に対し関心を持てた。
    もう少し早く行動を取ればよかった。
    もう少し人を集めたかった。
4.成果と課題
  • 今年度は何に絞ってやるかという、当初からの綿密な計画ができておらず、十分な活動ができたとはいえませんでした。来年度以降、今年得た「活動の芽」を大きな木に育てたいと思います。
5.今後の取り組み
  • 来年は、四月当初から計画を立てて活動していきたいと思っています。今考えている内容は、やはりどんぐりを通じた活動を中心に置き、その他の活動も私たちのできる範囲でやっていきたいと思っています。

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高知県立大方高等学校・高知県立幡多農業高等学校「ACO(エコ)」
(みんなで目指そうエコ街!)

1.目的
  • 私たちの目的は、幡多地域を『エコ街』にすることです。そのためには、『〔人〕がエコに興味・関心を持ち、一人ひとり環境にやさしい行動をすれば良いのではないか』と考え、目標を3つ考えました。1つ目は『幡多みんなのエコ意識を高めたい!』2つ目は『自然いっぱいな幡多をよりきれいにしたい!』3つ目は『幡多をもっと元気にしたい!』です。この3つの思いを実現することで、最終的にはイベントなどをしなくても、一人ひとりが自らエコを意識して暮らすエコ街にすることが目的です。
2.活動内容
  • (1) 4・5月 2校合同で作戦会議をし、ECOコラボ構想を練る。
    (2) 8月   モノづくり体験を3名の名人から教わる。
    (3) 10月  第1回クリエコ活動の実施(生徒・教員・地域住民など参加人数約230人)
    (4) 11月  ものづくり教室(1回目)は漂流物でものづくり⇒地域の小学生10名参加
              ものづくり教室(2回目)は廃油でキャンドルづくり⇒地域の小学生15名参加
    (5) 12月  文化祭で活動内容のパネル展示・エコメッセージボードの2校バトンタッチ
              クリエコスマス(クリスマスイベント)を土佐入野駅・中村駅で実施
3.地域の人々との協働
  • クリエコ活動では、地域と連携をして、今回も生徒・保護者・地域の方やサポステ、入野の浜の利用者・役場の方々など約230名と一緒に清掃活動ができ、ゴミ収集の用具は黒潮町役場が提供してくれました。また今年は土佐黒潮鉄道の協力を得て、土佐入野駅と中村駅、そして各駅をクリスマス列車で結ぶことができました。またNPO砂浜美術館の方にはものの見方の変え方を私たちや全校生徒にお話をしていただき、地域のモノづくり名人の方に漂流物やゴミでの作品作りや小学生への教え方を教わりました。
4.成果と課題
  • 普段見過ごしている漂流物やゴミ箱へ捨てているものなどを使って、地域の小学生と一緒にモノづくりができたこと、私たちが講師となり、環境について楽しみながら伝えることができたことができました。
    また初めて大方高校生と幡多農業生が一緒に活動をして、他校とでも1つのことが出来ると感じました。2年前から大方高校でスタートさせたエコへの取り組みや思いが、幡多農業生にも広がったことは、私たちの自信にも繋がりました。
    しかし、買いたいものをどんどん買って活動をしてきて、「本当にこれでエコといえるのかな?」という課題がでました。本当のエコとはどういうことなのか、できるだけ新たなものは買わず、あるもの・使えるものを活用するというエコの基本を忘れずに活動をしていきたいです。
5.今後の取り組み
  • 今後は、大方高校生と幡多農業生とが中心となり、他校に呼びかけ、今までの取り組みや思いを伝えさらにコラボする学校を増やし、幡多地域の各駅を土佐くろしお鉄道で繋ぎ、エコの輪を広げていきます。そして私たちの目的『幡多のエコ街』を目指していきます。

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平成23年度

参加チーム
高知大学教育学部「こじゃんとECO隊」(小学校におけるECO活動の取組~水環境学習プログラムの実践~)
高知県立中芸高等学校「中芸高校生徒会」(ecoの輪を広げるぜよ)
高知県立伊野商業高等学校「Team OLI,OLI」(エコのバトンつなげよう)
高知県立嶺北高等学校「嶺北ECOガールズ」(『里山さんぽで世界を変えたい』)
高知県立大方高等学校「ECOベンチャーズ!2」(継続は力なり~「クリエコ活動」を学校行事に~)
高知県立城山高等学校「城山高校 生徒会」(『環境にやさしく住みやすいエコなまちづくりをする』~防犯灯のあかりをLEDへ~
高知県立四万十高等学校「ECOの森」(ECO森)
高知県立高知工業高等学校「高知工業高校生徒会」(『潮江地区の住環境を考える~皿ヶ峰を守る~』)

高知大学教育学部「こじゃんとECO隊」
(小学校におけるECO活動の取組~水環境学習プログラムの実践~)

1.目的
  • 水環境について、実験や環境学習を通して学び、水環境問題に対する意識を高めることで、児童が自然と積極的に関わり、またそれを守っていこうとする心を育むことを目的とした。
2.活動内容
  • (1) 活動への参加を呼び掛ける募集ポスターの作成
    (2) 第1回活動:オリエンテーションと水生昆虫の観察
    (3) 第2回活動:水の機能性・多様性について考える
    (4) 第3~5回活動:水質調査に関する実験
    (5) 第6,7回活動:浄水場の働きに関する学習とろ過実験
    (6) 第8回:活動の振り返り
3.地域の人々との協働
  • 児童および学校の先生方とともに活動に取り組んだ。特に、児童と水環境学習のプログラムを実践したことで学生側にとっても深い学びが得られた。
    様々な先生方の意見をいただきながら活動プログラムを考案し、実践することができた。
4.成果と課題
  • 少人数ではあったが、活動に参加した児童が身の回りの身近な環境について知るきっかけを作ることができたことは大きな成果である。
    課題として、活動に参加した児童が少なかったこと、児童主体を意識した活動を十分に行うことができなかったことが挙げられる。
5.今後の取り組み

高知県立中芸高等学校「中芸高校生徒会」(ecoの輪を広げるぜよ)

1.目的
  • 「ecoの輪をひろげるぜよ」をテーマに掲げ、学校全体や地域住民のecoに対する意識改革を促せるような啓発運動をしていく。1人や1団体から2人や多団体へと活動が広がれば最も効果のあるeco活動になると考えている。
2.活動内容
  • 生徒会新聞や講演などで生徒の意識改革を図る。「実のなる苗木」を購入し、この苗木を文化祭で私たちの活動に賛同してくれる方々に無料配布しeco活動へ参加してもらうためのツールとした。追跡調査でアンケートやインタビューを行い、ecoに対する気持ちにどのように変化があったのかを調べた。
3.地域の人々との協働
  • 学校新聞や生徒会新聞などを使い、家庭へeco活動への参加呼びかけを行った。また、文化祭ではeco活動専門のブースを用意し今まで勉強してきた事を報告し、現在自分たちが置かれている状況を知ってもらえるように資料配付なども行い啓発運動に努めた。
4.成果と課題
  • アンケートやインタビューを通して今回のような方法以外にもっと違う啓発運動があるのではないかや、意図が伝わりにくかったなど様々な意見をもらったのでこれから、検討する余地があると思った。
    その一方で、生徒から声を掛けられ、いい啓発活動だったや、今回の苗木で以前よりecoに興味を持つことができeco活動を始めたなどの意見が多数を締めある一定の成果はあったのではないかと思う。
5.今後の取り組み
  • アンケートやインタビューでもらった意見を再度、生徒会で話し合い、いいものは残しながら来年度はもっと分かりやすい啓発活動などがないかを検討していく。
    最低でも年に1度は苗木を配布した方々の中からランダムで選び追跡調査を行いecoへの関心が薄れないように活動を続けていく。
    生徒向けに、3月に自然環境に関する講演をしてもらうようにしている。

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高知県立伊野商業高等学校「Team OLI,OLI」(エコのバトンつなげよう)

1.目的
  • エコ活動について、商業高校の生徒たちの視点から考えてみることにした。
    昨年、私たちは「コンビニエンスストア」のエコについて調査研究をした。コンビニの消費期限切れの商品や、コンビニ前のダストボックスに捨てられているゴミは「分別」されているのか、などについて調査・研究したが、結局は自分達の心の中に「エココンビニ」を作らなければならないことに気付いた。
    今年は、東北地方で大震災があり大きな被害が出た。津波による被害もさることながら、原子力発電所が被害を受け、電力不足という私たちが今まで経験したこともない状況になった。そこで、今年は「エコラボ」様と協働し、電力問題や、節電について研究してみることとした。
2.活動内容
  • (1) 節電を呼び掛けるためのCM作成
    (2) 節電登録をしていただくための啓発事業
    (3) 校内の節電
    (4) 節電見回り隊の結成
    (5) 消費電力モニター  など
3.地域の人々との協働
  • (1) コツコツ削減プロジェクトへの登録要請
    (2) 節電を呼び掛けるCM作成
    (3) 地域の企業、家庭への意識啓発
    (4) PTA保護者との連携 など
4.成果と課題
  • 昨年から、コンビニエンスストアーの消費電力についても関心を持っていたが、今回の震災で余計に大きなものとなった。節電は一人でできるものではなく、多くの人の協力が必要になる。そこで、エコラボさんの「コツコツ削減プロジェクト」と協働し、100tのCO2削減に取り組んだ。11月末の登録が、個人登録214名、企業45社、学校29校となった。登録してもらうだけではなく、実際に節電を行っていかなければならないので、自分達の学校にも協力をしてもらい、節電を呼び掛けたり、自分達で、放課後の消灯をして回ったりもした。夏場にはクーラーの温度にも気を付けた。
5.今後の取り組み
  • 節電は一過性のものではなく、継続しなければならない。今回協働したエコラボさんとのコラボレーションが終了しても、学校内の節電や、保護者地域の方との連携をして節電を続けていきたい。電力は無限のエネルギーではない。作りだすのは非常に大きなコストや労力がかかる。しかし、それをためておくことができない。これからも、節電を続けていきたい。

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高知県立嶺北高等学校「嶺北ECOガールズ」(『里山さんぽで世界を変えたい』)

1.目的
  • 新聞やニュースを見ると、毎日のように環境に関することが報じられています。現代社会において、人間の経済活動による自然環境の悪化、地球温暖化や砂漠化の進行など、未来の地球環境への脅威が年々増大しているように感じられます。
    そこで、高校卒業までの時間を使い、私たちにできる、身の丈にあった環境保全活動をしたいと考えました。
2.活動内容
  • 大川村ふるさと村公社職員の近藤さんから活動のヒントになるようなアドバイスをもらい、「どんぐり銀行」にどんぐりを預ける取り組みをしようと思い立ちました。
    また、嶺北の産物を知ったり、環境保護につながるような、その他の単発的な活動を学内・学外で行いました。
3.地域の人々との協働
  • 大川村ふるさと村公社さん、コメコメハートさんなどとつながりができました。
4.成果と課題
  • 今年度は何に絞ってやるかという、当初からの綿密な計画ができておらず、十分な活動ができたとはいえませんでした。来年度以降、今年得た「活動の芽」を大きな木に育てたいと思います。
5.今後の取り組み
  • 来年は、四月当初から計画を立てて活動していきたいと思っています。今考えている内容は、やはりどんぐりを通じた活動を中心に置き、その他の活動も私たちのできる範囲でやっていきたいと思っています。

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高知県立大方高等学校「ECOベンチャーズ!2」
(継続は力なり~「クリエコ活動」を学校行事に~)

1.目的
  • (1) 今年もクリエコを継続させて、学校の行事として定着させる。
    (2) 生徒たちで協力して取り組みを進めて、次年度へも活動を継続させる。
    (3) 地域の方々との連携をさらに深めるとともに、先生方と計画段階から協力して取り組む。
    (4) 入野の浜だけでなく、周囲の環境にも目を向け、環境問題への視野を広げる。
2.活動内容
  • 活動を継続させるために生徒中心で取り組むことを考えた。昨年に引き続いてリーダーを集めて協力体制を作るとともに、先生と生徒との合同会議を行い、計画段階から協力して進めていくことができた。入野の浜だけでなく川などの周囲にも目を向け、視野を広げていった。クリエコ実施の際には生徒と地域の人とが交流できるような工夫をしていった。それらの結果、クリエコ活動が学校行事として定着した。
3.地域の人々との協働
  • ゴミの分別方法については、NPO法人砂浜美術館の方に、実態に合った方法を助言してもらった。また、NPO法人環境の杜こうち副理事長石川妙子さんには水生生物調査によって環境への視野を広げていただいた。クリエコ開催に向けては、黒潮町役場の方に、チラシの印刷と発送準備、町内全戸への配布、地区の放送、道具の貸与といったことまで幅広く協力していただいた。当日は、広報活動によって地域の方がたくさん参加してくれた。
4.成果と課題
  • 昨年に引き続いて活動を継続することで、学校行事として定着したことが大きな成果である。中心となってくれるリーダーを集め、生徒同士、あるいは先生と協力し合うという組織作りが効果的だった。地道な広報活動によって、地域の方たちが興味をもってくれたのも嬉しいことだった。
    水生生物調査では、小学生が参加してくれ、大人たちにも興味をもってもらうよい機会だったし、自分たちも環境への視野を広げることができた。今後このような活動によって、もっと身近なところから美化意識や環境意識を高めることが課題である。
5.今後の取り組み
  • 後輩にクリエコ活動の継続と環境に対する問題意識を引き継ぎたい。
  • そのために、これまでのクリエコ活動の意義や楽しさをうまく伝えてリーダーを集めていく。子どもが興味をもつと、保護者も巻き込むことができる。例えば、小学校と高校が連携すれば、今よりも更に地域の方々に環境問題に対する関心をもってもらえる。地域連携を確かなものにしながらクリエコ活動を続けていきたい。

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高知県立城山高等学校「城山高校 生徒会」
(『環境にやさしく住みやすいエコなまちづくりをする』~防犯灯のあかりをLEDへ~

1.目的
  • 環境にやさしく住みやすいエコなまちづくりをするためにその一つとして香南市は市内の防犯灯を約10年計画で全てLEDに交換する予定である。この計画を進めるために、地域の学校である城山高校が宣伝活動や調査を行う。また、現在の暮らしを見直し、自らがむかしの暮らしのよさを考え、日常生活の中で実施していく。
2.活動内容
  • (1) 香南市の街路灯をLED化にするため、勉強会や宣伝活動、調査を行った。
    (2) 学校に四国電力の方を招き、LEDについて説明していただき蛍光灯との比較をした。
    (3) 「日常生活におけるエコ」をテーマに全校生徒・教職員に関心を持ってもらえるように講師を招き講演を実施した。
    (4) 地域の町内会長さんへLED化への協力を依頼
    (5) 全校生徒に対して通学路調査を実施
3.地域の人々との協働
  • 『主に係わってきた方』       
     香南市企画課、地域の町内会長さん
    『協力者を通して広がった方々』
     赤岡町地域住民、高知県中央東福祉保健所、四国電力、環境活動支援センターえこらぼ
4.成果と課題
  • 学校全体に呼びかけをし、さらに各部活動や家庭クラブが協力をしてくれたこともあり、学校生活において昼休みには消灯することやこまめに消すなどエコ活動に取り組めた。
    学習をすることで知らないことを知り、環境学習だけにとどまらず他の分野の学習もできた。また、そのことで地域の方々や地域以外の人との繋がりができた。
    自分たちの生活する地位の中で新たに活動する時にはその地域の力が試される。地域力がないといけないことを知った。
5.今後の取り組み
  • 香南市内の街路灯のLED化は時間がかかるが継続した活動をしなければ実現できないので、1月末には今までの調査結果をまとめ、まずは赤岡町内からLED化を進めていくよう地域の町内会長さんなどに呼びかけ地域で意識を高めることができるようにアプローチする計画ですすめている。

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高知県立四万十高等学校「ECOの森」(ECO森)

1.目的
  • 私たちには、「森を大切にしたい」という共通の思いがありました。そこで森の環境を守ることを活動の目的とし、地域の方々に協力していただきながら、①森を知る ②森の整備をする ③森を活用する という3つの活動を行いました。また、地域の方々に貢献したいと思い、④清掃活動を行いました。
2.活動内容
  • (1) 森を知る
      ① 八面山登山  ② 屋久島研修  ③ ECO応援隊合同夏合宿  ④ コウモリ調査
      ⑤ 人工林の植生調査  ⑥ 大正町森林組合でのお話
    (2) 森の整備をする
      ① コクヨ-四万十大正結の森  ② 四万十よんでんの森
    (3) 森を活用する
      ① 集成材工場の見学  ② 間伐材を利用した商品づくり  ③ 集成材工場でのアドバイス
    (4) 四万十川の清掃活動
      ① 四万十川の清掃活動  ② クリーンセンター銀河でのお話
3.地域の人々との協働
  • 大正町森林組合、集成材工場、㈲関西木材建設、結の森協議会、㈱エコロギー四万十、大正温泉、四万十町クリーンセンター銀河、朝霧森林倶楽部、四万十町農林水産課、四万十川森林環境保全ふれあいセンター、四国自然史科学研究センター、国立高知大学、四国電力㈱、コクヨ㈱とたくさんの方々にお世話になりました。
4.成果と課題
  • 森について学ぶうちに、それほど単純な問題ではなく、生態系のバランスをとることが最も大切なのだとわかりました。地元大正出身でも知らないことがたくさんあったし、地元出身以外の自分たちも地域の方々とのつながりができました。ECOの森メンバーの中で気まずくなったこともあったけど、最後には協力して活動できました。
    今回の活動で森を知ることはできましたが、森を守るところまではいきませんでした。地域の皆さんと一緒にどうすればよいか考え、森を守る活動をしていきたいです。
5.今後の取り組み
  • 集成材工場の方から提案を受けた、間伐材を利用した商品のデザインにチャレンジし、間伐材の利用促進に貢献したいです。また、この商品を売った利益を森を守るために使いたいです。
    また、地域の方々に協力していただくばかりでなく、地域のためにできることに取り組んでいきたいです。

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高知県立高知工業高等学校「高知工業高校生徒会」
(『潮江地区の住環境を考える~皿ヶ峰を守る~』)

1.目的
  • 筆山や皿ヶ峰を間近に眺める本校にとって、校歌にも謳われ、運動部のトレーニング場ともなるこれらの山は、身近で親しみのある里山である。高知市においても市街地に接するまとまった緑地として、また、希少植物が生育し環境的に重要な山である。これらの山を管理している「潮江小校区連絡協議会筆山を守り育てる部会」の方たちとともに整備活動を行うことを通して、地域の方たちとの交流、地域への貢献を行い、環境問題について関心を深め、自分たちにできることは何なのかを考え実行できる人材を育成することを目的とした。
2.活動内容
  • 昨年に引き続いて、本校近くにある筆山や皿ヶ峰の保全活動を生徒会を中心に行った。また、来年の本校創立百周年を記念して、桜の記念植樹を「筆山を守り育てる部会」や「高知市みどり課」、「森と緑の会」の方たちの支援を受けて行った。
3.地域の人々との協働
  • 6月には「筆山を守り育てる部会」の方たちとともに筆山公園山頂展望台付近の除草やツツジの刈り込みを行った。
  • 10月には同会と潮江小学校PTAの方たちと植樹予定地周辺の除草作業を行った。
4.成果と課題
  • 私たちにとって筆山は本校の近くにありながら、一般の生徒は、実際にはなかなか訪れる機会のない山である。この筆山にのぼり、眼下に学校を望むことで、以前にもましてより一層親しみが増したように感じる。
    また、雑草で埋まっていた通路や階段が現れ、利用する地元の方に感謝されると地域の方たちの役に立っていると感じた。
    作業を「筆山を守り育てる部会」と本校生徒会との共同で行うことから日程調整が大変で、都合のつかない仲間も出て、なかなか全員が集合することができなかった。
5.今後の取り組み
  • 植樹を行った場所は土地がやせており、過去に記念植樹をした団体もあるようだが、根付かなかったものが多いように見受けられた。学校創立百周年を記念しての植樹だけに、この桜が大きく育つように、今後も筆山の清掃活動を続けていく予定である。

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平成22年度

参加チーム
高知大学人文学部「Sunday Market Supporters」(日曜市をECOという切り口で元気に!)
高知大学教育学部「こじゃんとECO隊」(小学校におけるECO活動の取組)
高知大学農学部「眠眠猫」(小水力発電の可能性)
高知県立高知東工業高等学校「東工業高校生徒会執行部」(南国市の環境を守りたい~実践者を増やす~
高知県立高知工業高等学校「高知工業高校生徒会」(『潮江地区の住環境を考える~皿ヶ峰を守る~』)
高知市立高知商業高等学校「Ecoooos」(ラオスに新しい風を~間伐材による商品開発~)
高知県立伊野商業高等学校「Team OLI,OLI」(エココンビニを模索せよ!)
高知県立高知南高等学校「KOKKA530」(龍馬も泳いだ鏡川~今一度泳げるように~)
高知県立四万十高等学校「四万十川を守り隊」(つながる想いで環境保全~四万十町の活性化~)
高知県立大方高等学校「海辺のアート!ECOベンチャーズ!」(Comebackイルカ!クリエコで意識チェンジ!

高知大学人文学部「Sunday Market Supporters」
(日曜市をECOという切り口で元気に!)

1.目的
  • 日曜市をエコという切り口で見ることで、市の潜在的な価値を発見することで、活性化につなげていく。
    日曜市は、本来エコを実践している場であると思うからこそ、それを可視化することで市の魅力の一つとして広め、評価する環境を作る。
2.活動内容
  • (1) 日曜市を広め、高知の人に生活市として使ってもらえるようにするためにツアーを実施
    (2) 日曜市でエコバックを広める
    (3) 日曜市で通常はねられる商品を使った商品開発
3.地域の人々との協働
  • 日曜市ツアーでの出店者の畑や工場での活動
     →生産の現場、加工の現場に入り自分達が日曜市を知り、出店者のサポートを行う
    エコバック導入に関して
4.成果と課題
  • 日曜市ツアーに関しては一定の成果を得ることが出来た。
    数名だがツアーに参加してもらえ、日曜市に興味を持ってもらえた。今後は私たちの活動にも参加してくれそうである。
    また、出店者の方から好評の声をいただいており、今後も継続して実施することにする。
    課題としては、未だにエコバックの導入が出来ておらず、自分達の計画の甘さが分かった。
5.今後の取り組み
  • ECO応援隊で行った、また行おうとした日曜市での活動は今後もチームとして継続する。
    ツアーは10月30日を始め次々と行う予定が入っている。
    エコバックはどうにかして導入にこぎつけたいと思っている。
    また、エコにこだわらず、SMSとして大切な8名のメンバーと共に、日曜市の活性化に貢献できるような活動を続けていきたい。

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高知大学教育学部「こじゃんとECO隊」(小学校におけるECO活動の取組)

1.目的
  • 学校現場に根差した環境教育の実践
2.活動内容
  • ・夏休み期間を使ったワークシートを用いた家庭での省エネ活動の取り組み調査の実施
    ・取り組み調査のまとめと学校での取り組み課題の設定
    ・児童への節水活動を呼び掛けるプレゼンテーション
    ・児童による節水活動の開始
    ・節水の記録とポスター作成
    ・家庭での節水活動の開始
    ・放課後の時間を利用した児童との交流会
3.地域の人々との協働
  • ・学校内での節水の呼び掛け
    ・家庭に向けた省エネ活動の啓発
    ・水の使用量の削減
4.成果と課題
  • この活動を通して、児童の環境問題に対する意識を向上できたことは非常に大きな成果である。
    課題として、学校側との話し合いと余裕を持った計画・行動が十分でなかったことが挙げられる。
5.今後の取り組み
  • まずは、11月以降の方針に関して学校側と話し合う必要がある。現在、新たなテーマとしてゴミを取り上げようと考えている。具体的な内容については先生方とも相談しながら深めていきたい。

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高知大学農学部「眠眠猫」(小水力発電の可能性)

1.目的
  • 現在の日本の発電方法は火力や原子力が中心となっている。これらは安全性やCO2排出量の面から存在の是非が問題となっている。水力発電に関しても自然に与える影響の大きさは古くから論じられている。今注目を集めているのは、太陽光や風力、小水力といった自然に負荷を与えない発電方式である。発電とは難しい、とは誰もが思うことである。この考えに対して、誰でも作ることができる発電を考えようというのが目的である。
2.活動内容
  • 幾つかある自然エネルギーの中で、現在私たちが学んでいる川のことに最も近い小水力発電について活動した。誰でもできるということで、水車や発電機構は限りなく安価なものにする必要があった。水車といえば、木でできたものを想像しがちである。しかし加工費やメンテナンスのことなどから、別の材料を選定した。どこにでも存在するタイヤのホイール部分を流用することとした。
3.地域の人々との協働
  • 直接的に、小水力発電のことに関して地域の人と共同しての取り組みはありませんでした。
    しかし、活動させて頂いた怒田という場所に何度か行く中で、一緒に農作業をしたり集会に参加させて頂いたりという場面がありました。
4.成果と課題
  • 自転車のホイールを用いて電力を起こすことができた。しかし発電できる電力量が余りに小さく、現時点では電球に光を灯すことが精一杯である。
    しかし、ホイールを浮かせることができれば、誰もが水力発電を試すことができることが分かった。
5.今後の取り組み
  • より大きな電力を取り出すことができるようにしたい。
    また、小水力発電が気軽に行えることを様々な人に知ってもらうことができるように、自分たちが行ってきたことを外に向かって発信することができればと思う。

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高知県立高知東工業高等学校「東工業高校生徒会執行部」
(南国市の環境を守りたい~実践者を増やす~)

1.目的
  • 本校は環境教育の一環として、使用エネルギーの削減、ゴミ排出量の削減、美化活動(校外清掃活動)などISO14001に則り、学校全体で取り組んでいる。私たちは校外清掃活動の際にポイ捨てゴミなどをよく見かけており、少しでも南国市の環境を良くしていきたいと思い、全国生涯学習フォーラム「若者ECO応援隊」への参加を決意した。私たちの活動目的は地元の小学生に南国市の環境の良さに気づいてもらうこと。そして、地元の良い環境を残していこうという気持ちで環境問題に対して考え実践できる仲間を増やすことである。
2.活動内容
  • まず私たちは、市役所訪問やプラスチック再生工場の見学を行い、身近な問題であるゴミ分別処理の徹底が重要であることを再認識した。本校は、持ち込みゴミの持ち帰り指導やゴミ分別の指導などを行っているが、ゴミのポイ捨てや不適切なゴミ分別など、正しくゴミ処理されていない現状がある。その原因として考えられるのは、ゴミ分別方法が地域によって異なるため校内のゴミ分別ルールが分かっていない人がいること。そして、ゴミを不適切に処理すると環境を悪くするという自覚がない人がいることである。この状況を少しでも改善するために校内美化活動の強化に取り組んだ。次に、私たちは地域住民の生活に密接している舟入川に着目し、水質調査および自然観察を行った。調査は舟入川上流、高知農業高校周辺、後免町中、高見南橋周辺の各4ポイントで行った。どの場所も極端に汚れてはいなかったが、比較すると町中に近づくほど汚れているという結果になった。
3.地域の人々との協働
  • 現在は、地域住民の方と協働するところまで活動が進んでいない。環境学習会や清掃活動イベントで協力していただきたいと考えている。
4.成果と課題
  • 【成果】
    南国市の環境の特徴を勉強することができ、地元の環境を守りたい気持ちや環境問題に対する意識が強くなった。物事をポジティブにとらえ、自分たちが率先して一所懸命に取り組んでいれば必ず協力してくれる仲間が集まることが分かった。
    【課題】
    南国市の良い環境とは何かということ。そして、自分たちが排出する家庭ゴミや生活排水が環境にどう影響しているのか、改善するためには何をしなければならないのかというところまで明確にすること。また小学生に興味を持ってもらうために、楽しくわかりやすい内容で南国市の環境の良いところを伝えることが課題である。
5.今後の取り組み
  • 今後の活動として、まずは南国市環境DVDの製作である。小学生に興味を持ってもらうため、わかりやすく、楽しめる内容にしたい。ゴミ怪人をヒーローがやっつけて自然環境を救うというような物語を作り、その中に南国市の環境を取り入れて映像製作したいと考えている。その他にも、環境学習会を受け入れてくれる小学校または団体を探すこと。環境学習会や清掃イベント活動に向けての準備も行っていかなければならない。

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高知県立高知工業高等学校「高知工業高校生徒会」
(『潮江地区の住環境を考える~皿ヶ峰を守る~』)

1.目的
  • 私たちの学校は、平成24年度に創立100周年を迎えます。この機会に、もう一度、今までの周辺地域への環境活動について検証するとともに、地元に居住されている方々に、日頃からの感謝の気持ちで本当に喜んでもらえるような貢献をしたいと思い、今回ECO応援団に参加しました。当初は、「潮江地区の住環境を考える」といことで取り組み、その後、特に「景観」について考えるようになり、校歌の中に「筆山」という地名が出てくることもあり、「筆山・皿ヶ峰」について考えてみることになりました。
    これらの山や草原は、地域の方々にとっては、シンボルであり、地域の資源であることを感じました。私たちが、地元の方や小学生などが守っていこうとする活動している姿を拝見し、この周辺に住まわれている方々に喜んでいただけるような活動は、自然環境保全活動に取り組んでいくべきだと痛感しました。積極的に地域の方々と関わり活動していくべきだと意見がまとまりました。
2.活動内容
  • 第1学期 校内全員の「エコ意識調査」…約58.6%、エコに関心がある(ややある人を含む)」
           校内サポーターの募集…1年生で14人のサポーターを集める。
    夏休み  合計5回のECO応援隊学習活動…共通テーマは、「高校生のソコジカラ」
           主な活動は、ワークショップ、フィールドワーク
     第1回:7月16日、「問題とは?」
     第2回:7月24日「ヤッカイモノを探せ」
     第3回:7月31日4つのテーマ(散乱ゴミをなくす、広場・公園を活かす、自転車の使い方を考える、その他)
     第4回:8月7日 潮江地区の用水路の水質調査と研究学習
     第5回:8月21日 具体的な潮江地区の住環境の問題について考察
     他に、8月16日:潮江小学校校区ブロック会に応援隊5名で会合に参加
    第2学期 4つのテーマ(自転車、公園・広場、用水路、景観)を各班で活動、研究
          9月8日(水)高知市のみどり課の方2人がおいでて、各班の説明と質疑応答
          9月23日には、こうち山の日事業の補助金制度を活用し、いの町吾北村で間伐体験
3.地域の人々との協働
  • 10月2日(土)筆山、筆山の愛護会(筆山を守る会)の方々と筆山公園の草刈り
    10月16日(土)には、潮江南小学校校区の方々と「秋の皿ヶ峰草花木しらべ」に参加
4.成果と課題
  • 回数を重ねるたびに、地域の方々に温かく迎えられ、自分たちを受け入れて下さった。
    自分たちの力で取り組んでみて、力不足のように思いましたが、反対に期待されているような話をされて驚きました。これから、みなさんのご期待に添えるかどうか不安な面もありますが、みんなで力を合わせて、頑張っていきたいと思います。また、この地域について、よくわからない事もまだまだ多く、色々と教えていただきながら、活動をしていかなければならないと思いました。地域の方とのコミュニケーションの取り方がわからない部分も多く、こちらから、どんどん接していき、みなさんと意思の疎通をとっていかなければならないとみんなで話し合いました。
5.今後の取り組み
  • これから、地元の小学生たちが大きくなってもこの山を思いずっと大切にしていくことは素晴らしいことだと思います。私たちの持っている力をあわせ、この地域の人たちの熱い思いを形にし、協働していくことで、やがて、この地域の小学生や中学生が同じ思いになってくれることを強く、私たちは期待しています。

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高知市立高知商業高等学校「Ecoooos」(ラオスに新しい風を~間伐材による商品開発~

1.目的
  • 私たちの行っている国際協力活動とあわせて地域の活性化を目指す。
2.活動内容
  • 6月 リーダー研修
        商品開発に向けての話し合い
    7月 夏合宿
        商品具体案決定
    8月 ラオス研修
        扇子袋製作依頼
        扇部分の布仕入れ
3.地域の人々との協働
  • デザイン会社「GARRISON」船井さん
    ・扇子の生産依頼
    ・扇子構想案決め
4.成果と課題
  • 成果
    ・地域の輪を広げることができた。
    ・商品開発に取り組めた。

    課題
    ・商品の完成が出来ていない。
    ・間伐体験が出来なかった。
5.今後の取り組み

高知県立伊野商業高等学校「Team OLI,OLI」(エココンビニを模索せよ!)

1.目的
  • エコ活動について、商業高校の生徒たちの視点から考えてみることにした。
    私たちが、一番利用していると思われる「コンビニエンスストア」のエコについて考えてみることにした。コンビニで疑問に思われることは「消費期限切れ」の商品をどのように処分しているのか、また、コンビニ前のダストボックスに捨てられているゴミは「分別」されているのか。などについて調査・研究し「エココンビニ」を作っていきたいと考えている。
2.活動内容
  • (1) コンビニエンスストアのゴミがどのように処分されているかの調査
    (2) 期限切れ食品がどのように処分され、再利用されているのか
    (3) ペットボトルを含めて、分別はされているのか
    (4) 分別を広めていくための方法
    (5) 消費期限切れ商品の再利用は可能か  など
3.地域の人々との協働
  • (1) 私たちが一番お世話になっている、学校前のコンビニエンスストアとの連携
    (2) ゴミ回収業者の調査及び連携
    (3) 土佐町「堆肥センター」の調査及び連携
    (4) PTA保護者との連携 など
4.成果と課題
  • 私たちは最初、コンビニエンスストアの「システム」や「しくみ」を変えることが「コンビニのエコ化」や「エココンビニ」を作っていくことになるのではないかと考えていたが、コンビニエンスストアやゴミ回収業者のお話しを聞いていくうちに、コンビニの制度を変えていくことよりも、私たち一人一人の心の中に「エココンビニ」を作っていくことが大切だということを知った。
    また、消費期限切れ商品の再利用は可能であることもわかったが、それには行政を含め、大きな組織としての取り組みや、意識の高い心掛けが必要だということもわかった。
5.今後の取り組み
  • これからは、学校内のゴミ箱にステッカーを貼るなどして、私たち自身の「心のエコ」を進めていくことと同時に、コンビニエンスストアでの分別に対する意識をあげてもらうために「キャンペーン」などを行うなど意識の高揚に努めていきたい。
    また、多くの人々と連携をとるために保護者や地域の皆さんと連携し、分別運動「ペットボトルのキャップ」を再利用するような組織とも連携していきたい。

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高知県立高知南高等学校「KOKKA530」(龍馬も泳いだ鏡川~今一度泳げるように~)

1.目的
  • 私たちの町(高知市)の中心を鏡川が流れています。この川は昔から私たちの生活には無くてはならない重要な役割を荷っており、現在でも高知市の水瓶としての役割を始め、町の浄化作用や、鏡川祭りなどの拠点として、また町の人々の憩いの場所として、様々な形で、私たちは恩恵を受けています。
    かつては坂本龍馬も水練を行ったり、みんなが泳げる川として、その名のとおり鏡のように綺麗な川であったと思われます。しかし、現在では、生活排水や生ごみ、空き缶、ペットボトルなどのゴミなどのため、市内ではとても泳げるような川ではなくなっています。私たちの班は、この鏡川を昔のようにみんなが自慢できる綺麗な川としたいと考え、現状調査および浄化活動を行うことにしました。
2.活動内容
  • (1)  鏡川およびその支流、神田川の水質調査
        神田川を基準に、川上、川下、そして神田川の3ポイントで調査。
        調査内容・・・気温・水温、ポイント地の状況観察、目視による透視度、PH・CODのデータ採取、
                 (可能なかぎりの生態系調査)
    (2) 浄化実験
        上記の結果から、私たちは神田川にスポットを当て、浄化実験を行った。
        浄化方法
       クエン酸鉄を用いての、微生物の活性化による浄化方法。
       (クエン酸鉄による化学反応で出来た酸素により、水中の微生物を活性化させ、ヘドロ等の分解を行う)
3.地域の人々との協働
  • 鏡川・神田川付近の小・中学校への意識調査アンケート
4.成果と課題
  • 鏡川・神田川を日常的に見ているからこその視点や、感じていることを知れた。
    アンケート回答者の9割が「鏡川・神田川をきれいにしたい」と思っているので、今後の活動の成果に期待できる。
    地域活動をこれから活発に行っていくために、自治体や近辺施設との連携をもっと取っていく必要がある。
5.今後の取り組み
  • 「クエン酸鉄」についてさらに実験を重ね、より詳しいデータを取り、自治体・企業などの協力を得て、地域住民へ広めていく。
    実験結果を今回アンケートに協力していただいた小・中学校へ報告。
    神田川・鏡川の清掃活動の呼びかけを行う。(ポスター作りなど)

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高知県立四万十高等学校「四万十川を守り隊」
(つながる想いで環境保全~四万十町の活性化~)

1.目的
  • 私たちの高校がある四万十町は、四万十川のある自然豊かな町だ。そこで、この町をもっと活気と人のつながりがある町、そして自然を守れる町にしたいと思い活動していくことにした。
2.活動内容
  • (1) 清掃掃活動(2回)
    (2) アンケートの実施
    (3) 大正アユ祭りへの参加
    (4) 文化祭での環境浄化微生物を使った「ミラクルやまちゃん」の配布など
3.地域の人々との協働
  • (1) 地域の方たちとの清掃活動
    (2) アンケートへの記入依頼
    (3) 大正のやまびこ作業所の方との「ミラクルやまちゃん」の製作など
4.成果と課題
  • 私たちはECO応援隊の活動の中で様々な人と出会った。地域には婦人会やボランティア委員会などの団体があり、その人たちと横のつながりを持つことが活動を広げる上でとても大切だと分かった。自分たちの思いや気持ちを伝えることで地域の方たちが参加してくれ、『つながる想い』を実感した。
    私たちは考えるよりまず行動の意識が高く、行き当たりばったりの計画が多々あった。清掃場所の下見、日程の事前調査、呼びかけなどが不十分だったことが課題である。
5.今後の取り組み
  • これからも環境問題に関心を持ち、地域の人たちとのつながりを大切にし、想いを共有していきたい。また、「ミラクルやまちゃん」の良さをたくさんの人に知ってもらえるように、10月30日の最終発表で実物を持って行き宣伝したいと思う。

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高知県立大方高等学校「海辺のアート!ECOベンチャーズ!」
(Comebackイルカ!クリエコで意識チェンジ!)

1.目的
  • (1) 環境についての知識を増やし、一人ひとりの意識改革に繋げていく。
    (2) 学校のみんなや家族、先生方や地域の方々の、環境についての興味や関心を喚起する。
    (3) 黒潮町全体でECOに関心をもってもらうための活動を継続させていく。
2.活動内容
  • ECOに関心をもってもらうための全ての活動を「クリーンエコデー」と名づけ、略して「クリエコ」と呼ぶことに
    し、実行することにした。
    (1) 校内で呼びかけをして仲間を増やしながら、地域にもビラを配り、クリエコ活動を広げる。
    (2) 入野の浜の清掃・ゴミの分別・記録・分析、ECOクリスマス(計画中)の活動を通して、環境のことを
        考え、関心を持ってもらう。
    (3) 学校行事として毎年定期的に実施し、毎回地域にも呼びかけてクリエコ活動を学校内外の人々に
        理解してもらい、継続した活動にしていく。そしてごみを拾うだけでなく、調査・分析してごみの実態
        を把握し、ごみを出さないための方策を考え、根本的に減らしていくことに繋げる。
3.地域の人々との協働
  • クリエコを行うにあたってのビラ配りを行った。直接対話しながらビラを配ることにより、クリエコに参加、協力してもらい、自分たちの住んでいる場所をきれいにすることの大切さを感じてもらうとともに、私たちの取り組みを知ってもらいたいと思った。ポスターや貼り紙もよいが、一軒一軒声をかけて回り直接対話すると、その分気持ちが伝わる実感もあり、地域の方から声もかけていただけたので嬉しかった。
    10月初旬に行ったクリエコは、学校の皆や地域の人達と一緒に入野の浜へ行き、ごみの現状を知ってもらい、ごみがなくなることの喜びや素晴らしさを感じてもらえた。クリエコ前と後のアンケートによると、クリエコ実施後には、みんなのごみや清掃活動、環境に関する意識が変化していた。
4.成果と課題
  • クリエコを実施することで環境について関心を持ってもらえたことが、アンケート結果からわかった。また、NPO砂浜美術館の方々や大方高校の全校生徒、保護者や地域の人々、そしてサーファーなど、想像以上に多くの人達がクリエコ活動に参加してくれ、一緒に取り組めた。そして校内にクリエコ仲間ができ、学校行事として今後も続けていくことになった。
    しかしまだスタートしたばかりで、私たちも分別の仕方などに迷うこともあったので、参加者がスムーズに活動できるように、仲間と一緒に分別や分析方法を勉強し、データを基にごみを作らないための方法を考えていきたい。そして保護者や地域の人達の参加者がまだまだ少ないので、クリエコをさらに地域に広めていく方法を工夫することが今後の課題である。
5.今後の取り組み
  • (1) エコメンバーやエコサポーター達と一緒に、継続して活動に取り組む。
    (2) 今回の反省点を活かして、12月に予定しているクリエコ活動に望む。
        ・拾うときに分別を意識し、分別方法を分かりやすく工夫する。
        ・データに表示するときのごみの分別方法について工夫する。
    ※今後も「楽しみながらECO活動!」を行い、まずは12月のECOクリスマスを通して、黒潮町の人達にECOを呼びかける。そして来年以降はクリエコを後輩に繋ぎ、学校全体での取り組みを深めるとともに、今以上に地域へ発信し、クリエコを黒潮町の取り組みにしたい。

  • 取組の詳細はこちら(PDF形式/800KB)